漫画の中の強いキャラクターや、ゲームの上級プレイヤーが、自分よりもずっと格下の雑魚(ざこ)ばかりを狙って倒し続ける「雑魚狩り」という行為について調査したので分かったことを報告します。
「雑魚狩り」の実例
一定以上の実力がある者が、自身と対等の実力者とは戦わず、自身よりもずっと格下の雑魚敵を狩って倒す行為を雑魚狩りと呼ぶ。
漫画やアニメなどの創作物における、雑魚狩りの例
「強者の地位にあるはずのキャラが、雑魚ばかりを倒している」
- 明らかに数段格下の雑魚キャラ達を相手にして、無双している
- 自分と同格程度の強者とは、いろいろな理由があって戦おうとしない
「雑魚狩り」という語句の本来の意味が、本項目の「強者の地位にあるはずのキャラが、雑魚ばかりを倒している」というものです。
ゲームにおける、雑魚狩りの例
「RPGにおける、レベルUPや趣味のための雑魚狩り」
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- 次のボスに勝つためのレベル上げ
- ただの暇つぶしや、ただの趣味として、延々と雑魚敵を狩っている
「オンラインゲームで、初心者や格下プレイヤーを積極的に狩っている」
- PCでプレイするネットゲームにおいて、新参の初心者プレイヤー達を狩ることで、経験値・スコア・勝利のボーナスアイテムを稼いでいる
- オンライン型FPSで、まだ操作が下手な初心者プレイヤー達を積極的に標的にしてキル数を稼いでいる
- ソーシャルゲームにおいて、自身よりも戦力が低いプレイヤー達を標的にして勝利し、スコアや勝利のボーナスアイテムを稼いでいる
「ゲームセンターで、格闘ゲームで初心者プレイヤー達を狩っている」
お金を投入して遊ぶゲームセンターのアーケードゲームで、
熟練の格闘ゲームプレイヤーが、軽い気持ちで遊んでみた初心者達を対戦プレイで一方的に倒し続ける雑魚狩りが横行しているようです。
ネット上における、雑魚狩りの例
「ネット掲示板などで、古参が新参に対して偉そうに振る舞う」
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ネット掲示板を始めとしたオンラインコミュニティーにおいて、そのコミュニティーの慣習を良く心得ている古参ユーザーが、
右も左も分からない新参ユーザー達に狙いを付けて、知識量の差でマウントを取ったり新参ユーザーの不慣れな行為を中傷する、といった行為を通して雑魚狩りをすることはよくあります。
「ネット掲示板などで、自虐風自慢を格下の人達相手に行う」
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「一般的には羨ましがられる年収や学歴や社会的地位である人」が、格下の人達相手に、
自身の状況を「自分は底辺」「自分は低収入」などと嘆くような素振りを見せて実は遠回しに自慢をしているという雑魚狩りです。
創作物内で、強キャラによる雑魚狩り描写がなされる理由
- 強キャラが雑魚達を圧倒している描写によって、強キャラの強さ・凄さを消費者に印象づけるという狙い
- 強キャラが雑魚達を襲っている描写によって、強キャラの危険性や性格の異常性を表現するため
強キャラの強さの引き立て役として雑魚敵は適任であるので、ストーリー内で折に触れて「強キャラによる雑魚狩りシーン」が描写されることになります。
それに対して、
『強キャラと同程度の強さがあるキャラクター』や、『強キャラをしのぐほどに強いキャラクター』と強キャラを戦わせてしまうと、
戦闘で強さが拮抗したり(敵を圧倒できないせいで「こいつって、そんなに強くないんじゃないの?」と消費者達に思われてしまう)、敗北します。
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強キャラの「その世界での有名な実力者」という設定が破綻し、ひいては作者が予定しているストーリー展開にも部分的な破綻や矛盾点が出てしまうので、
「強キャラで、強い相手と戦うことが好きな性格なのに、どうして最強の○○とは戦わないの?」
というツッコミどころがあったとしても、強キャラが自分よりも強い相手と戦う描写はなかなか為されないことになります。
「雑魚狩り」という行為の問題点
雑魚狩りの問題点
- 狩られる初心者側や低級プレイヤー側にとっては、雑魚狩りは明らかに迷惑な行為
- ゲームやサービスの提供側は、そのゲームやコミュニティーへ新規参入者を迎え入れることで売上額を伸ばしたりコミュニティーを発展させたいので、
雑魚狩りを繰り返して新規参入者達の心を折り続ける輩は邪魔者でしかない - そのゲームやコミュニティーの界隈で雑魚狩りが横行するようになると、新規参入者の数や定着する人の数が大きく減少するせいで、
その分野が衰退する大きな原因となる
(格闘ゲーム分野が現代で衰退してしまった大きな原因の1つが、熟練プレイヤー達による雑魚狩り行為) - 創作物内で強キャラが雑魚狩り行為をしていると、消費者からのそのキャラクターへの評価や信頼度を大きく損なう結果になってしまう
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