考えなくても良いようなことをぐちぐち考えてどつぼにハマるなど、ニートになってしまう人には思考法には5種類のパターンがあるようです。
それぞれのパターンのニートの思考を解説します。
1「精神的に潔癖すぎて、悪い意味で純粋すぎる」
- 優しすぎる・不正は絶対に許せない・競争で他人を蹴落とすことができない
- 正義感をもっているせいで、「競争が原則の社会」へ反感を抱いている
- 自分もみんなも、優しい気持ちで暮らしていける社会が良い、と理想論を抱えている
- 性格に「タフさ、ずるさ、容赦のなさなどの要素から成る、勝ち抜く強さ」が欠如しているので、事実上、弱い性格をしている
社会での仕事や活動では、理想と現実に折り合いをつける必要があります。はっきり言うと、ある程度の不正や理不尽なことを受け入れる必要があります。
しかし、精神的に潔癖すぎて悪や自身の理想以外は受け入れられない性格だと「そんな腐った社会はこちらからお断り!」と社会から離れてニート化してしまいます。
2「無駄にプライドが高い」
- 実績・実力という根拠が無い、薄っぺらなプライドが築かれている
- 自分はやればできる人間、今はまだやらないだけで、その気になればできると思っている
- 「世の中、馬鹿ばっかり」「下らないモノばっかり」と思っている。
あらゆるモノを見下そうとすることで、自分は分かっている人間・高尚な人間だと設定し、優位を確保しようとしている。 - 自分がこうなってのは、家族・教師・社会・国のせい!自分は何も悪くない!と考えている
- 常に大きなストレスを抱えているので、ちょっとした不都合でキレる。それを外側から見ると、プライドが高いように映る
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仕事をしておらず、誇れるような実績も無いのに、不釣り合いなプライドの高さをニートが持っていることに首をかしげる人は多いです。
もともとプライドの高い人がニート化した可能性も考えられますが、ほとんどの場合は「プライドの壁を築いたり責任転嫁をして自分の心を守らないと、今の悲惨な状況に心が押しつぶされてしまうから」という心理的な生理現象だと思われます。
3「実力が伴わない完璧主義者」
- 100点か0点かのどちらかでしか物事を判断できない、完璧主義・理想主義をもっている
- 物事の成否が100点でないと気が済まない・気持ち悪い、という性格で、その結果、だいたいの場合で0点の結果を手にする
- 完璧な結果が得られる事以外は挑戦を避けていくので、だんだん何も挑戦しなくなってゆき、
結果的に社会から脱落してニート化するパターンが多い
現実的には、物事が白か黒かはっきりしない、灰色の場合ばかりです。同じように、100点か0点のどちらかで綺麗に計れる物事もほとんどありません。
それなのに、完璧主義にこだわって行動してしまう浮世離れした性質は、その人を社会に適合しない社会不適合者にして、ニート化させてしまうことが多くなります。
4「生きる意味や人生の意味など、哲学的な問いにハマる」
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- ニートは暇なので、「生きる意味」についてあれこれ考えるようになり、その行為が「哲学」を考えている結果となっている
- 既存の社会構造・雇用慣習に疑問を持ち、それについて思い悩む
- もともと持っていた「社会不適合者気質」が、ニートをやっている間に哲学的思考を続けることで、
反社会的・反体制的思想をもつようになり、社会不適合者気質がさらに増幅される - 人生・生きることの本質を知りたい、自分が働かないことを正当化できる理由を見つけたい、などの理由で哲学的思考をしていることが多い
ニートには、人生の意味・生きる意味・働く意味を深く考えすぎる特徴がよく見られます。
そのせいで、既存の社会のゆがみや、会社員が不当に酷使されている事実に気づき、ますます働きたくなくなってしまいます。
思考の対象を自分の内側へ向けて、内省し続ける事は、性格がこじれていったり、うつ病などの精神疾患が発病しやすくなる危険行為なので、止めましょう。思考をするなら、作業などをして、考える対象を自分の外へ作りましょう。
5「全般的に『エネルギー』が低い」
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- 無気力で、欲もほとんど無いことが多い
- 意欲も気力も備わっていないので、努力行為ができないことが多い。「努力ができたら、そもそもニートになっていない」と語るニートがたくさんいる
- 飼っているネコを眺めているだけで満足、という人生観が多い
「活力」「やる気」「反骨精神」、このあたりの力強さ・エネルギーが、ニートには欠如していることが多いようです。
活力が無く、しかも何かを得たいという欲も無いので、エネルギーとお金が欲しいという動機が必要な「労働」が体質的に無理なニートが多いようです。
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