もしもこれが実現したら世界の成り立ちが根底からひっくり返る!!という人類の夢を調査したので、分かったことを報告します。
もう風邪の心配をしなくて良くなる「風邪の特効薬」
「風邪の特効薬」が発明される事で起こる社会の変化
- 「日常生活でかかる頻度が最も高い病気」が「風邪」であり、風邪の特効薬さえあれば、人生のほとんどの期間で病気とは無縁でいられる
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「風邪の特効薬」の発明が極めて難しい理由
- 風邪を引き起こすウイルスの種類が極めて多く、その一種である「ライノウイルス」だけでも数百種類のライノウイルスの型があるので、それらのウイルス全てに対応できる万能薬を作ることは至難とされる
- 医師から処方される薬や、市販の風邪薬は、「発熱・せき・鼻水などを抑える効果」があり、体内のウイルスを殺す効果ではないので、ただの対症療法でしかない
- 発熱やせきは免疫力を上げてウイルスを体外へ追い出す役割があるので、風邪薬でこれらを抑えると、体感的な辛さは緩和されても、かえって風邪の治りが妨害されて完治が遅れてしまう
- 以上のように、風邪の症状を引き起こす原因となるウイルスの種類が多すぎるせいで風邪の特効薬は作ることが難しすぎることから、「確かな効果がある毛生え薬」「車のワイパーの代替品」と並んで「風邪の特効薬」は開発できたらノーベル賞ものと言われている
非モテ君のこの世最後の希望「自律思考型アンドロイド」
「自律思考型アンドロイド」が発明される事で起こる社会の変化
- 介護や工場作業や清掃業など、人間が従事したくない仕事をアンドロイドへ任せることができ、人間が楽をできるようになる
- 友達用・家族用・恋人用などのアンドロイドを用意することで、それまで孤独だった人達が楽しい生活を送れるようになる
- 高度な演算能力・記憶能力をもち、連日の長時間の労働も可能なアンドロイドが人間の研究活動をサポートすることで、科学技術の発達が加速する
「自律思考型アンドロイド」の発明が極めて難しい理由
- 人間の脳における「思考」「記憶」などの精神活動が具体的にどのような仕組みで行われているのかはまだ解明されていないため、解明がなされないことには精神の原理が不明のままで、AIが本物の人間のようになることは不可能
- 現在のAIは、人間の思考の表層部分を模倣したり、効率的な機械学習によって得られた統計データから確からしい返答を導き出しているだけ
- バランス良く走ったり、跳んだり、指先の精密な動作などを日用レベルで機械の身体に行わせることには、現代科学ではまだ到達できていない
- 人間的な思考をして人間そっくりの外見をもつアンドロイドに人権があるか無いかで確実に揉めるので、そのせいでアンドロイドの開発自体が禁忌とされて中止されてしまう可能性も高い
この世全てのエネルギー問題を解決する「永久機関」
「永久機関」とは、外部からエネルギーを受け取ることなく、ずっと仕事をし続けるという架空の機関のこと。
「永久機関」が発明される事で起こる社会の変化
- 石油や天然ガスの枯渇問題、エネルギー源が枯渇することで必要とされるエネルギー量に供給量が追いつかなくなる問題などが、永久機関がずっとエネルギーを産生することで全て解決される
- エネルギー不足が原因でこれまで不可能だった、太陽系の地球以外の惑星の調査も現実味を帯びてくる
- 永久機関が生み出し続けるエネルギーを用いた、機械装置による作物の自動栽培・家畜の自動飼育などを大規模で行えるようになることで、食糧の生産量が増え、世界の食糧不足問題が解決へ向かう
「永久機関」の発明が極めて難しい理由
- 「孤立系のエネルギーの総量は変化しない」という「エネルギー保存の法則」により、無からいくらでもエネルギーが湧いて出てくるという永久機関の存在そのものが直接的に否定されてしまっている
原子力関係の問題を一挙に解決「放射能の完全無効化」
「放射能の無効化法」が発明される事で起こる社会の変化
