人間の頭脳は「右脳(うのう)」と「左脳(さのう)」が組み合わさって出来ており、脳の右側の部分の右脳はイメージや感覚や大量の情報を超高速で処理する役割を担っています。
アイデアの発案や芸術活動に不可欠であり、天才的な能力を発揮しうる「右脳」の特徴について調査したので分かったことを報告します。
右脳の役割は「イメージ・ひらめき・感覚」
- 外部から受けた情報を「イメージ」に変換して、記憶する
- 直感
- アイデアのひらめき
- 全体像を見通す大局観
- 左脳よりも、はるかに大量の情報を高速処理する
視覚や聴覚から入ってくる情報量は膨大であり、それをどんどん「イメージ」に変換して記憶していく右脳は、左脳よりも、はるかに高速処理をしています。
作曲・イラストを描く・小説を執筆する…といった芸術活動は「まず全体像を構築してから、その次に細部を作り込んでいく」という作業が必須であり、「大局観をもたらす」という右脳の役割が不可欠となります。また、芸術活動には「感性」も必ず求められ、この感性も右脳が司っています。
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そのため、芸術活動を上手にこなすには、「右脳が、左脳よりも優位に働いている人」が有利です。
手の組み方&腕の組み方で自分の「利き脳」が判明する
右脳と左脳の、どちらがインプットとアウトプットを担当するかが、その人によって個性があります。
右脳が利き脳の人は感性に優れ、左脳が利き脳の人は論理性に優れます。
左脳の役割は「論理的思考と数理的推理」
- 論理的な思考
- 読む・書く・話すなどの言語
- 計算のような数理的処理
「情報の処理スピード」の点では、左脳は右脳よりもはるかに劣ります。
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しかし、右脳が高速記憶して保存した大量の情報を一つ一つ取り出しながら、低スピードでじっくりと、論理的に組み立てるのが左脳の役目です。
私たちが考え事をしている時や、心の中で何かを思う時などは、左脳が優位に働いている時です。
右脳の活動は、左脳とは違って非言語的で、論理的な意識の外のバックグラウンド処理と考えると分かりやすいです。
右脳の機能が発揮される時に輝かしいアイデアは生まれる
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何かのアイデアが欲しい時、腕を組みながら延々と考え続けてもいっこうにアイデアが浮かばないのに、
トイレに入って用を足している時、お風呂の湯船にゆったりと浸かっている時、夜に布団に入って一息ついた時に、いきなり良いアイデアが浮かびます。
なぜこのような事が起こるかというと、リラックスした時間に右脳が活発に働き、その結果アイデアが生み出されるからです。
- 脳波が「シータ波」のパターンに変わっている時、右脳がフル稼働する
- 右脳がフル稼働すると、右脳は自動で記憶情報を何パターンも組み合わせる
- 記憶情報の組み合わせによって「欲しかったアイデア」が脳内に生まれる
- 脳波が「シータ波」のパターンを最も描くのは「瞑想をしている時」、その次にウトウトしている時や入浴中、
朝に目が覚めた時、景色を見る時(散歩中が最適)、トイレで用を足している時
瞑想のやり方を学んで、床に座って瞑想をして右脳をフル稼働させるのも良いですし、入浴や散歩で脳波をシータ波状態へ変えてアイデアの誕生を招くのもおすすめです。
アイデア発想法の古典的名著にして、「これ以上に優れた方法はありえない」と言えるまでメソッドが完成されている「アイデアのつくり方」の中で解説されているアイデア発想法で、
- データ集め↓
- データ同士をあれこれ組み合わせてみる↓
- 音楽を聴く・映画を観るなど、いったんその物事から離れる↓
- ユーレカ(発見した!)の瞬間↓
- アイデアが実用的かのチェック評価
この5段階のアイデア発想法の中で、第3段階の「音楽を聴く・映画を観るなど、いったんその物事から離れる」が、明らかに、リラックス状態となって右脳を活性化させてアイデアを生み出させることになっています。
意識的に右脳を活性化させる方法
上記で解説したように、「脳波がシータ波のパターンを描く時」に右脳が最大限に活性化するので、
- 散歩に出て、景色をながめる
- 入浴をする
- 良い香りがするアロマを炊く
- 朝に早起きをして、気持ちの良い朝日を浴びる
- 好きな音楽を聴く
- 素晴らしい創作物に触れて感動し、あれこれ想像をめぐらせる
このような行為で、心と体をリラックスさせて、想像力を働かせると、右脳が活性化して、良いアイデアが生まれてきたり、創作活動に適した脳の状態になります。
「右脳」と「天才」の関係
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右脳は、大量の情報を高速処理したり、絵を描く・物語を書く・作曲をする・造形物を造るなどのような創造行為に非常に重要な役割を果たしたり、物事と物事の関連性を見いだしてこれまでに無いアイデアを発案したり新しい法則を発見する、といった機能があります。
これは、右脳の機能が、「天才」と呼ばれる人達がもつ能力と深く関係しているのは明らかです。
過去、歴史上で偉大な発見を成し遂げたり、素晴らしい芸術作品を世界に遺した天才達は、常人達よりも、より右脳の機能が優れていた(もしくは右脳の機能をさらに引き出していた)、と推測できます。
日常の習慣によって右脳を活性化させていけば、素晴らしいアイデアの発想や、短時間で大量の記憶をすることで、天才達に近づいてゆくことができます。
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