超有名な漫画家・イラストレーターの鳥山明(とりやま あきら)が、画力が極めて高いポイントについて調査したので分かったことを報告します。
1「戦闘シーンなどの動的な場面が、非常に見やすくて内容が分かりやすい」
本項目で、鳥山明がよく高評価されるポイント
- 空間把握能力が非常に優れていて、絵に「はっきりとした奥行きがある」「描かれている物体が立体的に見える」
- 漫画ではその構造上、静止画の連続でしかないのに、漫画の中のキャラクターがアニメーションのように動いているように見える
- 戦闘シーンの現場を、読者達が俯瞰(高い所から見おろすこと、全体を上から見ること)で見ているような構図の漫画の絵になっていて、臨場感が備わっている
- さらに、キャラ同士の戦闘を追うコマ絵のカメラアングルも多種多様であり、そのおかげで戦闘シーンを読んでいてまったく退屈しない
- キャラクター達の「攻撃」「移動」「回避」などでのスピード感がこちら側にはっきりと伝わってくる
- 「キャラクターが空中を飛んで空で戦う」「手からエネルギー波を放って攻撃する」といった要素を漫画界へ普及させたのは鳥山明であり、
前例がほぼ無かったそれらの要素を作品上で非常に上手く描写できていたことも高く評価されている
その他、迫力と躍動感がすごい戦闘シーン
2「イラスト・漫画のコマ絵が、見ていてワクワクする絵」
本項目で、鳥山明がよく高評価されるポイント
- 特に、小学生~中学生くらいの男子が、見ていてワクワクするような絵を描くことができる
- 一枚絵のイラストにストーリー性・物語性が感じられて、そのことは、ただ単に絵が上手いだけでは実現できない特殊な技巧であると評価されている
- イラストの中のキャラクター達が楽しそうな様子・そのような表情をしていること(暗さ・悲壮感をほとんど感じさせないこと)も、見ていて楽しくてワクワクするイラストであることの要因
その他、見ていてワクワクする鳥山明のイラスト
3「キャラクターのデザインが秀逸・可愛い」
本項目で、鳥山明がよく高評価されるポイント
- 「人間・宇宙人」「動物」「機械」「化け物・モンスター」などを、デフォルメさせて魅力的な漫画絵に落とし込む能力が非常に高い
- あらゆる物体を、まるでどこかのメーカーのブランド商品のように、確固たるデザイン性を付加したうえでイラストの絵・漫画の絵に描くことができる
- 「かっこいいデザインのキャラクター」でも、ガチガチにとがっていて硬いタイプの近寄りがたいかっこよさではなく、
親しみやすさ・可愛らしさが絶妙にブレンドされたかっこよさを表現している - 現代でも古くささを感じさせない絵柄・キャラクターデザインであり、いつの時代でも通用する普遍的な魅力が込められている
- 日本人だけでなく、海外の人々から見ても魅力的に見えるキャラクターデザインをしている
その他、デザイン・デフォルメが秀逸な鳥山明の絵
4「メカ・マシン・乗り物の絵が上手すぎる」
本項目で、鳥山明がよく高評価されるポイント
- 鳥山明が考え出した架空のメカであるにもかかわらず、
「漫画のメカの絵を参考にすれば、実際にこのメカを作れるのでは?」と多くの人達に思わせてしまうほど、メカのデザインがしっかりしている
5「漫画の、ひとつひとつの絵を描く能力も非常に優れている」
本項目で、鳥山明がよく高評価されるポイント
- 漫画の絵において、「無駄な線」がほぼゼロ
- 「集中線」の使い方・描き方が上手くて、そのおかげで漫画の絵にスピード感や迫力が出る
- 鳥山明という漫画家・イラストレーターが凄いと言われる理由は、
「パース(絵の遠近感)」「様々な角度から人物を描写しても、絵の破綻がほとんど無いこと」「デザインする能力」「見やすさ・分かりやすさ」「(どのような構図の絵を描けば見やすくて迫力が出るかや、作品の世界観などを考えることなどの)発想力」「絵柄に備わっている魅力」などといった能力を、それぞれ一流の水準でかねそなえていること- 「上記のうち、どれか1つの能力が鳥山明の能力以上の漫画家」「上記のうちの2つか3つの能力が一流の水準の漫画家」などはそう珍しくないが、一人でこれだけ多数の一流の能力を備えている漫画家は、鳥山明以外にはほとんどいない
- 鳥山明の絵柄は割とシンプルな部類であり容易にマネ・模倣ができるが、
そのシンプルな絵柄で、他の誰にも到達できない唯一無二の魅力・迫力・オリジナリティーを実現できているところがもの凄い
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