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SF作品でありがちな、倫理的に危険なテクノロジー設定集

 

純粋に生活が便利になる歓迎される技術から、倫理的に問題のある技術まで、SF作品で取り扱われる未来技術の種類にはある程度パターンが決まっています。

SF作品でありがちな危険な未来技術を調査したので分かったことを報告します。

 

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危険度低「人間の幸福度が増すだけの安全レベル」

肉体の一部を機械にすげ替えたサイバネティックスの普及

 

事故や先天性障害で失われた手足を本物と見分けが付かないほどの精巧な義肢と入れ替えたり、加齢や病気で機能が衰えた臓器を人工臓器と置き換えることで、健康を維持できる。

 

メリット
いわゆるサイボーグとなることで欠損を補って質の高い人生を送ることができる

 

デメリット
健常者によるサイボーグへの悪感情や差別、サイボーグ技術による平均寿命が延びて人口爆発の引き金になる

 

 

 

人間に従順なアンドロイドが開発され活躍する

 

人間と見分けが付かないほど精巧なアンドロイドが開発され、人間の代わりに社会で働く、というのは人類の夢の一つであり、SF作品では非常にメジャーな設定。




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社会的に需要度が高いのに人気の無い仕事へ従事させ、労働力の供給不足を解消できるなど、アンドロイドの存在が寄与する場面は多い。

 

メリット
人間がやりたがらない仕事へ従事させられる、友達・恋人など人間代わりにアンドロイドを愛用

 

デメリット
人間の雇用がアンドロイド(正確にはアンドロイドを所有する経営者)に奪われる可能性、恋人用のアンドロイドが供給され結婚の必要性が薄れるので少子化が加速

 




危険度中「倫理的な問題が発生するレベル」

高度な仮想現実世界で自由に遊ぶことができる

 

ソフトウェアによって精密に再現された仮想現実世界に意識を没入させ、魔法を使ってモンスターと戦うゲームの世界や、過去の中世ヨーロッパの美しい街並と風景を五感を使ってリアルに体験したり、自宅にいるのに同好の士達がネット上の仮想世界上で現実と変わりなく面と向かっておしゃべりを楽しめる。

 

メリット
現実世界では体験できない多種多様な楽しい体験を擬似的に積むことが可能となる、人間同士の新しいコミュニケーションの場と方法を提供できる

 

デメリット
楽しい仮想現実世界に耽溺することで、現実世界に価値を見出さなくなる危険がある

 

 

 

脳とコンピューターを複合させ大量の情報を取り込める

 

脳にデバイスを埋め込むことにより、記憶量の拡張や、データ化した記憶映像を他者と共有できたり、データのインストールによる瞬間学習や、脳をネットワークに接続したオンライン状態で不明な事柄をインターネットで自在に検索したり、他者とデータ通信することでテレパシーのようなコミュニケーションが可能となる。

 

メリット
人間の課題処理能力がこれまで以上に引き上げられる

 

デメリット
人間とロボットの境界があいまいになり倫理観がおびやかされる、
コンピューターウイルスのような悪意のあるプログラムでオンライン状態の脳・記憶・人格が重大な危険にさらされる、
外部プログラムによって記憶や感覚を加工できるので麻.薬を使ったような状態が簡単に再現でき社会の退廃化を招く危険が高い

 

 

 

超高度コンピューターの演算による正確な未来予測

 

超高度な演算処理能力により、天気予報や犯罪発生予測や、個人の職業適性判定、ある政策を実施した場合の社会への影響の予測など、限りなく正解に近い未来予測をすることが可能となる。

 

メリット
正確な未来予測により、危険を事前に回避したり、より良い結果をもたらす選択肢を選び取ることができるようになる

 

デメリット
事前に未来と進路が分かってしまうことにより人生のわくわく感が失われることや、
例えば株価の未来予測によって株式を買われる会社と買われない会社の二極分化が進み資本主義が根本から破綻する可能性がある、など

 

危険度大「神に背いて生命の根幹を冒涜するレベル」

クローン人間の実用化

 

もしかすると、2019年の現在でも世界のどこかで実現されているかもしれない技術。人間を完全に複製することで、複製元のオリジナルの人間にとっては色々とメリットが生まれる。




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メリット
オリジナルの人間が死んでもクローン人間が生き続けることで解釈次第では生命の存続が可能となる、
病気や老化で使い物にならなくなった臓器のストック用としてクローン人間を活用

 

デメリット
クローン人間の人権問題、人間の総数が増えることによる人口爆発、クローン人間の反乱の危険性

 

 

 

医療技術の進歩による長寿化や延命

 

遺伝子治療や血流を回遊するナノマシンが実用化されれば、これまではどうしようもなかった末期ガンや認知症や各種遺伝病などが治療可能となり、人間の寿命が飛躍的に延びる。

 

メリット
長期にわたって健康を維持でき、寿命が延びるので、一生のうちにやれることが増える

 

デメリット
長寿化にともなう人口爆発、旧い世代がいつまでも生き続けるために文化と制度の新陳代謝がとどこおる、
あまりに生物の原則に反した自然に逆らう行為なので予期しない不都合が人類全体で起こる可能性がある

 

 

 

遺伝子操作技術により目的別の新しい人類が創られる

 

遺伝子操作により胎児の知能や容姿をより良いモノへと変化させたり、筋力や心肺能力が優れ身体能力の高い人間、病気や紫外線やウイルスへの耐性が高い人類が人工的に生み出される。

 

メリット
身体能力・容姿・知能の優れた人間を確実に生み出せるようになり個人の幸福度が増す

 

デメリット
遺伝的多様性の喪失により人類社会で予期しない不都合が生じる危険性が高い、劣った旧人類と優れた新人類との対立と戦争の危険性も高い

 




危険度極大「人間を辞めるレベル」

人格と記憶のデータ化

 

人間の人格・記憶をデータ化してメディア上にバックアップすることにより、仮に肉体が滅んでもネットワーク上の空間で生前と変わらず生きられたり、ロボットの電子頭脳にバックアップ元から人格データをコピーすることで機械のボディで病死とは無縁の生活を送れるなど、擬似的な不老不死を得られる。




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メリット
人類の究極の夢の一つの不老不死を達成できる、肉体を捨て情報体となった人類はより高次元の生命体へシフトする可能性がある

 

デメリット
人格の複製は生命倫理に大きく抵触、不老不死の人間が増え続けることは将来的に地球のキャパシティーをオーバーする、
人格をインストールされたロボットが人間なのかロボットなのか区別が不明になる

 

 

 

全知全能の人工知能によって人類が統治される

 

人間よりもはるかに高度な情報処理能力をもつ人工知能が開発され、政治を始めとした、最適な生活様式や食事といった人類の行く末が全て人工知能に指示される。

 

メリット
個人間の利害衝突や私利私欲をもたない人工知能の決定は人類にとって正確かつ公平で、国家の垣根を超えた恒久的な世界平和がもたらされる可能性が高い

 

デメリット
自らの支配をプログラムに委ねたことで人間の意思決定能力と自立性がすっかりと失われ人類から活力が殺がれ人形の群れのようになる危険が高い、
人工知能の異変で人類の粛清とデストピアが始まる危険がある

 

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