物語で感動するのは、ある程度のストーリーパターンが決まっているようです。
「創作物において感動する要素」を調査したので、分かったことを報告します。
「人の成長」
「人の成長」という要素で感動する例
- 自分の前に立ちはだかっていた壁をぶちこわしたり、乗り越えて、壁の向こう側へ進んでいく瞬間
- 昔からずっと目指していた大きな目標を、ついに達成した瞬間
- 弱虫な人物が、なけなしの勇気を振り絞って奮起する瞬間
- ずっと抱いていたトラウマ・恐怖を、ついてに克服して壁を突破する瞬間
- 人物が「覚悟」「決意」を決めて、腹をくくる瞬間
「別れ(死別含む)」と「再会」
「別れや再会」という要素で感動する例
- 病死や戦死などで、親しかった人物と死別する
- 死んだ人物の遺志や思いを受け継ぐ
- 突然、2人が別れて、離ればなれになってしまう
- 人物が記憶喪失状態になってしまって、それまで親しかった人と他人のように接しなくてはならなくなる展開
- 死んだ人物が、ストーリーの展開で生き返って再会する
- 卒業式で、みんながそれぞれ別々の道へと進んでいき、別れる時
「家族との関係の変化」
「家族との関係の変化」という要素で感動する例
- 誤解・無理解などが原因で、家族同士がすれ違い続ける
- みぞ・距離感があった家族同士が、長い道のりの末に和解する
- 不器用すぎて分かりにくかった親の愛情表現に、子どもがやっと気づく瞬間
- 「家族愛」が表現されるシーン
「重くて大きな問題を乗り越える」
「重くて大きな問題を乗り越える」という要素で感動する例
- それまでの絶望的状況から、転機が訪れたことによって怒濤の勢いで逆転する
- それまでみんなの心がばらばらだったチームが、ついに結束してチームワークを発揮する
- ずっと不遇・不幸だった人物が、物語の果てについに報われて幸せになる
- ずっと片思いだったけれど、長い時間をかけて、やっと両思いになる瞬間
- 仲間と力を合わせて、強大な巨悪に立ち向かって討ち滅ぼす
- 物語中に存在していた数々の問題が全て解決し、すっきりして大団円の最終回
その他、よく挙がる感動展開・感動要素
その他、よく挙がる感動展開・感動要素
- わき役・雑魚的ポジションのキャラクターが、敵に一矢報いたり、一瞬だけ主役級の活躍をする
- ライバル同士の関係であり、これまでずっと戦ってばかりの間柄なのに、
お互いに相手の性格や信条をよく理解していて、どこか心がつながっているような展開 - それまで隠れていた・見えていなかった絆やその人への思いが明らかになる展開
- 味方の動物・アンドロイドが、身を挺して主人公達を守ったり奮闘する
- それまで機械的で無機質な応答しかできなかったアンドロイドが、感情に目覚めたりして人間らしいふるまいができるようになる瞬間
- 「友情」「愛情」「勇気」のような人間の良い側面が描写される、人間賛歌的な展開
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