ハーブの一種であるミントは、強力な繁殖力と、群生状態から発する不快なミント臭で、ガーデニングマニアの間では危険物として取り扱われています。
ミントという植物の危険な側面について調査したので、分かったことを報告します。
ミントの繁殖力伝説
ミントの繁殖力は、雑草のそれをはるかに超越する
庭に植えている場合は、他の花や植物の領域を侵すほどにどんどん広がっていく
ミントを引き抜いても、地下でちぎれて地中に残った根の断片からミントが再生し始める
地上のミントをいくら抜いても、地下茎がわずかに残っていればまた繁殖するので、際限なくミントが生えてくる
地上のミントをいくら抜いても、地下茎がわずかに残っていればまた繁殖するので、際限なくミントが生えてくる
買ってきたミントの種をうっかり少量庭へこぼしただけでも、その状態からでさえどんどん繁殖する
「ミントを鉢植えで育てているから大丈夫。ちゃんと庭とは隔離している」
と思っていても、
鉢植えの底にある水を逃がす穴からミントの根が地中へ広がっていき、手の付けられない事態となる
と思っていても、
鉢植えの底にある水を逃がす穴からミントの根が地中へ広がっていき、手の付けられない事態となる
縦方向へ伸びすぎたミントが自重で横に倒れ、
倒れた茎の地面側から根を生やし、それを全体で繰り返すことでミントの巨大コロニーを形成する
倒れた茎の地面側から根を生やし、それを全体で繰り返すことでミントの巨大コロニーを形成する
近くで繁殖している別の種類のミントと交雑しながら世代を重ねると、だんだんミント特有の芳香が消失し、数世代後には何の役にも立たないただの雑草と化す
一度土地に根付いたミントは、冬を越えて、毎年生えてくる
ミントが庭で増殖することでこうむる被害
- 増殖して群生状態になると、とにかく臭い
- トマトやキュウリやネギのように料理に汎用的に使える植物ではないので使いどころがほとんど無い。
ただでさえ庭がミント臭に包まれているのに、ミントティーやミント味の食べ物なんて食べたくない。 - ミントの草むらが昆虫たちの根城となってしまい、害虫が激増
- 地上の植物部分ではなく、地下に張り巡らされた地下茎が本体。
なので地上からはどこまで広がっているか分かりづらいうえに根絶が至難。地下茎を少しでも残したらそこからまた増殖。 - 一度植えたら年を越して毎年生えてくる
- 爆発的に増殖することで土壌の栄養を強奪して他の花や植物を駆逐し、最終的にミント一強状態になる。
地下茎によって増えまくるミントを駆逐したかったら、庭を草も生えない焦土にする覚悟で除草剤をまいて全滅させるしかない。
ミントに庭を制圧された人々の報告例
他人からの嫌がらせで庭にミントを植えられた
ミントの脅威の繁殖力を利用し、嫌いな人の家の庭へミントの種をまくという嫌がらせ行為が被害者達の報告で確認されています。
庭にミントが増え始めたことに気づいたころには、すでに地中にミントの根がびっしりと張り巡らされているので、じん大な被害を受けることになります。
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ミントの繁殖力をあなどっていたせいで庭が占領されてしまう
ミントの悪魔的繁殖力を知らなかった・大したことはないだろうとあなどっていた人達が、庭の片隅でミントを栽培していたら、あっという間にミントが庭全土を占領してしまう、という被害です。
ミントの繁殖力を知ったうえで厳重に警戒し、細かい編み目のネットで地下部分を制限しようしても、地下茎が編み目の小さなすき間を押し破って広がっていくことが確認されています。
隣家にまでミント被害が及ぶ
地下茎が隣家まで伸びていって隣家の庭でミントが増殖し始める、庭で群生状態にあるミントの強烈な臭いが、隣家まで漂って迷惑をかけてしまう、などです。
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ミントの本来の利用方法
ミントの利用法
- ミントの葉は冷涼感をもたらすメントールを豊富に含むため、料理・カクテル・薬用酒などに用いられる
- 精油(エッセンシャルオイル)は香料として歯磨き粉・食品などに添加される
- 精油はアロマテラピー用にも使われる
- ミントの葉をお風呂の湯船に入れると、爽快感のある香りと独特の冷涼感がある入浴を楽しめる
- ハーブティーとして飲料用に使える
- 漢方薬として用いられ、清涼、解熱、発汗、健胃などの効果がある
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