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クトゥルフ神話…宇宙的恐怖をテーマにした、異形の邪神の話

 

人間の理解・価値観が通用しない強大な存在がはるか古代に地上を支配し、現代で封印から復活しつつある…。

そんなストーリー内容の、異形の神々にまつわる神話「クトゥルフ神話」はアメリカの小説家達によって作られました。

圧倒的恐怖と狂気を内包する「クトゥルフ神話」について調査したので、解説します。

 

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クトゥルフ神話を扱う小説のストーリー

 

太古に、外宇宙から地球へ飛来し、地球を支配していた旧支配者達が、現代では封印されて地球のどこかで眠りについている。

各物語の主人公達はそれぞれ、興味・好奇心から旧支配者達を調べ、彼らが復活しつつある真実を知ってしまい、恐怖と絶望のうちに狂い、せい惨な最後を迎える。

 

 

クトゥルフ神話を扱った小説には、このようなストーリー展開が多い。




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予備知識:「クトゥルフ神話」とは

 

クトゥルフ神話の創始者は、アメリカの作家・ハワード・フィリップス・ラヴクラフト。

ラヴクラフトの小説の「太古の地球に君臨し、今は姿を消している旧支配者達が、蘇ろうとしている」という設定が、ラヴクラフトの友人作家である「クラーク・アシュトン・スミス」「オーガスト・ダーレス」「R・E・ハワード」らの間で共有され、彼らの間で設定・固有名詞がやりとりされてだんだん話の構造が膨らんでゆき、「クトゥルフ神話」という体系へと発展した。

 




クトゥルフ神話の根幹「宇宙的恐怖」

 

宇宙的恐怖コズミック・ホラー

広漠で無機質な宇宙においては、ちっぽけな人類の希望や価値観など何の価値も無く、意思疎通も理解も不可能の絶対的な存在の恐怖にさらされていることを「宇宙的恐怖」と表現する。

 

 

クトゥルフ神話の創始者・ラヴクラフトは、自身のホラー小説の中で「宇宙的恐怖コズミック・ホラー)」という概念を繰り返し提唱している。

普通のホラー小説が幽霊・吸血鬼・怨念といった人間の価値観をベースにした怪物を取り扱うのに対し、ラヴクラフトのホラー小説では「人知がおよばない存在」「人類などちっぽけすぎて歯牙にもかけない」という古代の邪神を取り扱っている。




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クトゥルフ神話に不可欠の、破滅をもたらす「邪神」

「旧支配者」

 

  • 太古の地球に君臨していた神々を「旧支配者」と呼ぶ
  • 旧支配者は外宇宙から地球へ飛来してきた
  • 旧支配者のほとんどは、宇宙・海底・別の次元のような人間には踏み込むことができない領域に封印されていて活動できないが、ときおり何かの拍子に人類と接触してその人間を狂わせていく
  • クトゥルフ神話を取り扱った小説では、この「旧支配者」による脅威と恐怖がメインテーマ

 

 

日本で非常に人気の高い、変幻自在の「ニャルラトホテプ」

 

  • ニャルラトホテプは「旧支配者」の一種
  • アザトースを筆頭にして、旧支配者達に使役され、彼らの意向を実現したりメッセージを人類に伝える役割をもつ
  • 人類も、自身を使役する他の旧支配者達をも冷笑し続けている
  • 顔をもたず、千もの異なる姿をもって顕現するのが特徴的
  • 人類が自ら破滅へ向かうように扇動し、ニャルラトホテプから魔術・秘法・機械などを受け取った人間はたいがいが自滅している

 

 

「外なる神」

宇宙の中心でうごめき続ける万物の王「アザトース」

 

  • 宇宙の中心にいる原初の混沌が「アザトース」
  • この世の全ての現象と物事はアザトースによって生み出されたものであり、それゆえにアザトースは宇宙を創りだした存在とも言われる
  • 上記の「旧支配者」が異星人的な存在であるのに対して、アザトースは「外なる神」に分類され、
    外なる神は宇宙法則にも干渉できる「真の神かもしれない存在」とされる
  • 「外なる神」は、物語世界の宇宙に存在する「旧支配者達を超越した、上位の存在」として語られ、小説の登場人物に直接干渉してくることは少ない
  • アザトースは暴走するエネルギーの塊で、三次元空間に押し込められるものではない。
    宇宙空間の中心にアザトースは存在し、膨張と収縮を繰り返しながら不浄な言葉を吐き出し続けている。
  • アザトースは白痴の存在とされ、アザトースの周囲には数百もの外なる神・下級の神が踊り、太鼓や笛で演奏し、自分たちの王であるアザトースの無聊を慰めている

 

アザトース以外の「外なる神」




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  • ヨグ=ソトース(アザトースによって生み出され、外なる神の副王とされる)
  • シュブ=ニグラス
  • ウボ=サスラ など

 




日本における、クトゥルフ神話の影響例

PCノベルゲーム「沙耶の唄」

 

異界からやってきた異形の存在・狂気などのクトゥルフ神話的な作風に加えて、

クトゥルフ神話におけるショゴス(太古の地球に飛来した宇宙生物「古のもの」達によって合成された漆黒の粘液状生物。非常に高い可塑性と延性を持ち、必要に応じて自在に形態を変化させ、さまざまな器官を発生させることができる)と思われる存在が作中に登場する。

 

 

 

ライトノベル「這いよれ!ニャル子さん」

 

ライトノベルで、クトゥルフ神話をメインのパロディーにした作品。

ヒロインの「ニャル子」はクトゥルフ神話の「ニャルラトホテプ」を元にしたキャラクターであり、容姿は自由自在に変えられる。普段は銀髪の美少女の姿をとっている。

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