叱らない教育・怒らない教育が、子どもに及ぼす主な影響を解説します。
「叱らない教育・怒らない教育」が子どもに及ぼす3つの影響
1「叱られること・怒られることへの耐性」がいちじるしく低くなる
- 上の立場の人に「軽く叱られる・軽く怒られる」程度であっても、メンタルに大ダメージを負って、その後の活動に長期的に悪影響を受けやすい
- 「叱ってくる・怒ってくる相手の方が悪い、だから自分は何も悪くない」と逆ギレしたり、反省して考え方・態度を改めるということができなくなることも多くなる
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2「両親と子どもの関係」が悪化する場合がある
- 「自身(子ども)が悪いこと・間違ったことをしたのに、親が叱ってくれない」と、子どもが親に不信を抱くケースが多く、
そのせいで性格がひねくれたり、情緒に何かしらの欠落を起こす場合が多くなる- 「ただ子どもを叱らないだけであり、叱る代わりの物事(子どもの功績を褒めるなど)をしようとしない」というタイプの親は、子どもを放置している状況に近い
3「叱られなかった・怒られなかったせいで、必要な社会性が身につかなくなる場合が多くなる」
- その場・その組織・その社会でのルールに従うこと
- 他者達と協調するために、わがままを抑えること
- 他者の事情・心情・胸中などに配慮して、自身の態度や接し方を変化させること
- 自分の立場・将来のために、不快だったり辛くてもぐっとこらえること
- 親に全然叱られなかった・怒られなかった子どもは、上記のリストのような社会性が身につかないまま成人してしまい、本人が深刻なトラブルを起こすことがかなり多くなる
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参考:子どもを叱る際に必要なこと
・叱る際の大前提として、「頭に血が上って、怒り任せに子どもを怒鳴る・ののしる」ことは絶対に避ける
・「親が、子どもを叱った理由」をきちんと子どもに説明して理解させる
・子どもに「自身が叱られた理由・意味」を必ず自問自答させ、自身がやってしまったことの重みを理解させ、間違いを繰り返させないようにする
この必要なことをしない場合、
「将来、子どもが大人になった際に、他者に叱られただけ・注意されただけで激怒するようになる」
という、叱らない教育が失敗した末路へ至ってしまいます。
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