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反出生主義…その人の人生観次第では正しい、生存の否定

 

「生きることは苦痛であるので、最初から人間は生まれない方が良い」という主張である「反出生主義」について調査したので分かったことを報告します。

 

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「反出生主義」についての、ネット上の意見

 

 

「反出生主義は正しい」とするネット意見

この世のほとんどの人間は特別な才能が無いわけで、
特別な才能が無い人達は
「社畜
(やりがいが無くてやる意味も分からない仕事を何十年間も続けて、
職場でのストレスでずっとイライラしている状況)
にならざるを得ないことが事実。
人生のほとんどの時間を地獄のような社畜生活を続けるくらいなら、生きていない無の状態の方が多分マシでしょ。

 

ネット上で非常によく見かける、
怒り・絶望・憎悪・悲しみ・他者への害意
に完全に支配されている悲惨な人達のことを鑑みると、
「こいつら、最初から生まれてこなかった方が絶対にマシだろ」
と思ってしまう。

 

「子どもを産むことが、産まれた子どもへの虐待にしかならない家庭」
というのはそれなりに多い。
貧困家庭とか、子どもを平気で虐待するダメ親の家庭とか。
そういう場合に、反出生主義はまったくもって正しい主張になる。

 

すでにピークを過ぎて、
後はただ衰退していくだけの日本に生まれ落ちたところで、
子どもは高確率で不幸な人生を歩むだけだろ。

 

キリスト教・仏教・イスラム教みたいな
メジャーな宗教では、
そろって
「生きることは苦痛だし、生まれてこない方がマシ」
という趣旨の教えが教義の中にあるんだよな。

 

生まれてしまったら、
「死ぬまで続く競争レース(しかも運要素が多分に絡み、真面目な努力が成果に結びつかないことも多々)」
に、事実として強制参加。
能力が低かったり競争心が乏しい子どもにとっては、
こんな人生は地獄でしかないだろ。

 

・自分が理解している「人間の人生」はあまり幸せなものではない
・自分のような人間のもとに子どもが生まれても子どもが不幸になるだけ
・自分としては、これからの世界はより悲惨なものになるだろうと考えている
このような考えの人達が、黙って反出生主義を貫くなら問題無い。
こういう場合の反出生主義は、ただの価値観の一種。
他者に反出生主義を強要し始めたら、それはおかしなものになるけど。

 

現代の世界って、
少数の金持ち以外のほとんどの人間達は、
金持ちの準奴隷(完全な奴隷じゃなくて、軽い奴隷)
なんだよね。
そして、21世紀では年を追うごとに
準奴隷に許されたささやかな楽しみはだんだん削減され、
苦しみの割合がだんだん増大している。
自分の愛おしい子どもを、そんな準奴隷にしたいのか?って話よ。

 

・資本主義の過熱化によって競争社会が超激化する
・近い将来に、人口爆発のせいで食糧の奪い合いの世界規模の戦争が勃発
心身にゆとりをもって暮らせた時代ならいざ知らず、
こんな世界に生まれてもほとんどの人が不幸になるだけ。

 

 

 

 

「反出生主義は間違っている」とするネット意見

社会のたいていの人間達は、
別に嫌々な思いで生きているわけじゃない。
(詳しく言うと、そこまで深く考えずに漫然と生きている)

 

「自身の子孫を残す」
という生物の大前提の本能・存在意義に反しているんだから、
反出生主義はこの世の理に反している。

 

「人間社会を存続させる」という目的からすれば、
反出生主義は完全に悪。
人間の出生数が激減したら、人間社会を維持できないから。
同じ理由から、
「自殺」「若者の安楽死」も政府からは決して容認されない。

 

反出生主義を推している人達は、
自分自身の人生がかなり不幸だから、
「生まれてくることは不幸」ともっともらしいことを言って自分の思想を一般論化させて
自分の不幸な人生をどうにか誤魔化そうとしている人ばかりじゃないの?

 




反出生主義は正しいのか、それとも間違っているのか

 

 

「反出生主義の根拠」として、主要なもの

  1. 人間はいずれ必ず死ぬ(死ぬことは大きな恐怖の原因)ので、
    どうせ死んだりどうせ大きな恐怖を味わうのなら、最初から生まれてこない方が良い
  2. 生きることにはほとんどの場合で苦痛がともなうので、それならば最初から生まれてこない方が良い
  3. 両親が子どもを作る理由は、そのほとんどの場合が両親の身勝手な願望(子どもに幸せに生きて欲しい・両親のDNAを後世に遺したい・子どもに孫を生んで欲しいなど)であり、
    そんな願望を押しつけられて、苦痛の多い世界で生きるハメになった子どもは良い迷惑だから
  4. 確率的に考えると、幸福になる確率よりも不幸になる確率の方が圧倒的に高いので、それならば最初から生まれてこない方が良い
    (理由は、不幸は何もしなくても向こう側から自身に向かってやって来る性質があるが(たとえば、時間経過で自然と空腹になること)、幸福は向こう側から自身に向かって来ることはほとんど無いという性質があるから(たとえば、勝手に目の前に食糧が現れることは起こらない))

 

 

2「生きることにはほとんどの場合で苦痛がともなうので、それならば最初から生まれてこない方が良い」の補足説明

仏教の開祖・仏陀(釈迦牟尼)は、人生は苦しみであると説いた。

  1. 生苦(生まれることの苦しみ)
  2. 老苦
  3. 病苦
  4. 死苦(1~4が根本的な苦とされる)
  5. 愛別離苦(愛する者との離別)
  6. 怨憎会苦(怨み憎んでいる者に会うこと)
  7. 求不得苦(求める物が得られないこと)
  8. 五蘊盛苦(五蘊『人間の肉体と精神』が思うがままにならないこと)

この8つが、仏教における苦の分類。

 

 

 

反出生主義への反論

  • 人間が味わう苦しみの原因は、そのほとんどが「過当競争」によるものであり、「生まれてくること自体」「生きていること自体」が苦しみをもらたすわけではない
    • つまり、競争をしない生き方を選択すれば苦しみを回避することは可能になる
  • 「幸福」「不幸」の感じ方は人それぞれであるので、
    反出生主義者が考える「生まれることの不幸」「生きることの不幸」は、万人の価値観とは一致しない

 

 

反出生主義は「科学的に完全に正しい」「論理的に完全に正しい」といったものではなく、
反出生主義の論拠を突き詰めていくと
「その人にとっての、人間の人生への感想」「その人にとっての、宗教観」「その人にとっての、他者への優しさの示し方」
といったものになります。
したがって、反出生主義を否定する人と言い合いを続けたとしても、最終的には相手の感性を否定し合うだけの不毛な言い争いになることがほとんどなので、
論争と他者への反出生主義の強要は控えましょう。
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