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現代ではギャルゲー分野がすたれて、大きく衰退した4つの原因

 

ストーリー展開の中で女性キャラクターと恋愛をする、という趣旨のノベルゲームである「ギャルゲー(ギャルゲームの略称)」が、現代ですたれて、衰退してしまっている原因について調査したので分かったことを報告します。

 

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1「ゲームの構造が紙芝居ゲームのまま、全然進化していない」

 

ギャルゲーの構造で、昔から進化していないところ

  • 背景絵やキャラクターの立ち絵が固定されたまま、ボタンを押して文章を読み進める、というゲーム構造が昔からずっと変わっていない
  • ヒロインは5~7人程度で、昔から人数に変化が無い
  • ヒロインの特徴・性格型も「幼馴染み」「ツンデレ」「妹系」といったテンプレートばかり
  • ゲームシナリオに哲学要素・衒学要素を加えて難解にすると、一部のマニア達からは好評を博するが、それをすると売上額は大きく落ち込むせいで、結局は単純明快でテンプレート的なシナリオ・題材にせざるを得ない

 

 

ギャルゲーのゲーム構造が進化しないということは、すでに構造が完成されていて、これ以上手を加えて変化させる必要・余地がないことを意味しています。

しかし、そのギャルゲーのゲーム構造は、豪華アニメーション&豪華声優が当たり前になっている現代のアニメや、オンライン更新によって新シナリオが次々と追加されるソーシャルゲームなどと比較すると、「前時代的」「手抜き」という印象がどうしても強くなります。

 

 

 

参考「PC版ギャルゲーの衰退状況」

その年に発売されたPC版ギャルゲーのタイトル数の推移グラフ




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ソフ倫ニュースなどの情報をもとにグラフを作成

 

 

PC版ギャルゲーの市場規模の推移グラフ

 

上の図で言う「PC版ギャルゲー」とは、一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構(通称「ソフ倫」)の審査を通過した、Hな要素を含むギャルゲーム(いわゆる「エロゲー」)指します。

コンシューマーゲームのギャルゲーは、そのほとんどが、オリジナルのPC版ギャルゲーからHな要素を削除してシナリオ内容を健全なものに置き換えたという移植版です。

なので、PC版ギャルゲーの発売数の推移がギャルゲーの発売数の推移と連動していると見て間違いありません。

 

 




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別の視点からのPC版ギャルゲーの市場規模グラフ

 

 




2「他のコンテンツでもギャルゲー要素が登場し、差別化が難しい」

 

現代では他の種類のコンテンツにもギャルゲー要素がある

  • たとえば、アトラスから発売されている家庭用ゲーム・ペルソナシリーズの近年の作品では、女性キャラクター達と仲良くなって恋愛関係まで持って行ける「コミュ」というゲームシステムが取り入れられ、RPG部分がメインなのに、ギャルゲー要素も付加されている
  • 漫画や深夜アニメやラノベなど、ギャルゲーを好む層と親和性が高いコンテンツ分野でも、現代は萌えキャラや、萌えキャラ達との恋愛シーンが登場するのが当たり前

 

 

ギャルゲーの大きな売りである「可愛い女の子キャラクターとの恋愛」は深夜アニメやRPGでも代替可能です。

それどころか、深夜アニメのようなコンテンツでは可愛いキャラクターが動画によってぬるぬる動いたり、キャラクターのボイスに豪華声優を起用しているので、ギャルゲーを上回っている側面が多々あります。

 

3「消費者のゲームプレイスタイルが、昔と今では違い過ぎる」

 

現代における、消費者達のゲームプレイのスタイル




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  • ソーシャルゲームなどに代表される、「基本無料」が消費者達にとっては当たり前
  • 手元にあるスマートフォンで気軽にやりたい。
    Nintendo SwitchやPS4みたいな超メジャーなゲームハードでも、わざわざそれを用意してゲームを遊ぶのはけっこう厳しい。
  • 基本無料で遊んでいて、ゲーム内容が気に入り、課金による優遇措置を受けたくなったら、ゲーム内で課金してもいい

 

 

ゲームの消費スタイルの主流が、「手元にあるスマートフォンで気軽に無料ダウンロード&インストール&基本無料で遊べる」というものへと移り変わりました。

そのため、最初に5000円~8000円程度を出して購入するタイプのギャルゲーは、消費者達のゲームプレイスタイルにそぐわないものになってしまいました。

 




4「ギャルゲー業界の、深刻な人材不足」

 

ギャルゲーの実力派ライター達が外部へ流出してしまっている

  • ギャルゲー業界で一世を風靡した実力派ライターである「奈須きのこ」「虚淵玄」「田中ロミオ」「星空めてお」「麻枝准」といった人達が、すでにギャルゲー業界を抜けて、ソーシャルゲームの開発や、アニメのシナリオ脚本を仕事にしている
  • その他のギャルゲーライター達も、ライトノベル作家や、ソーシャルゲームのシナリオライターへ転身して、ギャルゲー業界から脱出してしまっている
    • 某ギャルゲーライターがラジオ番組で「ゲームだといっぱい書いて開発期間いっぱいかけて売り上げこれだけなのに、ラノベだとゲームの数分の一の量書くだけでも儲かる」と暴露
  • ライター以外にも、ギャルゲーの絵を描くイラストレーターもソーシャルゲームへ流出してしまっている

 

 

ギャルゲーの世界で多大な実績を残した有名ライターは、より世間への影響力が大きくてより儲かりやすいアニメ脚本家などへ転身してしまっています。

ギャルゲー業界から、「アニメ」「ソーシャルゲーム」「ライトノベル」というそれぞれの分野へシナリオライターがどんどん吸収されている状況なので、ギャルゲー業界は実力がある人材がスカスカ状態になってしまっています。

 

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コメント

  1. ななし より:

    テレビを見ればプリコネやアイマス(どのシリーズかは知らない)やウマ娘などのギャルゲーのCMが大量に流れ、課金収入ランキングを見ればウマ娘で年1000億円、それ以外の有名タイトルでも年数百億円もあるのに。
    どこが衰退してるの?

    • 助兵衛 より:

      ここで言ってるのはノベルゲーム(ギャルゲー)のこと
      ウマ娘他、上げているような、もしもしゲームは他ジャンルの要素が強いからここで言ってるギャルゲーではないぞ

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