日本のトンボの中でも格段に大きなオニヤンマは、あの凶悪極まりないスズメバチでさえ補食します。
オニヤンマの能力や特徴や魅力について調査したので、分かったことを報告します。
オニヤンマの脅威の飛行能力&戦闘能力
生物界最高の飛行能力
トンボの飛行能力は、鳥類を含めた生物界で、随一と言われる。
4枚の羽のうち、前羽と後羽を別々に動かすことで、空中のある位置で静止(ホバリング)・急加速・急停止や急旋回や宙返りなどの、現代科学によって生み出されたヘリコプターや戦闘機では及びもつかない飛行を可能とする。
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オニヤンマの飛行速度は時速70kmと、非常に速い。
巨大さ
オニヤンマの大きさは、頭部から腹の先端までが9-11cmほどにもなる。日本最大のトンボである。
この巨体で押さえ込まれたら、たいていの昆虫は押し負けてしまう。
強靱な大アゴ
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大アゴの力は強く、人間が皮膚を噛まれると出血するほど。
オニヤンマに捕らえられた昆虫は、致命的な威力の大アゴによって身体を砕かれ、食べられてしまう。
参考:「オニヤンマ」とは
頭から腹部の先端までが10cm前後にも達する、日本最大のトンボ。
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オニヤンマの大きな複眼からも分かるように動体視力に優れ、高速で空中機動をして獲物を捕らえる。
ガ・アブ・ハエ・ハチなどを食べる肉食性。
ネット上のオニヤンマ評価「大きさとスピードに憧れる」
瞬時にターゲットの背後を取る。
捕まってしまったターゲットは、オニヤンマの巨大さとアゴの力によって、押さえ込まれて食われ続けるのみ。
空中で完全静止するホバリング、そこからいきなり最高速度で等速直線運動。
現代科学では、とうてい再現できないのがトンボの空中機動。
ヤゴの状態ですら、水中でかなり強い。
しかも、脱皮を繰り返して巨大化するにつれて、他のヤゴ・小魚・オタマジャクシなんかを捕食。幼虫のヤゴの時点で、すでにアブラゼミの成虫くらいの大きさがある。
こいつやべーよ。
オニヤンマの実物は大きさも形態も、ヘリとか何かの飛行装置みたい。
「オオスズメバチ」「オオカマキリ」「シオヤアブ」
鳥類とか、コウモリとか。
同じ昆虫には天敵がいない。
なんかもう、他の昆虫とは戦っている次元・生きている世界が違う。
死ぬと、複眼が暗褐色に黒ずんでしまう。
ウルトラマンとか、仮面ライダーみたいな虫。
空中戦で勝利できる昆虫なんてめったにいない。
そのトンボの中でも、日本では最大のサイズと圧倒的飛行速度をもつという狂気の性能。
シオヤアブなんかに不意打ち暗殺を食らわない限りは、日本の空はオニヤンマの独壇場。
「オニ」&「ヤンマ」というトンボの中でも別格の存在
接頭辞として「オニ」「オオ」などが付き、基準となる対象種よりも大きい・小さいを示す。
大きい順から「オニ>オオ>(対象種)>コ>ヒメ」。
オニよりもさらに大きいものは「ダイオウ>オオサマ>トノサマ>オニ>」。
「ヤンマ」は大型トンボの総称。
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ルリボシヤンマや、オオギンヤンマなどが「ヤンマ」に含まれる。
オニヤンマは、もともと大きいヤンマを基準にして、そこから二段階大きい(オオの上がオニ)という昆虫。
ヤンマでさえも他の昆虫を補食しまくるほど大きくて強いのに、そこから2段階上のサイズなのだから、圧倒的に大きくて強いトンボ、ということ。
おまけ:時速100kmで飛ぶ!超速機動のギンヤンマ
ネット上でオニヤンマが語られる時にギンヤンマの名前が出ることが多く、ギンヤンマも人気の高いトンボの一種。青と緑のカラーリングが美しい。
通常の飛行速度は時速12.5kmとされ、最高速度は時速70kmから100kmと言われている。この速度は、昆虫界で最速レベルの飛行速度とされる。
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