金持ち・貴族用のフィギュア趣味＆ドール趣味にありがちな事

趣味

2022.08.212023.03.18

お金持ち用や貴族用とよく言われる、

「フィギュア趣味」「ドール趣味」のそれぞれにありがちなこと・あるあるを解説します。

フィギュア趣味＆ドール趣味にありがちなこと・あるある
1. フィギュア編
2. ドール趣味編

フィギュア趣味＆ドール趣味にありがちなこと・あるある

フィギュア編

フィギュアは
・箱に丁寧に梱包されていて、封を解くのがけっこう大変
・高確率で、パーツ（フィギュアが手に持つ、ワンポイントアイテムなど）とフィギュアを組み合わせる必要があり、下手すると作業中にパーツが破損する
こういう理由で、箱から出すのがけっこう辛い。毎日が忙しい社会人は特に…。

「年々、フィギュアの値段が上がりすぎだろ…」
と思わざるを得ない。

アルターのクオリティーに慣れてしまうと、
もうアルター製以外のフィギュアは買えない。たしかに高いけれど、他のフィギュアメーカーを凌駕する突出したクオリティーがアルターにはある。

現代のフィギュア分野って、
鑑賞枠とかネタ枠とかエロ枠とか芸術品枠とか、色々なジャンルがあって良いよね。

2万円を超える、3万とか4万みたいな価格帯のフィギュアの世界はもはや魔境なんだけど、
とんでもなく高い分、クオリティーも物凄いんだよな。
大好きなキャラかつ造形に見惚れたなら、家宝にするつもりで数を絞って購入するのもアリ。

昔はあれだけ好きだったのに、だんだん目や意識を向けることが少なくなり、いつの日か風景と同化して見向きもしなくなってしまう。
愛は永続しないことを肌で実感するし、愛していたフィギュアに申し訳なくなる。

フィギュア界の、重大な格言
「買うことを躊躇する理由が価格の高さならば買っておけ、
買う理由が値段の安さ（表面上のお得感）ならそのフィギュアは買うな」

食玩フィギュアとかねんどろいどくらいのサイズで、
今の1/7サイズのフィギュアのクオリティーを備えた全身像ミニチュアフィギュアを、5000円～7000円くらいでどうか作ってほしい。
「かなり小さいのに、とても精巧なフィギュア」が好きな層の需要を満たして欲しい。

マイナー作品のキャラクターだと、メーカーによるフィギュア化の可能性は絶望的。
自身のフィギュア趣味の前途の可否は、自分がどのキャラが好きになるか、という運が多分に関わってくる。

収集したフィギュアを美しく配置できるかどうかは、その人の美的センスや創造力や経済力にかかっている、
という意味で、意外にハイソサエティーな趣味。

ちょっと見た目が気に入ったからといってほぼ無制限に買い続けると、
お金が飛びまくるし、飾るスペースはすぐに枯渇する。
そして、そんなに好きじゃ無いフィギュアが目の前にうじゃうじゃしている光景に不快感を覚えて、高確率でフィギュア趣味そのものを辞めたくなり、実際に辞めることになる。
けっこう、難しい趣味だと思う。

予約してから発売＆発送されるまでのスパンが長すぎる。
しかも、フィギュア業界では発売延期されることもザラ。
予約した時のときめきは、発送時にはもう1/3以下に激減している。

ネット上では美少女系フィギュアばかりが話題になるけれど、
ドラゴンボールのフィギュアもなかなか侮れないよね。

購入したフィギュアは、できれば1週間以内、遅くても1ヶ月以内に必ず開封して部屋に飾ること。
2万円前後の高価なフィギュアは特に。（放置すると損失が大きいから）
興味・関心・愛にも実は消費期限というものがあるから、
1ヶ月を過ぎると、高確率で未開封状態で部屋の片すみに積んだままにしてしまう。

