漫画作品を実写映画化・実写ドラマ化して、それが成功する数少ないパターンを解説します。
漫画作品の実写映画化・実写ドラマ化が成功する、主な2パターン
1「原作漫画に『超常的要素』がゼロ、あるいは、非常に少ない」
- 推理・サスペンス
- サイコホラー
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- 人間ドラマ
- 上記のリストに代表される、「現実世界を舞台にした、超常現象が介在しないストーリージャンル」は、実写化・ドラマ化の成功確率がかなり高い
- 超常現象(魔法・モンスターなど)を実写作品に組み込むと違和感が非常に大きくなるが、最初から超常現象がゼロに近い作品ならば違和感が生じにくいため
- 上記のリストに代表される、「現実世界を舞台にした、超常現象が介在しないストーリージャンル」は、実写化・ドラマ化の成功確率がかなり高い
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本項目の具体例:漫画「DEATH NOTE」の実写映画化
元は死神の持ち物である「デスノート(相手の顔を見たことがあり、なおかつ、相手の本名をページに筆記用具で書き記すと、相手の死因・死亡日時などを指定して殺すことができるノート)」を偶然手に入れた天才高校生が、
デスノートを利用して世界中の犯罪者を殺害し続け、「犯罪の無い、新世界」を創ろうとするストーリーの大人気漫画。
本作は登場人物のほとんどが現実的な容姿の人間であり(奇抜な髪型・服装をしたキャラがいない)、
デスノートを使って相手を殺すシーンも魔法的現象は介在しないため(ノートに名前を書き込んだ後、心臓麻痺や事故死などの死因で死ぬため)、実写化しても違和感が小さく、商業的に大成功を収めた。
デスノートの現所有者に憑く「死神」は人間離れした外見をしているものの、
死神はCGで上手く表現され、実写版では死神が出てくるシーンも限られているため、原作ファンもあまり違和感を覚えずに視聴することができる。
2「社会派の作品」であり、内容が現実的かつ視聴者達の注目度が高い
- 現代日本における「社会問題」「以前の時代との、世相の変化の描写」をメインテーマにしている漫画作品は、実写化が成功しやすい傾向がある
- 「社会問題」「以前の時代との、世相の変化の描写」をテーマに扱うことは一般的なドラマ・実写映画でもよくあることなので、漫画作品をドラマ化・実写映画化してもあまり違和感を覚えずに視聴できる場合が多いから
- このタイプの漫画は、そのほとんどが本記事の1「原作漫画に『超常的要素』がゼロ、あるいは、非常に少ない」の項目をクリアしているため、実写化と相性が良い分野
本項目の具体例:漫画「明日、私は誰かのカノジョ」の実写ドラマ化
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「レンタル彼女」「パパ活」「マッチングアプリ」「SNSでのトラブル」といった、
ネットに常時接続されたスマートフォンが大普及した現代社会における、倫理的にグレーゾーンなビジネス・行為・今現在の社会問題をメインテーマにしている人気漫画。
本作の主人公は、レンタル彼女サービスを提供する会社に在籍している女子大学生であり、
美女でありプロ意識も高いので顧客のリピート率も非常に高いが、顔に目立つ傷跡があり、それをメイクで隠しながら仕事を続けている。
主人公を中心にして、主人公の友人でありパパ活を続けている女子大生や、主人公の同僚でありレンタル彼女でお金を稼ぎながら美容整形の沼にハマっている女性などのエピソードが描かれる。
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