令和時代の若者の「読解力」が低下傾向にある現象の、その原因を解説します。
現代の若者の読解力低下現象の、主な事例
「文章」に対して、ろくに考えようとしない人が多くなってきている
その文章で「最終的に言いたいこと」を上手く読み取れない
- 「Webサイトの記事のタイトル」だけを見て、本文をまったく読まずに脊髄反射的にレスをする
- 「文章中に存在する、特定の単語」に反応して、文章全体の意味をほとんど理解しないまま同意・反発といったレスをする
「言葉の裏」を上手く読み取れない
- 比喩
- 皮肉
- ひねりを入れたユーモア・ギャグ
- これらを、話し手の意図通りに解釈できず、あさっての方向に解釈して怒り出したり、そもそも自身が引っかかった文章について疑問を抱き考察することを放棄していることもある
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「ごく分かりやすい文章」しか受け付けなくなっている
- たとえば、若年層向けの小説である「ライトノベル」で、
昔よりも大幅に本文が平易化されたり、作品タイトルの長文化(長文タイトルによって作品の内容をあらかた説明したもの)が、令和時代ではすでに当たり前となっている
「長文」に対して拒絶反応が出やすい
- ネット上のWebサイトの記事の文章
- ネット掲示板での長文レス
- 「活字がメイン」というタイプの書籍
- これらに拒絶反応が出やすく、
これらを忌避したり、情報の入手先を「解説動画(動画中での短文や、口頭で物事を解説してくれる)」に頼りやすくなる
- これらに拒絶反応が出やすく、
現代の若者達の読解力が低下している現象の、主な原因
「若者の読書量」が低下傾向にあること
- 1989年~2019年の30年間の間に、小学生の読書量は約1/3にまで低下したという調査結果がある
(学研教育総合研究所が実施した調査結果)
- 読書量が低下しており、能動的に文章と向き合う機会が激減しているせいで、読解力が低下している
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昔は読書に費やしていた時間を、今では他のコンテンツに使っている
- YouTubeのような動画投稿サイト
- ソーシャルゲーム
- スマートフォンを使って、上記のリストのようなコンテンツに時間を費やしている
- 「活字の電子書籍」の平均利用時間は1日でわずか6分であると、
本記事の「若者の読書量」が低下傾向にあることの項目の調査で判明している
- 「活字の電子書籍」の平均利用時間は1日でわずか6分であると、
- スマートフォンを使って、上記のリストのようなコンテンツに時間を費やしている
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