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負け続きの人達が危険な一発逆転に賭ける、プロスペクト理論

負けが積み重なっている人が、危険な一発逆転を狙ってしまう現象を理論化している、

一部の世界で有名な「プロスペクト理論」について解説します。

 

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「負けが込んでいる人達」は一発逆転を狙ってしまうことが、プロスペクト理論で示されている

負けが積もり続けている人達の、一発逆転狙いの行動例

  • 「競馬」「競輪」などのギャンブルですでに大金を溶かしており、
    大穴(当たれば高配当だが、当たる確率はかなり低い)を狙ってすぐにお金を取り戻そうとする
  • 女性が婚活を続けていたが結婚が決まらないまま30代になってしまい、
    かなりの好条件の男性を捕まえようとすることでこれまでの負け・失った年月を一気にチャラにしようとする
  • 株式投資で多額の損失を出してしまい、
    その損失分を埋めるために「信用取引を始める」「株価が急落中の銘柄を大量に買い、底値からの急反発が起こって大もうけすることに賭ける」などをしてしまう
  • 大学受験で何年も浪人を続けており、
    長年の浪人歴のせいで傷ついた経歴を一気に回復するために「難関大学」「医学部医学科」などの合格を目指すようになってしまう




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負けが込んでいる人が一発逆転に走る原因を説明する「プロスペクト理論」

「プロスペクト理論」の、おおまかな説明
  • 人間は「自身が負けることをいちじるしく嫌う」という心理傾向が備わっているため、人間は損失(自身の負けの確定)を避けることを第一に行動する、という理論

 

プロスペクト理論(プロスペクトとは”見込み”を意味する英語)は、
心理学者のダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって1979年に提唱された不確実性下における意思決定モデルの一つであり、
一般人は本理論をギャンブル・株式投資・FXなどの分野における失敗の解説でひんぱんに目にすることができます。




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負けが込んでいる人が一発逆転行為に走る現象を、プロスペクト理論で説明したもの
  • 一例として「その人が、借金200万円を抱えている」という前提条件で、以下の2種類の選択肢がその人に示されている
    • 選択肢A:100%の確率で、100万円分の借金を減額してもらえる(借金200万円→借金100万円という状態になる)
    • 選択肢B:コインを投げて表が出た場合は借金が全額免除、裏が出た場合は何の恩恵も受けられずに借金200万円のまま
      • 上記の条件で、ほとんどの人が「選択肢B」の方を選ぶことが実験を経て実証されている
        (この実験で確認された、人間心理に備わっている損失回避性が、プロスペクト理論の中核を成している)

 

 

人間は「自身が負けることをいちじるしく嫌う」ため、ハイリスクな選択肢を選んでしまう
  • 人間は「自身が負けることをいちじるしく嫌う」ため、「おとなしく損失を確定させて(負けを確定させて)、時間をかけてコツコツと損失を埋めていくこと」という選択肢を心理的に拒絶してしまう
    • 上記の選択肢を拒絶し、
      残されたもう一つの選択肢(一発逆転できる可能性がある代わりに、危険度がかなり高いという性質の選択肢)を高確率で選び取ってしまう




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ピンチにおちいった状況で、
「賭けに出る」
「〇〇に賭ける」
といった発想に支配されたり実際に賭けること自体が「ほぼ確実に、上手くいかずに、さらに大負けする道」へつながっているため、
そのような状況で本記事で解説したプロスペクト理論を必ず思い返すべきです。

 

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