- 「原子力発電によって生じる放射性廃棄物」の放射能(放射能とは、放射線を出す能力のこと)を完全に無効化できれば、人体や環境に極めて有害なゴミである放射性廃棄物を安全に処理することができ、原子力発電につきまとうリスクを圧倒的に低下させることができる
- 原子力発電のリスクが圧倒的に低下したことで、高効率の原子力発電を積極的に行うことができるようになり、社会へ電力が潤沢に供給されることになる
- かつて原子力発電事故が起こり、放射性物質によって汚染された土地を、放射線が出ない安全な土地へと戻すことができ、ふたたび人が住めるようになる
- 各国ですでに造られた核兵器を安全かつ確実に無害化できるようになり、世界中で非核化が進む
「放射能の無効化法」の発明が極めて難しい理由
- 放射能を無効化するには放射性物質の元素を別の安全な元素へと変換しなければならず、このための実用的な核変換技術はまだ確立されていない
- ガラスと混ぜて固形化された放射性廃棄物の中には複数の種類の放射性元素が含まれているため、性質が異なる元素群を一様に変換して無害化させることは困難
津波の被害に遭った福島原発でも現在進行形で問題になっている、暴走して手の付けられなくなった核発電施設の永久沈静化や、何万年も放射線を出し続けるので地中深くに埋めるしかない使用済み核燃料などを無害化する方法が確立されれば、地球上からやっかいなゴミが一掃できる。
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努力が平等に報われる社会の実現「完璧な新経済主義」
「完璧な新経済主義」が発明される事で起こる社会の変化
- どこから検証・実証しても全く破綻の無い、真に平等で、個人の努力次第で自由に上へ上っていける(現在の資本主義は階級を生み、階級間移動が難しいという欠点がある)新しい経済主義が開発されれば、人類は明るい未来を迎えることが可能になる
「完璧な新経済主義」の発明が極めて難しい理由
- 「共産主義」は社会の弱者が保護される代わりに国民の労働意欲が低下し、国の経済成長が停滞する
- 「資本主義」は経済成長や技術の革新が促進される代わりに、潤沢な資本をもつ者が圧倒的に有利で、社会の弱者は見捨てられる
- 上記のように経済主義とは、経済成長と弱者の保護がトレードオフの関係なのが原則であり、多種多様な能力をもつ人間達と複雑化した現代社会へ適用しても全てが上手く行くような都合の良い経済ルールを作ることは、困難を極める
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コメント
SLD-MAGICのCCSCモデルはノーベル賞の予想に上がっているのか。
最近では冷間のハイテン成形プレス技術でGPa越えが相次いで報告されていますね。翻って考えてみるとやはり、プロテリアル(旧日立金属)製のマルテンサイト鋼の頂点に君臨する高性能冷間ダイス鋼SLD-MAGICの登場がその突破口になった感じがしますね。今ではよく聞く人工知能技術(ニューラルネットワーク)を使ったCAE合金設計を行い、熱力学的状態図解析によって自己潤滑性を付与したことが功を奏した話は業界で
は有名ですからね。CAE技術もさらなる可能性に満ち溢れているということでしょうね。
世界的にみても、グローバル鉄鋼におけるグリーン経済戦略でトランプエレメントを積極的に応用することをいっている最高経営責任者やプレジデントはおらず、かといってでまかせではない基盤研究がしっかりしているのでとても興味深い。なぜ今頃か・・。
いずれにしても主力鋼種に育ってきましたね。
最近、設計した合金開発手法がらみで人工知能やアルゴリズム革命の旗手なんて言われかたで脚光を浴びているようですが、原因は土木学会誌のGXがらみの記事にあるようです。まあもともと発明者の久保田邦親博士は材料物理数学再武装っていうAIの基礎を説明した大学の講義資料なんかで有名ですが。
グローバルな視点で求心力のあるダイナミクスが感じられる記事でしたね。
ChatGPT時代においては文系の人間にとっても材料物理数学再武装は多神教をベースにした科学哲学って感じですかね。