現代の日本が衰退している原因の種類を、ネット上でよく言われている日本衰退の仮説意見を交えて解説します。
「高齢者の過剰な優遇と保護」
本項目を日本衰退の原因だとするネット意見
どちらに重点的に投資すべきか普通分かるだろ。
この国の未来の無さをよく表している。
自然にそぐわないと、いびつな状況になるし、現に日本はいびつな社会に成り果てている。
日本において、高齢者が優遇される内容の政策ばかりが打ち立てられる理由は、
- 日本国民のうち、高齢者の割合の方が若者の割合よりも大きいせいで、割合が大きい方を優先せざるを得ない
- 人口割合が大きい高齢者を優遇する政策を提示すれば、選挙において高齢者達からの投票を得やすくなり、多数の票を獲得して当選・与党の地位の維持をしやすくなる
といったものが挙げられます。
「急激な少子化のせい」
本項目を日本衰退の原因だとするネット意見
スポンサーリンク
その先進国の中でも日本は少子化対策をしなさ過ぎ。
これらの国は人口が滅茶苦茶多い。人口が減り続けている状況だと、何をやっても焼け石に水。
日本が深刻な少子化におちいっていることは周知の事実です。
少子化による悪影響は、
- 国内の生産人口が減少するので国のGDPが減退する
- 国内の消費人口が減少するので内需が縮小して、企業の生産活動がとどこおり、企業が経済成長できなくなる
- 国内の納税人口が減少するので国家予算額が減少し、税金が財源となっているあらゆる公的サービスの質が劣化する
といったものが挙げられます。
「日本国民に、変化しようとする意欲が無いせい」
本項目を日本衰退の原因だとするネット意見
欲がないから、改善のための行動も起こさない。
どの年齢層の人間も「老人のせい!」「若者のせい!」「女のせい!」「男のせい!」と責任のなすりつけ合い。
「日本の技術者を大事にしなかったから」
本項目を日本衰退の原因だとするネット意見
スポンサーリンク
世界中の国に日本の技術者が好待遇でヘッドハントされてるよね。
「タダで提供するのが当たり前」ってみんな思っている。
- アメリカ(シリコンバレーエリア)は134000ドル(約1527万円)
- シドニーは81000ドル(約923万円)
- シンガポールは61000ドルで(約695万円)
- ロンドンは73000ドル(約831万円)
- パリは55000ドル(約626万円)
- 日本は444万円
HIREDが公開している「State of Salaries2017」より
日本企業が技術者を好待遇で囲い込もうとせず、低賃金で使い倒そうとするために、海外の国々へ日本の優秀な技術者が流出してしまっていることが、近年問題視され始めています。
「日本は無能に甘すぎるから」
スポンサーリンク
本項目を日本衰退の原因だとするネット意見
無能には厳しいが、国としては着実に経済成長を続けている。
日本の法律では、海外の先進国よりも解雇規制がずっと強くなっていて、そのせいで日本企業は無能社員を抱えてしまうリスクを危惧して社員の新規採用に及び腰になっています。
解雇規制が強すぎると、社内にいる無能社員をいつまで経っても解雇できずに会社の業績が伸び悩んだり、「自分は十分に若くて働きたいのに、企業が社員を新規採用しようとしない」といった機会損失が出るようになってしまいます。
「あまりにも保守的すぎて時代の変化に取り残された」
本項目を日本衰退の原因だとするネット意見
海外の革新的な技術の登場に対して、まずは嘲笑と懐疑の目を向けるのが日本のネット民の恒例。(賞賛とか危機感とか対抗心みたいなもっと良い反応の仕方があるのに)
現代で最重要なのはITなのに。
攻めではなくて守りの姿勢にあることを示している。
貯め込むんじゃなくて、人や設備や研究に投資し続けないと成長できない。
この時代に適応するためには柔軟性とスピードと行動力が、それぞれ高いレベルで必須。
日本が非常に保守的な性質を持っていた時点で、時代の変化に取り残されて衰退することは運命づけられていた。
政府の政策による対応や企業の戦略がいつもいつも後手後手で、鈍重すぎることは、日頃のニュースに触れていればなんとなく感じ取れるかと思います。
日本人には「内向的で、変化を嫌う」という保守的な気質があるので、そのことが変化の激しい現代で足かせになっているように感じられます。
本ブログ推奨の、書籍や漫画の読み放題サービス
コメント