「ゲームに、やたらとバグが多い現象」の、その原因・理由を解説します。
ゲームソフトでバグが多い現象の、その主な理由
ゲームの「グラフィック」「設定項目」などが複雑すぎて、ゲームプログラムに矛盾が生じやすいから
「操作キャラの可動範囲」が広すぎるタイプのゲームは、バグが出やすい
- 「広大な3Dグラフィックのフィールドを、縦横無尽に移動できる」というタイプのゲームは、「特定の場所で壁をすり抜けてしまう」「特定の場所へ移動するとキャラクターが身動きできなくなる」ようなバグが出やすくなる
- フィールドが広すぎて、全域を完全にチェックすることは不可能に近いため
「スキル」「パラメーター」「装備品」などの設定が複雑なタイプのゲームは、バグが出やすい
- キャラクターが使用できるスキルの種類と、組み合わせることができるスキルのパターン
- ゲーム内での、キャラクターのパラメーターの種類
- キャラクターが装備できる装備品の種類
- 一例として、これらの種類・組み合わせがいちじるしく多いゲーム(キャラクタービルドに特に力を入れたタイプのRPG、という場合が多い)が、
バグが出やすい
- 一例として、これらの種類・組み合わせがいちじるしく多いゲーム(キャラクタービルドに特に力を入れたタイプのRPG、という場合が多い)が、
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ゲーム制作会社側の事情により、ゲームに内包するバグを発見しきれない・潰しきれないから
制作したゲームのデバッグ作業に使える時間・お金も、かなり少ない
- デバッガー(開発中のプログラムを実行し、動作の不具合を発見する人)をアルバイト形式で数十人ほど雇用し、
ゲーム内で各種の動作をさせてバグを発見する、というのが開発現場でのバグ対策の手法- デバッガーを雇用する予算もデバッグ作業に使える時間も有限であるため、一通りの動作確認とバグ潰しが終わったら、作業を切り上げるしかないのが実情
- この事情のせいで、
本記事の「ゲームの「グラフィック」「設定項目」などが複雑すぎて、ゲームプログラムに矛盾が生じやすいから」の項目で解説したバグの発見が困難になる
- この事情のせいで、
- ゲームが発売され、全世界で数十万人~数百万人がプレイ開始すると、
ゲーム制作陣が思ってもみなかったゲーム内行動・スキルの組み合わせなどがどんどん行われたり、ごく限られた条件下でしか発生しない特殊状況も出てくるため、
デバッグ作業中に見つけられなかったバグがプレイヤー達によって発見されることが多くなる
- デバッガーを雇用する予算もデバッグ作業に使える時間も有限であるため、一通りの動作確認とバグ潰しが終わったら、作業を切り上げるしかないのが実情
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ゲームプログラムでバグが生じる主な原因は、
・異なるプログラム同士を連携させる際に、プログラムコードの記述が正しくないせいで連携が失敗してエラーが発生する(ゲーム内でのプログラム数が多くなればなるほど、完全な連携は困難になる)
・『ゲーム制作陣が想定していなかった条件下』において、その条件下での挙動を指示するプログラムが存在しないため、ゲームがフリーズしたりクラッシュしたり動作が不安定になる
というものです。
(現代では、バグ対策のパッチ(一旦完成したソフトウェアの一部分だけを修正すること)がオンラインで配布されたり、ゲームのオンラインアップデートの際に主要なバグが修正されるため、
ゲームプログラムのバグの危険度は低くなっています)
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