漫画やゲームなどの実写化・実写映画化が、ほぼ確実に失敗する理由を解説します。
漫画やゲームなどの実写化がほぼ確実に失敗する、3つの理由
1「漫画ならではの容姿・超常現象」を実写化すると、どうしても変になりがち
原作におけるキャラクター達の奇抜な容姿を、上手く再現できない
- 髪型
- 髪の色(赤やピンクや青やオレンジなどのハデな色が、特に再現が難しい)
- 服装
- これらは漫画のような創作物の中でなら違和感が無くても、
無理に再現しようとすると、ただの不格好なコスプレにしか見えなくなる場合が多々
- これらは漫画のような創作物の中でなら違和感が無くても、
原作における超常的現象を無理に実写化しても、違和感が大きすぎる
- 原作における超常的現象(一例として、魔法)をCGなどで映像表現しても、
ハリウッド映画のような巨額の制作費が投じられる場合を除き、ほとんどの場合で「変」「安っぽい」「子供だまし」といった感想しか得られない- 上記の事柄を裏返して言えば、『現実世界が舞台の恋愛漫画や推理サスペンス漫画のような、超常現象がほぼ関わってこないタイプの原作』は、比較的実写化が成功しやすい
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2「悪質な設定改変」がなされることが多く、原作ファンの反感を買う
- 原作における「ストーリー」「各種の設定」の大幅な改変
- 「原作〇巻分のストーリーを、2時間映画に圧縮する」という無理がある行為のせいで、ダイジェスト版のような極度の薄味になったり、設定の改変・省略がなされやすい
- 原作のキャラクターの性別と、反対の性別の役者が演じている
- 原作には存在しない、オリジナルキャラクターが実写版で追加される
- 原作にいる重要人物が、実写版では存在しないことにされている
- 原作は硬派なストーリーなのに、実写版で恋愛要素をねじ込んでくる
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3「実写作品の制作の、そのスポンサー」に配慮しすぎたことが、駄作化をまねく
- たとえば、「大手芸能事務所」が実写作品のスポンサー(資金を出してくれる人)になっていることが多く、それが実写作品がダメになる大きな要因になっている
- スポンサーの大手芸能事務所が現在売り出し中のタレント(顔が良かったり話題性だけはあっても、演技力はダメダメな大根役者であることが多々)を映画のキャストにねじ込むことで、映画の配役が根本的に駄目になってしまう
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漫画の実写化企画は、
スポンサー側:すでにある程度売れている原作を実写化するため、ある程度以上の利益は保証されており、出資しやすい
出版社側(漫画作者と出版契約を締結中):実写作品が公開されれば作品の話題性が上がり、原作の増刷(出版社の収入UP)は保証されたようなもの
原作者側(出版社と出版契約を締結中):作品の話題性が上がれば高確率で増刷がかかり、印税が増える
このような各方面の互恵関係によって成立し、
とりあえず実写作品を公開することが第一であって実写作品のクオリティーは二の次、という内情になりやすくなります。
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