錬金術で、人々の生活に役立つ小道具から戦闘用アイテムまで幅広く作り出す、「アイテムの調合」がテーマのゲーム・アトリエシリーズ。
最初は謎だらけの調合システムを手探りで覚えていく感覚や、プレイヤーのプレイスタイル次第で秘境の探索ゲームにも恋愛シミュレーションゲームにも変わる高い自由度をもつ、アトリエシリーズの魅力を解説します。
「アイテムの調合」がテーマなので他のゲームとは違う
アトリエシリーズは、錬金術でいろいろなアイテムを調合することをテーマにしたゲーム。なので、他のRPGとは作風が大きく違っています。
アトリエシリーズでは、武器も、防具も、戦闘用に使う消費アイテムも、イベントアイテムも、全てを自分の手で調合して作り出します。モンスターを狩って素材を集めれば武器屋に武具を用意してもらえる他のRPGとの最大の違いがここです。
調合システムは複雑で奥が深く、あえてプレイヤーに知らされていない部分が多く、そのゲームの主人公(錬金術の素人)といっしょに、手探りで錬金術のシステムを覚えていく感覚を味わいます。
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そして、とにかく自由度の高いゲームなので、プレイヤーの好み次第で、モンスターを狩り尽くす歴戦の戦士として行動したり、街の発展と住民に貢献する便利屋として行動したりと、プレイスタイルが自由自在なのが魅力です。
アトリエシリーズの戦闘はあまり難しくない
調合アイテムの素材が採取できるフィールドでモンスターと戦闘になりますが、フィールドを動き回るモンスターに先に杖で殴りかかれば、その後の戦闘で必ず先制でき、さらに主人公が攻撃アイテムを使うと仲間が敵に追撃してくれたりと、プレイヤーに有利な仕組みが多くあり、アトリエシリーズの戦闘の難易度は高くありません。フィールドのモンスターに接触しなければ戦闘自体が起こらないので、全く戦わずに済みます。
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ただし、雑魚敵ではない、ボス格のモンスターや、本編クリア後のボス格は異常に強いので、それに備えて強い武具を調合したり、強力な戦闘用アイテムを作っていく必要があります。
調合システムが難解で楽しい
各所の採取地で調合アイテムの素材を拾っても、素材に付加されている「特性」は説明があいまいで、拾った時点では何なのかよく分かりません。
実は、調合時に高品質の素材を使うと、調合アイテムのもっと良い効果が引き出されるような仕組みになっていますが、そのこともプレイヤーには知らされていません。あれこれ試行錯誤をして調合していかないと、調合の仕組みがよく分からないままゲームクリアを迎えてしまいます。
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ゲーム進行中に、いろいろな調合アイテムのレシピが次々と手に入りますが、その多くはゲームクリアに必須というわけではなく、しかも手間暇かけて作らないとアイテムの効果が判明しないので、超便利で超強力な調合アイテムの存在に気づかないままクリアしてしまう人も多いようです。
このあたりのアトリエシリーズの不便さが、「やってみなければ分からない」という現実世界の状況と絶妙にリンクしているところです。
あなたのお好み次第でアトリエシリーズの遊び方が変わる
ひたすら素材を採取しまくる
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深い森の中、うち捨てられた廃墟、湖畔、水晶のような美しい鉱物が生えている洞窟などなど、アトリエシリーズの採取地は自然風景がとてもきれい。
そしてその採取地には、高品質でレアな素材がたくさん落ちている。危険なモンスターもいる。アトリエがある街に帰らず、ひたすら採取地で、いろいろな特性がついた素材を集めまくろう。旅行気分で各採取地をねり歩き、素材を収集するのは楽しい。
ひたすら依頼をこなして街の人気者になる
主人公のアトリエがある街では、街の住民達から「このアイテムが欲しい」「あの素材が欲しい」という依頼のクエストが常に出ていて、その依頼に応えると金銭報酬がもらえ、同時に街での主人公の人気度が上がる。
