良い意味でも悪い意味でも長期的に心・記憶に残るストーリー・最終回の特徴を解説します。
良い意味でも悪い意味でも心・記憶に残る、主な展開
1「良いところまでたどり着いたのに、夢半ばで潰える」という展開
- 「主人公の大きな目標の8割~9割程度まで達成し、あと少しで夢を叶えられる」という時点で、「想定外のアクシデントのせいで、計画がご破算になる」「強敵と戦い、勝てると読者達に思わせておいて主人公が殺される」などの理由で物語が終わってしまう
- 「主人公が夢を叶えた結末を見てみたかった」という読者の胸のモヤモヤ感が、その作品を心に残るものにする
本項目の具体例:漫画「DEATH NOTE」

2「しんみりとした雰囲気の最後」という展開
- 悲惨な事続きだったけれど、最後にちょっとだけ救われた後、そのキャラの運命通りに悲惨な最期を遂げる
- ストーリーの展開に対して読者達が「寂しい感じ」「切ない感じ」を覚える、余韻が残る終わり方(人気キャラに対して「かわいそう」「報われない」と強く感じる最後だと、特に心に残りやすい)
- たとえば上記のリストのようなしんみり(さびしく静かなさま)した展開・作品の最終回であると、読者達の心・記憶に残りやすくなる
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本項目の具体例:漫画「ぼくらの」
3「何かしらの有益な教訓」を得られるストーリー
- 「多くの人達が人生でつまずきやすいポイント」を題材にしたストーリーで、ストーリー上で「何かしらの有益な教訓」を得られる作品は、読者達の心・記憶に残りやすい
- 「ハッピーエンド系のストーリー」「バッドエンド系のストーリー」の両方とも心・記憶に残りやすいが、
「ゾッとするほど怖い結末と、そこから得られる重大な教訓・情報を描いたストーリー」がより強く心・記憶に残る傾向がある
- 「ハッピーエンド系のストーリー」「バッドエンド系のストーリー」の両方とも心・記憶に残りやすいが、
本項目の具体例:漫画「空が灰色だから」の第28話「歩く道」
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主人公は高校を「通う意味が無い場所」だと馬鹿にして、自分にはもっとふさわしい道があるはずだと思い、連日学校を休んでいた。
いつものように学校をサボって街中を歩いていると、クラスメイトの女の子が遅刻しつつも登校していて、サボり仲間ができそうだと主人公は喜び、
その女の子に「小さい頃に、高い壁が邪魔だったせいで上れなかった場所」へ行こうと誘う。
女の子といっしょに壁を上ったが、壁の先には雑草が生い茂るだけの陰鬱な光景が広がっているだけだった。
クラスメイトの女の子は現実的な考え方であり、きちんと自身の進路を考えていたが、
主人公は高校を中退した。
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