フィギュア趣味の人が必ずと言って良いほど味わう、
発売数年後の売り切れフィギュアを探してネット上をひたすらさまよう、地獄の探索行為。
正規の販売店は全滅状態で、詐欺サイトみたいな怪しい英語サイトしか検索にヒットしない。
V「なさけないやつめ……値崩れして安くなった新品フィギュアを買おうとは思わんのか」
T「オレはそんなことしたくない！！地獄のようなフィギュア探しはもうたくさんだ…」

ごく一部のフィギュアフリークを除いて、
だいたいの人達は、「複数のシビアな要求条件を自分で設定し、その条件を満たしているどうしても欲しいフィギュアのみを、1～3年に1つのペースで購入すること」がベスト。
この条件以外でフィギュアを買うと、すぐに部屋がフィギュアであふれたり、フィギュア趣味が嫌になったりと、ろくなことにならない。

ドール趣味編

ドールは顔が美形でスタイルも良いのがデフォルトだから、
どんな衣装を着させても似合うのが良い。
自分には絶対似合わないフリフリのドレスを着させて、鑑賞するのが楽しい。

まあ、ドール趣味は全趣味中でトップクラスに闇が深い趣味だよね…。フィギュア趣味よりもさらに周りに理解されない。
ドール趣味にハマっている人達もそれは自覚しているし、
外野に何を言われても仕方が無い闇深趣味なのは理解できている。

・新居への引っ越し
・結婚
こういう、生活環境が激変する場面で、集めていたドール達を手放すことが多くなるので辛い。

本当に魂が宿っていそうだから、事情で捨てたくなっても廃棄が困難、というやっかいな趣味。
お寺で供養すれば、ギリギリで捨てられる、かも。

ブライスドール：着せ替え人形の延長線上の存在、比較的低価格
スーパードルフィー：しっかりした造りでその分お値段も高め、なぜか所有者に闇深な人が多い傾向
キャストドール：ドールの中で最上級グレードで価格も最高クラス、自分の娘や自分の分身のように扱う人が多い傾向

漫画本やゲームソフトみたいに同一規格の商品が大量に販売されている分野とは完全に違う分野だから、一点物やこの世にたった数十体しか無い、というドールばかり。
そのせいで、買おうとすると高価格のせいでお金が飛びまくる。
それに加えてドールの収集の難易度も、規格品の漫画やゲームを買うのとは段違いに難しい。

「既製品ドールを買って、眺めたり、そばに置いて愛でること」で一生満足できるドール愛好家は幸せ者と言える。
その先の段階の「ドールの、本格的なカスタム」は、
ほとんどの人に危険なレベルの散財・絶望（その人の技量やセンスの不足が原因）しかもたらさないから、この段階にはなるべく進まない方が良い。

近年では、ドルフィードリームという、ドールと美少女系フィギュアの両方のいいとこ取りをしたタイプのドールも充実してきた。
フィギュア趣味からドール趣味へ鞍替えする、良い機会だと思う。

フィギュアの場合は、好きなフィギュアを卓上に安置して四方八方から眺めることしかできないけれど、
ドールの場合は、↑プラス、ひざの上にのっけていっしょに過ごしたり、部屋の色々な場所に自由に置いて同居人として暮らすことができる。関節が可動式でサイズが大型だから、自由度がフィギュアとは段違い。
フィギュアの上位互換みたいな性質を備えているから、値段がフィギュアよりも数段高くても仕方が無いのかも。

生活に大きな制約を課されることを代償にして、
愛・情熱・磨き続けた技術を投じ続ければ禁断の門を開いてその先の輝かしい世界へ行ける、
という点で、ドール趣味というジャンルはかなりドラマチック。

その人の性格や境遇の問題のせいで家族は作れないけれど、ドールなら愛することができる、
という場合なら、ドールといっしょに暮らすことで大きな幸せを掴むことができる。
たかだか数十万円のお金で、
「わずらわしい人間関係や、それが原因のネガティブ感情とは無縁の、可愛い・美しい家族」を迎えられるんだから、結婚や子育てを上回っている側面がドール趣味にはある。

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