真面目で大人しい人達が、真面目に頑張っているつもりなのに、社会でほとんど報われない理由について調査したので分かったことを報告します。
真面目で大人しい人が社会で報われない、4つの理由
1「その人の能力や性格が、もともと高く評価されるようなものではない可能性が高いから」(これが最大の理由)
- 群を抜くような優れた能力・才覚が無い
- 社交性がとぼしい
- 暗い雰囲気
- 勇気や度胸に欠ける性格
- リスク選好のだいたんな挑戦行為ができない
- やたらとかたくなな考え方・態度であり、臨機応変に変化していくことができない
以上のような特徴をもつ人は、自身を「真面目で大人しい」と肯定的に評価しがちです。
しかし、実際には、社会で大勢から高く評価されるような人物にはほど遠いと言わざるを得ません。
2「高く評価されるポイント」を、かんちがいしているから
真面目で大人しい人達が周りに高く評価されると思っているポイント
- 真面目であり、規則・ルールに従順であること
- 周囲と協調せず、一人で黙々と作業をすること
実際の、周りに高く評価されるポイント
- 「意見」「自分が立てた手柄(てがら)」「権利」を声高に主張すること
- 要領良く行動して、そのことによって成果を上げること
- 協調性が高く、周囲の人達と上手く協力しながら行動できること
- 「話が面白い」「温かい人柄」などを理由にして、周囲の人達を楽しませること
- 見た目の顔・髪型・服装などが良好であること
真面目で大人しい人達は、高く評価されるポイントを根本的にかんちがいしている場合が多々あります。
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3「愚直な行動しか取れず、応用力や対応力が低い場合が多いから」
- 「他者を上手に利用する」「有力者とのコネクションを活用する」「既存のモノを、表面上の形を変えて再利用する」といった、要領良く成果を上げる行動を、
やたらと嫌ったり、能力的にそのような行動を取ることができない - 他者に自身の成果を横取りされそうになった時、それを阻止するための臨機応変で攻撃的な立ち回りができない
- たとえば「信用できそうにない人物達とはうわべだけの付き合いをして距離を取り、事前に危険を避ける」、といった処世術を実行できない
などが、本項目の例
真面目で大人しい人達は、要領良く行動することや、他者からのズルい攻撃を上手くかわすことが苦手であるため、
結果的に成果を上げられなかったり損をすることが多くなります。
4「真面目で大人しいせいで、周りから軽んじられることが多くなるから」
- 「頼み事を押しつけても、真面目で大人しいから拒否されない」と周りに思われ、あれこれと押しつけられることが多くなる
- 真面目で大人しいから、集団内での存在感が薄く、そのせいで周りの人達からの扱われ方が軽くなる
- 「真面目で大人しいから、きっと反抗されない」と周りに思われ、いじめられたり悪口を言われることが多くなる
真面目で大人しい人達には、上記のような事が起こりやすくなる
真面目で大人しい人が目指すべき、「得をする真面目な人」
得をする真面目な人
- 「学力の向上」「人間関係の改善」「労働条件の改善」などの重要度が高い物事に、真面目・真剣に取り組むこと
- 「必ずやるべきこと」に、真面目・真剣に取り組むこと
- 「真面目であること」以外の、武器になる強みを何かしら獲得すること
- 概して真面目である日本人達の中では、真面目であることは有力なアドバンテージではないから
- 柔軟な考え方と態度を取ることができ、かたくなな物腰ではない
- 特に、「他者からの、物事の不当な押しつけ」全般を上手く回避できることが重要になる
- 「他者達と協調すること」を前提にした、真面目な行動を取る人
- 「他者から真面目な人だと評価される人(クソ真面目で不快な人だと解釈されている場合がある)」よりも、「他者から誠実な人だと評価される人」の方になろうとしている人
なってはいけないタイプの真面目な人
- 他者達との関係性を無視した、独りよがりな真面目な行動を取る人
- 「活力が無い」「エネルギーにとぼしい」などが原因で、大人しいという状態になってしまっている人
- 他者達から見て「面白みが無い人」「つまらない人」と評価されてしまう人
- 「成果の良し悪し」を考えず、「真面目にやること」だけが重要だと盲信してしまう人
- 「自分は真面目な人間だ」と過度に自負するようになり、周囲の人達の不真面目さを見下す人
上記の「得をする真面目な人」「なってはいけないタイプの真面目な人」の各項目の根拠は、
- その人の性根と長所が「真面目な性格」であるならば、「試行錯誤や創意工夫によって、勉強や仕事で成果を上げること」に真面目に取り組んだ方が、
結果的にその人ははるかに社会で報われやすくなるから - 真面目な人は、融通が利かない性格がわざわいして、
人間関係が上手く行かなかったり異常な激務から逃げようとせずにうつ病になりやすい、という深刻な弱点があるため、
その弱点を優先的に改善するべきだから - 「自身の信条に殉じて、結果的に破滅的な状況になること」よりも、
「自身の信条を多少曲げてでも、結果的に他者達からの高評価や経済的余裕を手にすること」の方が、おそらくは後悔の程度が大幅に小さいから
の3つ理由を主な根拠にして提案しています。
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コメント
「おとなしくて真面目」一見するといいように思われますが、実は最も危険なタイプともされているのです。実際に総理大臣を狙った事件(2022年の安倍晋三元総理殺害事件や、極最近の岸田総理大臣襲撃事件)の犯人(容疑者)も、いずれもこのタイプでした。また過去の大規模犯罪に及んでも大半がこのケースであり、警察側の容疑者に対しての心理的判定に於いても「性格がおとなしい」とか「真面目(すぎる)」と言ったケースは特に危険性が高い人物であるとしているぐらいであります。理由は色々とありますが、一例としては、その性格から人付き合いがほぼゼロが故に内面的に動機が不安定になり、それが頂点に達すると社会的に本来向かう方向とは全く別方向(つまり犯行的)に行ってしまうケースなどが考えられます。もちろんのことではありますが、このタイプの全ての人がこのようなことになる事はありませんが、過去の事例から確率的には高いことは事実であります。どのような性格であっても円満であって欲しいのが希望である事が今日この頃であります。