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シオヤアブ…肉食昆虫達を背後から一撃で仕留める暗殺昆虫

 

日本最強の昆虫は?そんなネット上での議論に、オオスズメバチ、カマキリ、オニヤンマなどなど、攻撃性の高い有名な昆虫に混ざって、「シオヤアブ」という聞き慣れない昆虫名が必ず入ってきます。

独特の隠密行動を取り、一撃必殺の暗殺技を駆使するシオヤアブの特徴について調査したので、分かったことを報告します。

 

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「シオヤアブ」は背後から奇襲を仕掛けて昆虫を暗殺する

 

シオヤアブは、自身のなわばりを通り過ぎる飛行中の昆虫に、背後から奇襲を仕掛ける、どう猛なアブ。

大きさは23mm~30mmと、なかなか巨大。

ターゲットの背後を取り、長く鋭い口吻を突き刺し、神経節を一撃で切断する。




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攻撃力が高いスズメバチや、自身よりもはるかに巨体のオニヤンマでさえ、この奇襲をまともに受けてしまうとシオヤアブの餌食にされてしまう。

コガネムシ類のような、硬い甲虫でさえシオヤアブの口吻は貫通して即死させる。

このような奇襲&即死という攻撃スタイルから、草むらの暗殺者として、昆虫の中では強者の地位にある。

 




奇襲&暗殺にロマンを感じずにはいられないネット民の声

 

ターゲットの昆虫の首の神経節を一撃で切断する。
リアルアサシンの虫がシオヤアブ

 

スズメバチの中でも、
チャイロスズメバチやコガタスズメバチのような小~中級サイズのスズメバチなら
シオヤアブの餌食になる。

 

シオヤアブは空中機動力が優れている。
俊敏に飛び回って、ぼんやり飛んでいる昆虫の背後を取る。
短時間での機動力はスズメバチよりも上。

 

毒も、サイズも無いのに、
精密な動作で背後から一瞬で暗殺。シオヤアブかっこいい。

 

シオヤアブは奇襲&暗殺に優れているだけだから、
虫かごみたいな閉鎖空間にシオヤアブと他の肉食昆虫を閉じ込めると、
あっさりやられて食べられてしまう。

 

奇襲特化タイプの攻撃を行うから、パワーはあまりない。
しかし、奇襲が成功したら、たいていの昆虫は即あの世逝き。

 

シオヤアブの、3ステップからなるターゲットへの奇襲

 

1.見晴らしの良い場所で潜伏

少し高い位置にある草・石の上に乗り、そこで潜伏したまま獲物が近くを通り過ぎるのを待つ。




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シオヤアブの大きな複眼が示す通り、動体視力が非常に優れている。

 

 

 

2.なわばりを昆虫が飛んでいくと奇襲する

周囲数メートルの、シオヤアブのなわばりを昆虫が飛んでいくと、それを視認し、空中を素早く機動してターゲットの背後を取る。




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もしも奇襲に失敗して逃げられた場合は、それをしつこく追い回すことはせずに、また潜伏状態へ戻る。

 

 

 

3.背後から神経節を切断して即死させる

ターゲットを背中から抱えたまま地面へ落下する。

その直後、背後から、針のように鋭く硬い口吻をターゲットの神経節に刺し、切断する。こうなるとターゲットになった昆虫は即死せざるを得ない。

人間も、シオヤアブの口吻に刺されると太い釘が突き刺さったような激痛を覚えるほど攻撃力が高い。

この口吻は、たとえばコガネムシのような硬い甲虫でさえもつらぬくため、たいていの昆虫は刺されたら助からない。

消化液を注入して身体の内側を溶かし、体液を吸い取ってエサにする。




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シオヤアブと、他の強力な肉食昆虫達とのライバル関係

スズメバチ

 

短時間限定での機動力では、シオヤアブの方が大幅に上。空中戦では、スズメバチは毒針攻撃もできない。

なので、シオヤアブのなわばりに入り込んだスズメバチも、シオヤアブの餌食となりうる。

チャイロスズメバチやコガタスズメバチのような、サイズが中級クラスのスズメバチは倒しうるが、最大サイズのオオスズメバチでは勝つのは難しい。

 

 

 

オニヤンマ

 

オニヤンマがシオヤアブの存在に気づいておらず、そのうえで奇襲が成功すればオニヤンマを餌食にすることも可能となる。

しかし、オニヤンマは巨体で、飛行能力も非常に高いので、オニヤンマに先に見つかった場合はシオヤアブの方が食べられてしまう。また、奇襲が失敗して攻撃が外れた場合でも、オニヤンマの反撃に遭って敗れやすい。

オニヤンマとシオヤアブの戦いでは、先に相手を見つけた方が有利で、高確率で相手を食う。

 

 

 

カマキリ

 

シオヤアブと同じく、カマキリも草原中にひそんで奇襲を得意とする暗殺系の昆虫。




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ただし、シオヤアブがターゲットにするのは、なわばりの空間を飛翔する昆虫なので、カマキリと戦うことは滅多にない。カマキリで飛ぶのは雄だけで、しかも飛ぶこともあまりなく、いつも地面や草の上を這っている。

仮にシオヤアブとカマキリが戦った場合、シオヤアブの奇襲が失敗すると、カマキリの鎌に捕まって食べられてしまうことの方が多くなると考えられる。

 

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