純粋に生活が便利になる歓迎される技術から、倫理的に問題のある技術まで、SF作品で取り扱われる未来技術の種類にはある程度パターンが決まっています。
SF作品でありがちな危険な未来技術を調査したので分かったことを報告します。
危険度低「人間の幸福度が増すだけの安全レベル」
肉体の一部を機械にすげ替えたサイバネティックスの普及
事故や先天性障害で失われた手足を本物と見分けが付かないほどの精巧な義肢と入れ替えたり、加齢や病気で機能が衰えた臓器を人工臓器と置き換えることで、健康を維持できる。
人間に従順なアンドロイドが開発され活躍する
人間と見分けが付かないほど精巧なアンドロイドが開発され、人間の代わりに社会で働く、というのは人類の夢の一つであり、SF作品では非常にメジャーな設定。
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社会的に需要度が高いのに人気の無い仕事へ従事させ、労働力の供給不足を解消できるなど、アンドロイドの存在が寄与する場面は多い。
危険度中「倫理的な問題が発生するレベル」
高度な仮想現実世界で自由に遊ぶことができる
ソフトウェアによって精密に再現された仮想現実世界に意識を没入させ、魔法を使ってモンスターと戦うゲームの世界や、過去の中世ヨーロッパの美しい街並と風景を五感を使ってリアルに体験したり、自宅にいるのに同好の士達がネット上の仮想世界上で現実と変わりなく面と向かっておしゃべりを楽しめる。
脳とコンピューターを複合させ大量の情報を取り込める
脳にデバイスを埋め込むことにより、記憶量の拡張や、データ化した記憶映像を他者と共有できたり、データのインストールによる瞬間学習や、脳をネットワークに接続したオンライン状態で不明な事柄をインターネットで自在に検索したり、他者とデータ通信することでテレパシーのようなコミュニケーションが可能となる。
超高度コンピューターの演算による正確な未来予測
超高度な演算処理能力により、天気予報や犯罪発生予測や、個人の職業適性判定、ある政策を実施した場合の社会への影響の予測など、限りなく正解に近い未来予測をすることが可能となる。
危険度大「神に背いて生命の根幹を冒涜するレベル」
クローン人間の実用化
もしかすると、2019年の現在でも世界のどこかで実現されているかもしれない技術。人間を完全に複製することで、複製元のオリジナルの人間にとっては色々とメリットが生まれる。
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医療技術の進歩による長寿化や延命
遺伝子治療や血流を回遊するナノマシンが実用化されれば、これまではどうしようもなかった末期ガンや認知症や各種遺伝病などが治療可能となり、人間の寿命が飛躍的に延びる。
遺伝子操作技術により目的別の新しい人類が創られる
遺伝子操作により胎児の知能や容姿をより良いモノへと変化させたり、筋力や心肺能力が優れ身体能力の高い人間、病気や紫外線やウイルスへの耐性が高い人類が人工的に生み出される。
危険度極大「人間を辞めるレベル」
人格と記憶のデータ化
人間の人格・記憶をデータ化してメディア上にバックアップすることにより、仮に肉体が滅んでもネットワーク上の空間で生前と変わらず生きられたり、ロボットの電子頭脳にバックアップ元から人格データをコピーすることで機械のボディで病死とは無縁の生活を送れるなど、擬似的な不老不死を得られる。
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全知全能の人工知能によって人類が統治される
人間よりもはるかに高度な情報処理能力をもつ人工知能が開発され、政治を始めとした、最適な生活様式や食事といった人類の行く末が全て人工知能に指示される。
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