大学の理系学部は必修講義、夜まで続く実験、実験レポート提出、卒論研究などなど、とにかく忙しくて大変な事で有名。
理系大学生の大変さを調査したので、分かったことを報告します。
ここが理系は大変1「必修講義がかなり多い」
必修講義の多さが大学生活を大変なものにしている理由
- 理系学部では必修講義の数が多く、必然的に毎日の講義スケジュールが過密になる
- 必修講義で単位を落とすと、大学を卒業できなかったり、留年する
- 選択科目に較べて、必修科目は、内容が難しいものであることが多い
理系はやはり文系に比べて必要単位数が多く、さらに授業内容が専門的で難しい内容が多いので勉強時間が多くなる傾向があるようです。
ここが理系は大変2「実験室での、長丁場の実験」
実験が大学生活を大変なものにしている理由
- 一度始めた実験は中断できないことがほとんどなので、正午から始めて深夜まで終わらないパターンが多発する
- 実験の手順を間違えたりしてはじめからやり直しということがよくあり、実験が長引くことが多い
- 実験を終えてデータが出てきた後は、ほぼ必ず「実験レポートの提出」が義務づけられていて、自宅での実験レポートの執筆に長い時間と労力がかかる
実験室で行う実験は、試薬の取り扱いや計測機器の取り扱いでミスを起こすと実験失敗の原因となるので、何度も確認作業が必要であり、座学の講義よりも心身の消耗度がはるかに上です。
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また、実験レポートの執筆でも、レポート用紙10枚以上になってしまうことがほとんどであり、執筆に長い時間と大きなエネルギーが必要になります。
ここが理系は大変3「卒業研究がある4回生」
卒業研究が大学生活を大変なものにしている理由
- 朝10時から22時くらいまで実験室にこもることが毎日続く
- 必要があれば、英語の論文も読まなければならない
- 卒研のための時間が足りない場合は、土日も研究室へ行かなければならない
- 旧帝大やその他有名な大学の場合、学部4年の時点で「学会」に出席することが義務づけられていて、そのための準備が非常に大変
- 高確率で担当教授に罵倒される
- 以上のような研究スケジュールと、「就職活動」を両立させるのが非常に辛い
- 卒業論文は50ページ以上執筆することも珍しくない
約1年をかけて研究してデータを収集して論文を執筆する「卒業研究」は、自分で考えて段取りを組まなければならず、思い通りの実験データが出てこないのが常なので、かなり難しい課題となります。
生まれて初めて社会の洗礼を受ける「就職活動」と並行することも、心身への負担が増大します。
理系は大変なぶん得るところが大きく、就職も良い
理系学部卒が、文系学部卒よりも就活で優遇されやすい理由
- 理系ならではの過密な講義スケジュールを乗り切った、という事実が高評価される
- 理系大学生がもつ専門性は、企業側にとって魅力的に映る
- 文系の場合は大学院の修士課程まで進むと就活で不利になることがほとんどだが、理系の場合はより専門性が高まるので就活で有利になる
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文系学部卒の多くが「営業職」に就かざるを得ないことに対し、理系では自身の専攻と近い分野の仕事に就けることが多いようです。
また、理系は卒研が大変だった分、その後に会社就職をしても「大学4年次の方がもっと大変だったから、今の忙しさはどうってことない」と激務への耐性が高い、という副次的な恩恵もあります。
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