SNSというサービスが、どの種類もおおむね短命であり、人気が長続きしない理由について調査したので分かったことを報告します。
「SNSには構造的に大きなマイナスの側面がある」
- SNSのユーザー同士が相互監視状態になりがちなので、ユーザー達がSNSを使うことに嫌悪感を感じるようになる
- SNSユーザー同士で幸福アピール合戦をしがちなので、他人の幸福そうなプライベートを見せつけられることにうんざりするユーザーが続出する
- 自身の日常の出来事や、これから食べる料理の写真などを延々とSNSにアップロードする行為を無意味に感じて、途中で止めてしまうユーザーが続出する
- SNSの中身のコンテンツを供給するのはSNSユーザー達なので、面白いネタを提供できるユーザー達がSNSから離れてしまうと、コンテンツの質がどんどん低下していく
SNSというものの是非を議論する際、必ずと言って良いほど「SNS疲れ」という言葉が出てきます。
ユーザー同士の幸福アピールが際限なく続くせいで、自身の貧相な生活を辛く感じてしまってSNSを利用することが嫌になる。
ユーザー同士の広くて浅い人間関係を維持するために、いちいち相手がアップロードしたコメントや写真に返信し続けるのが疲れる。
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このようなSNS疲れが起こるせいで、ユーザー達はいずれそのSNSから離れていくようになります。
「SNSは、問題があるユーザー達が普通のユーザー達を排除する」
そのSNSが登場した当初は、そのSNSの本来の使い方をするユーザーばかりなのでみんな楽しく利用できますが、しばらく経つと、「問題があるユーザー」が増え始めて、みんなが不快になるようになります。
- ひたすら政治批判をするユーザー
- 重度のオタク(特にアニメ)であるユーザー
- ブラック企業でのひどい労働環境を批判するユーザー
- 「道徳的に問題があると思われる行為」について批判し続けるユーザー
- LGBTや女性の権利問題について訴えるユーザー
- 承認欲求にかられて、嘘の出来事をまことしやかに語ったり、目立とうとして違法行為を自慢して、アカウントが炎上するユーザー
一般的に、否定的な話題というのは聞き手を不快にするので、問題があるユーザー達の否定的なつぶやきや問題行動に嫌気が差して普通のユーザー達がSNSから離れていき、そのSNSのユーザー人口が減少していきます。
面白い人が面白いことをする
↓
面白いから凡人が集まってくる
↓
住み着いた凡人が居場所を守るために主張し始める
↓
面白い人が見切りをつけて居なくなる
↓
残った凡人が面白くないことをする
↓
面白くないので皆居なくなる
現行のSNSでは、問題があるユーザー達の増殖を防止する仕組みが備わっていないので、どのSNSもある程度の期間でサービスが続くと問題があるユーザーだらけになってしまう、という構造的欠陥があります。
「ITは技術革新が早すぎて今のサービスがすぐに時代遅れになる」
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ドッグイヤー(dog year)とは、犬が1年間で、人間の7年分に相当する加齢をすることを意味する。
「ドッグイヤー」は情報技術分野における革新のスピードを表す概念であり、他の分野では7年かけて起こるような変化が、IT分野ではたった1年で起きてしまうことを指す。
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上記のドッグイヤーで解説したように、IT分野の技術革新は異常に早く、今現在流行しているITサービスがあっという間に時代遅れになってしまいます。
現在流行しているSNSも、急速な技術革新によって次世代のより優れたSNSにすぐにユーザーを奪い取られてしまうので、SNSは短命にならざるを得ない状況です。
「消費者のトレンドが変化すると次世代SNSに完敗してしまう」
- 自分が書いた日記を、ごく一部の身内だけに公開したい
- 100文字前後で思った事や出来事を気軽につぶやきたい
- 写真をメインにしたタイプのSNSを使いたい
たとえ時代を先取りしたサービス内容のSNSが消費者達の人気を博したとしても、消費者達の需要・トレンドはその時期その時期でめまぐるしく変化するので、そのSNSの人気は長続きしません。
現在のトレンドに対応した次世代SNSが登場すると、その次世代SNSにユーザーをごっそり持って行かれてしまい、かつて人気だったSNSは収益減で落ち目になることになります。
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