「パソコンを自作すること」という行為での、各種PCパーツの重要度の違いや、パソコンの自作の楽しさについて調査したので分かったことを報告します。
PCパーツで重要度の高いものと低いもの
重要度が高い部類のPCパーツ
CPU
CPUはCentral Processing Unitの略で、「中央処理装置」と翻訳されているPCパーツです。
PCの動作速度を左右する最大の要素であり、数世代前のCPUを最新世代のCPUに交換すると、PCが生まれ変わったようにきびきび動作するようになります。
SSD
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SSDはSolid State Driveの略で、半導体素子を使ったストレージであり、旧来のハードディスクと比較して読み込み速度・書き込み速度が大幅に向上しています。(ただし、価格はハードディスクよりも割高です)
SSDからOS(Windows7やWindows10などのソフトのこと)を読み込むように設定することで、OSの立ち上がりやOSの動作全般が高速化されます。
メモリー
メモリーというPCパーツの効果は、「作業をするための机の広さ」だとよく表現されます。机が広ければ広いほど作業がしやすくなります。
メモリーの容量が大きければPCの動作がスムーズのまま保たれます。
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近年のウェブブラウザはかなりメモリを食う仕様になっているため、ネットを長時間閲覧するようでしたらメモリーは16GB以上であるのが良いと思われます。
PCを使って絵を描いたりCADをする場合は作業で非常にメモリーを使用するので、32GBあっても良いです。
各種PCパーツの購入は、マザーボードからアルミ電解コンデンサのような部品まで幅広くそろっているRSコンポーネンツがおすすめです。
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普通の重要度のPCパーツ
電源
安価で安物の電源を購入して使用すると、電源が壊れやすかったり各種PCパーツの動作に不具合をきたす可能性が高くなります。
近年の電源パーツでは80PLUSという「電気交換効率が80%以上であることを保証する規格」が登場し、80PLUSの規格の電源(それなりに高価格)は電気を高効率で変換してPC動作に使用できます。
マザーボード
「CPUやメモリーなどを組み込み、各種PCパーツのケーブルを接続させるための基盤」がマザーボードです。
それほど高価なマザーボードを買わなくても、PCの動作への影響度は変わらないと言われています。
新製品のCPUやメモリーの規格が新規格へ変更されると、マザーボードも新規格に合わせた新製品に交換しなければならないので、そのことを考慮すると高いマザーボードはあまり買わない方が良いです。
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ハードディスク
撮影した動画ファイルや、作成した文書ファイルを保存するためのストレージがハードディスクです。
SSDよりも読み込み速度・書き込み速度は劣ります。
通常用途であれば、2TB~4TBの容量のハードディスクを使えば、十分すぎるほどです。
PCケース
自分の好みに合ったデザインのPCケースを、よく吟味して購入しましょう。
PCケースは自作PCの外装であり最も目に付く部分なので、デザインは重要です。
重要度の低いPCパーツ
- DVDドライブやBlu-rayドライブ
- DVD-RやBD-Rなどのメディアにひんぱんに書き込みをしたり、PCで映像用のDVDやBlu-rayをひんぱんに再生するなら、品質にこだわるべき
- グラフィックボード
- PCゲームを快適に遊びたい場合に必要
- CPUクーラー
- 通常用途であれば、CPUに付属しているCPUクーラー(製品の種類によっては付属していない)で十分。PCを酷使してCPUが過熱しやすい環境ならば、冷却能力が優れたCPUクーラーを別途購入することを推奨。
「PCの自作」なんかをして、何が楽しいのか?の解説
「PCの自作」という行為自体が楽しい
嘘いつわりなく、PCの自作をする動機の大部分は「PCの自作自体が楽しいから」というものです。
PCの自作において最も楽しいのは、ネット店舗や実店舗でPCのパーツを見比べて、どんな構成にしようかとあれこれ想像している時であり、
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次に楽しいのは、購入したPCパーツを手と工具を使って組み立てている時、
だと言われています。
PCのパーツを流用できたり新規パーツのみを導入できたりと融通が利く
PCを新しく自作する際、CPUやハードディスクといったもともと使っていたPCパーツを一部流用することで、自作費用を格段に安くすることができます。
また、「CPUだけ新型のものに交換して、処理速度を大きく向上させたい」といった目的で特定のパーツだけ交換することで、手軽にPCの性能を上げたり、故障した部品を交換することができます。
(しかし、CPUやメモリーなどといった種類のパーツは3~5年程度で規格が根本的に変更されてしまうので、新規格のPCパーツを導入するために、マザーボードのような他のPCパーツも買い換えの必要が出てきます)
「CPUのオーバークロック」という禁断の趣味へ挑戦
PC自作を好んで行う人達の中には、「CPUのオーバークロック(BIOS側でCPUの動作条件のクロック周波数を操作し、定格以上の周波数でCPUを稼働させること)」をあえて行う人が少なくありません。
CPUのオーバークロックを行うと、定格時よりもPCの動作が高速になりますが、CPUに過負荷がかかるようになるため、やりすぎるとCPUが壊れて使い物にならなくなります。
CPUの性能が十分に上がった現代ではあえてCPUのオーバークロックを行う必要性はほぼ無いはずですが、それでも趣味的・実験的にオーバークロックを行って、CPUを次々と使い潰していく物好きな人はそれなりの数がいます。
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PCの自作の難易度と、注意点
- PCの組み立て自体は、プラモデル製作とほぼ同じ要領であり、ドライバーを使った手作業で全てできる
- 「各種ケーブルのコネクターを、マザーボードのどの接続部分と接続すれば良いのか」という点が少し難しい
- 「分からないところをネットで調べつつ、自力で問題を解決できる」という程度の能力がPCの自作には必要
- PCの組み立て後に、自力でのOSのインストールや、インターネットの接続設定や、マザーボードを適切に動作させるための最新ドライバをインターネット経由でダウンロード&インストールの作業が必要
- たとえば、CPUの型がマザーボードの型に対応していないと取り付け不可能となり部品の買い直しが必要になってしまう
- このことを避けるために、購入前に入念にネット上でパーツの相性の調査したり、店員に確認を取っておくことが重要
- 友人知人のPC自作を請け負うことは、いろいろなトラブルを抱える可能性が高いので止めておくべき
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