ブラック企業や、家庭での教育や、体育会系の部活などで散見される「精神論」。
いまだ日本にはびこり続ける、精神論の問題点について調査したので、分かったことを報告します。
精神論の問題点
精神論の問題点
- 気合いや根性の量では解決できない問題に対してさえも「気合いや根性があれば成功できる!」と的外れな方法を採ってしまうので、いつまで経っても問題が解決しない
- 個人の性格差・能力差・環境差をすべて無視し、「できない人は根性が足りない!」と片付けてしまうことが非常に多い
- 気合いや根性ばかりに注目しているせいで、かんじんの成果や、作業工程を効率化して負担を減らすといったことに目が向かないことが多々ある
- 他者・他国が作業を効率化して着々と成果を向上させているのに対し、精神論にいつまでもこだわっていてはどんどん遅れをとってしまう
もはやシュールなギャグの領域…理不尽上司の根性論の例
「胃に穴の1つや2つあけないことには、一人前になれない」
「成功したいなら家庭を作るな」
「頭で考えようとするからダメなんだ。体が感じるままにやれ」
「若いうちは、誰よりも夜遅くまで残って仕事するもんだ」
「ゾンビを見習え!」
「成功したいなら家庭を作るな」
「頭で考えようとするからダメなんだ。体が感じるままにやれ」
「若いうちは、誰よりも夜遅くまで残って仕事するもんだ」
「ゾンビを見習え!」
ネット上でも酷評される、旧時代的な精神論
世界の先進国の中で、精神論がまかり通っている国なんて、日本くらいのもの。
明らかに時代遅れ。
明らかに時代遅れ。
日本って、
どれだけ作業工程を効率化して作業員の負担を減らしたかよりも、
どれだけ汗を流して耐えて苦しんだかにしか興味が向いていない節がある。
生まれついての苦労大好き国民。
どれだけ作業工程を効率化して作業員の負担を減らしたかよりも、
どれだけ汗を流して耐えて苦しんだかにしか興味が向いていない節がある。
生まれついての苦労大好き国民。
オリンピックの100m走競技で、
日本人選手が黒人選手にいつまで経っても勝てないのは、
「努力が足りない。気合いと根性が足りない」
って本気が思っている人が、恐ろしいことに世の中には少なくない。
根性論を信奉するあまり、思考停止している人達。
日本人選手が黒人選手にいつまで経っても勝てないのは、
「努力が足りない。気合いと根性が足りない」
って本気が思っている人が、恐ろしいことに世の中には少なくない。
根性論を信奉するあまり、思考停止している人達。
日本のダメなところは、
組織の人的・金銭的・時間的リソース不足を、精神論1つで片付けようとするところ。
問題が解決しないのは、現場の人間にやる気・気合い・根性が足りないからだ!
で片付けようとして、問題の具体的原因を直視しようとしない。
組織の人的・金銭的・時間的リソース不足を、精神論1つで片付けようとするところ。
問題が解決しないのは、現場の人間にやる気・気合い・根性が足りないからだ!
で片付けようとして、問題の具体的原因を直視しようとしない。
「気持ちで負けている」。
野球とかサッカーの監督が、自軍が連敗している理由を述べる時はいつもコレ。
野球とかサッカーの監督が、自軍が連敗している理由を述べる時はいつもコレ。
根性論って、上の立場の者が、部下に責任を全て押しつけたい場合には
極めて有効。
「できないのはお前の根性が足りないから!根性が足りないお前が悪いから、責任を取ってもらってクビ!」
みたいに、全部相手に押しつけられる。
早急に解決すべき問題自体は、何も進展しないけど。
極めて有効。
「できないのはお前の根性が足りないから!根性が足りないお前が悪いから、責任を取ってもらってクビ!」
みたいに、全部相手に押しつけられる。
早急に解決すべき問題自体は、何も進展しないけど。
日本の不幸は、
国民一人一人が真面目で働き者
というところ。
そのせいで、上の者は「お前ら、根性で働け!」というだけでそれなりに組織が回ってしまい、現場の人間に負担が集中しまくる。
だから、世界的に他に類を見ない「社畜」なんて存在が日本で生まれる。
日本では、上の者が、労働者の根性・献身・真面目さに甘えきりで頼り切っていて、何十年もずっとシステムの改善がなされない。
海外の人々はそれほど働き者ではなく不真面目な事が多いので、
上の者は組織の統制を取るためにできる限りシステムの効率化を進めて、現場の人間の負担を小さくしようと工夫する。
国民一人一人が真面目で働き者
というところ。
そのせいで、上の者は「お前ら、根性で働け!」というだけでそれなりに組織が回ってしまい、現場の人間に負担が集中しまくる。
だから、世界的に他に類を見ない「社畜」なんて存在が日本で生まれる。
日本では、上の者が、労働者の根性・献身・真面目さに甘えきりで頼り切っていて、何十年もずっとシステムの改善がなされない。
海外の人々はそれほど働き者ではなく不真面目な事が多いので、
上の者は組織の統制を取るためにできる限りシステムの効率化を進めて、現場の人間の負担を小さくしようと工夫する。
日本のどの企業も
「社畜が欲しい!!」
って事ばかり考えているのが、日本経済の停滞の大きな一因だと思う。
低賃金で根性論で働きまくってくれる、即戦力の社畜が欲しいです。人材を一から育成したり、賃金を上げるつもりはありません。
こんな、虫の良いことを考えている企業ばっかり。
「社畜が欲しい!!」
って事ばかり考えているのが、日本経済の停滞の大きな一因だと思う。
低賃金で根性論で働きまくってくれる、即戦力の社畜が欲しいです。人材を一から育成したり、賃金を上げるつもりはありません。
こんな、虫の良いことを考えている企業ばっかり。
精神論全てが間違いであるわけではない。
合理的な方法ルートを、精神論で無茶して突き進むのが最も有効だから。
合理的な方法ルートを、精神論で無茶して突き進むのが最も有効だから。
なぜ世界中で、日本でだけ精神論がもてはやされるのか?
日本で精神論が受け入れられやすい理由
- 「物事は、苦労の末に達成されるべきだ」という考え方が日本国民の多くに根付いている
- 問題を、感情と切り離してドライに処理して問題原因の究明と解決に当たることが苦手だから、精神論に頼る以外に方法が無い
日本人は「恐怖遺伝子」の保有率が世界の国民の中でトップであり、恐怖遺伝子(正式名称はセロトニントランスポーターSS型遺伝子)は、それを保有している人間に不安・恐怖・悲観主義を起こしやすくします。
日本人は恐怖遺伝子の作用で、苦痛を伴う努力・作業・仕事を肯定的に受け入れやすいため、「物事を根性で進めていく、という精神論」と非常に相性が良いのです。
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また、「理不尽なしごきと命令にも深く考えられずに耐え抜き根性論を信奉する」という特質をもつ体育会系は、会社組織側にとっては非常に都合の良い人材です。
体育会系を偏重して採用し、後年に体育会系社員が出世して会社の役員・上司になった結果、自分たちの信条である「根性論」を部下達に押しつける、新入社員に根性論をもっている体育会系ばかりを採用するという無限ループ状態が、日本の会社から根性論がいつまでも抜けない要因であると考えられます。
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