依頼に応じて素材を採取し、アイテムを調合して、街の発展に貢献する人気者になろう。
錬金術師としてアイテムの調合を極める
調合アイテムのレシピを集め、どんどん新しいアイテムを開発していく。アトリエシリーズではゲームクリアまでに3年という時間制限があり、ゲームを進行させるための課題も順次用意されていくので、調合を楽しもうと思っても時間が足りなくなる。錬金術師としての道を極めるためには、採取地めぐりの誘惑や街での人気もかなぐり捨てて、アトリエにこもって研究し続ける必要がある。
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ゲームクリア後に出現するボス達はまともにやりあったら即敗北するほど強いので、それに対抗するために強力な特性の付いた武器・防具・アクセサリー・消費アイテムをじっくりと時間をかけて用意する必要がある。
「ほむ」という超有能な助手
錬金術によって造られた人工の疑似人間がホムンクルスの「ほむ」であり、アトリエシリーズのアーランド三部作に決まって登場する。性別が男のほむ君か、性別が女のほむちゃんか、自由に選べる。
その能力は、素材を消費せずに、指定した調合アイテムをひたすら製造し続けるというもの。指定した採取地に素材採取に行かせることもできる。ほむは、休みも賃金も欲しがらずに、毎日ひたすら働き続ける。もはや、ほむさえいれば主人公は働かずに済むほどの有能さ。
アトリエでは、凶悪モンスターを瞬殺する強力な爆弾アイテムや毒物系アイテムを調合できるので、複数のほむ達によって黙々と、一国を征服できるほどの武力がアトリエ内で大量生産されているということになる。
他のキャラクターとのEDを楽しむ
アトリエシリーズでは、仲間の男性キャラ・女性キャラとの個別EDを迎えることができ、恋愛シミュレーションゲームとしての側面も兼ね備えている。
好感度や、こなしたイベントの種類によって細かくEDが分岐するので、キャラクター達との親交を楽しもうと思ったら、素材採取やアイテム調合はひかえて、時間をかけて彼らと深く関わっていく必要がある。
アトリエシリーズのどの作品がおすすめ?
アトリエシリーズは、テレビ画面の前で肩肘張ってプレイするよりも、たまの空いた時間に気楽にちょくちょくプレイして採取や調合を楽しむ方が作風に合っています。
したがって、PSVita等の携帯ゲーム機でできるアトリエシリーズをおすすめします。
おすすめのアトリエシリーズは以下の2つ。
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トトリのアトリエPlus(PSVita、switch版、無印のPS3版もあります)
マンネリ化で人気が低迷していたアトリエシリーズが、人気イラストレーター・岸田メルの採用で人気を持ち直したのがアーランドシリーズ。アーランド三部作の中でも、最も人気が高いのが「トトリのアトリエPlus」。ネット上でなにかと話題の岸田メルのイラストに触れるきっかけとなり、ネットの流行にもついて行きやすくなります。
「行方不明の冒険者の母親を捜す」というのがトトリのアトリエのメインテーマで、作品の中で「冒険」の占める要素が大きく、採取地に「ロマンあふれる、雰囲気が良い場所」が多いです。自由度が非常に高いゲーム内容で、いろいろな場所へ冒険に向かえます。そして、調合システムも秀逸で非の打ち所がない作品です。
トトリのアトリエの前作のロロナのアトリエはゲームシステムが少し古くさくて王国課題の期限縛りがきついので自由度が低く、トトリのアトリエの次作のメルルのアトリエは調合システムがさらに洗練されているもののストーリーが薄いという評価が多い。
Nintendo Switch版のトトリのアトリエPlus
ソフィーのアトリエ(PSVita、PS4版もあります)
とにかく、キャラクターが可愛くて魅力的とネット上で評判の「ソフィーのアトリエ」。
2015年11月19日発売なので、ゲーム内グラフィックとキャラクターデザインは十分に「新しい」と感じるはず。調合システムも斬新で、戦闘も面白い。
ソフィーのアトリエのキャラの可愛さが気になるようなら、近年発売されて色々と新しい本作がおすすめです。
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