その国家が衰退していることの証拠となる、国内で起こる特定の現象について調査したので分かったことを報告します。
その国が衰退している証拠である、7つの現象
1「その国の人口が減少へ向かっている」
- 国民人口が減少すると、その国での生産人口と消費人口が減少することになるので国家の経済力が大きく低下する
- 国民人口が減少すると、あらゆる分野でマンパワーが不足するようになるので、多くの分野で文化や技術や質が劣化するようになる
成熟した国家は、ほぼ必ず、少子化という状況へ帰結するようになります。
この事実を裏返して言うと、
少子化という状況が起こっている国は国が成熟している(つまり、ピークを過ぎて衰退しつつある)と見なすことができます。
2「国民に物資がある程度行き届き、すでにいろいろと飽和状態になっている」
- すでに国民が衣食住がある程度満たされていて、新たな需要が生まれない
- 家電やゲーム機やスマートフォンといった、必要度は二の次の道具も国民のほとんどが持っていて、すでに国内産業の伸びしろが失われている
戦後の日本が急伸した理由は、日本の街の多くが焼け野原になり、大量の人命も失われ、
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日本に「巨大な空白」が生じたからです。
現代の日本のように、空白のスペースが埋まりきってしまっていると、需要が生まれようがないせいで供給もなされず、産業が衰退することにつながります。
3「その国の国民が保守的志向におちいるようになる」
- その国の国民の間で、『公務員』の仕事が人気を博するようになる
- その国の国民達が、『変化すること』『革新』を嫌ったり見下すようになる
- その国の国民達が、「自分たちで色々と変えていこう」という態度を取らなくなり、
やる気が消失しているような状態になる
考え方や態度が保守的であるということは現状維持を選択したということであり、リスクを負った挑戦や技術や制度の改革を放棄していることに等しいと言えます。
現状維持をしているだけでは新しい物は得られないため、その国の衰退という結果につながることになります。
4「その国の国民が怠惰へ向かい、勤労や勤勉から逃げるようになる」
たとえば、古代ローマにおいて、労働と兵役によってローマの繁栄の基礎を担っていた「中小農民」が貴族階級や騎士階級に農業用の土地を売らざるを得なくなり、
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そのことで中小農民は無産階級となり、やる気を失った彼らは食べ物に娯楽にと放蕩生活を送るようになり、それが後のローマ衰退の原因になりました。
国の富を生産しているのは政府や政治家ではなく、労働を担っている国民達であるため、国民が堕落してしまうと国の衰退に直結します。
5「自分の国はこんなにすごい!という宣伝やコンテンツが増加する」
国が衰退しているので不安や不満が溜まっている国民の気をまぎらわせるためのTV番組や雑誌記事、(不安や不満を抱えている国民が多いので世間で需要がある)
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独裁国家が国の治安と統制を維持する目的で「我々の国は素晴らしい」というプロパガンダ(主義・思想の宣伝)を繰り返すようになると、
いよいよその国は衰退の段階へ入っている、ということになります。
6「国民に重税が課されるようになる」
- 国民の所得額の大きな割合が税金で徴収されてしまうので、国民が物やサービスを買えなくなり、そのせいで国の経済が上手く回らないようになり、国の経済規模が縮小する
- 大金を稼いで多額の税金を納めてくれる富裕層が重税を嫌って海外移住してしまうせいで、国の経済力や税収額が落ち込む
などが重税による主要な悪影響
そもそも、国民に重税を課さないと国の社会保障を回せなくなる時点で、その国の税金の使い道のどこかに根本的な誤りがあります。
そのような、社会の構造に大きな欠陥を抱えている国は衰退の道を突き進んでいると考えられます。
7「その国の中で、富裕層と貧困層の対立が起こるようになる」
主に「大きな経済格差」によって引き起こされる富裕層と貧困層の対立は、次のような問題を起こすようになります。
- 国民達が一致団結して経済活動を行うことや国の外敵に対抗することが、実現困難になる
- 富裕層と貧困層の対立から国で内乱が頻発するようになると、政府と国民が暴動の鎮圧に手を割かれるせいで、正常な政治活動や経済活動が不可能になる
- 貧困層による革命運動が起こる確率が高まり、もしも革命が成功すると、国の中身が別物に変わってしまう
歴史上で、国家が滅亡する大きな原因の一つに
「国が内部分裂し、数々の内乱で国民が疲弊したところで、他の国に侵略されて国が滅亡する」
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というものがあり、
富裕層と貧困層の対立は上記の滅亡原因につながりうる危険な現象です。
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