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アフリカ大陸の多くの国で共通する、貧困や汚職等の社会問題

 

アフリカの多くの国々に共通している深刻な社会問題について調査したので分かったことを報告します。

 

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アフリカ大陸の多くの国で社会問題になっている、5つの問題

 

 

1「アフリカの多くの国々での、深刻な貧困問題」

アフリカの国々での、貧困の実状
  • 2015年時点で、
    サハラ砂漠以南の国々の、約4億1300万人が貧困ライン(1日1.9ドル以下の収入額)の生活を送っている
  • 食事は1日1食(主にイモや豆)で、トタン板とレンガで作ったバラック(粗造の仮小屋)で生活している、という人が多い
  • 「清潔で、十分な量の水」が慢性的に不足しており、
    不衛生な水を飲んで感染症にかかったり下痢による脱水症状で死亡したり、使える水が少ないせいで手や身体を満足に洗えずに不衛生状態になって病気を発症しやすくなる

アフリカ大陸の貧困国は、

アフリカ大陸北部に存在する広大なサハラ砂漠以南の国々に集中しています。

 

 

アフリカの多くの国々が、貧困状態におちいっている主な原因
  1. それぞれの国の国民性が、良く言えば細かいことにこだわらずにおおらか・悪く言えば怠惰である傾向があり、
    そのせいで仕事の納期や契約事項を守れなかったりビジネスで失敗することが多発してしまう
  2. 道路や鉄道や電力系統といった社会のインフラが不十分であり、そのせいで仕事の効率がいちじるしく低下している
  3. 国の子ども達が満足な教育を受けられない場合が多く(優秀な人材が育たない)、そのことに起因して、アフリカの国々の企業の国際競争力が伸び悩んでいる
  4. 政治家と企業の癒着・汚職がまん延しているせいで、国民の労働の努力が実を結ばなくなる場合が非常に多くなる
  5. アフリカ大陸の構造上、内陸国に属する国がかなり多く、内戦国や政治的に不安定な国と隣接している国は経済的な悪影響を受けやすくなる

 

 

 

 

2「アフリカの各国にはびこっている、汚職」

  • 特に警察組織で汚職(金銭や物品を渡すことで不正行為を見逃してもらうこと)がはびこっていると言われている
  • アフリカ大陸の国々の中でも、
    「リビア」「スーダン」「南スーダン」「アンゴラ」における汚職の程度が深刻であるとされている

アフリカの国々の間で最大級の問題になっている「貧困問題」は、

アフリカのその国の政治家達や企業関係者達によって為される汚職によるところが大きい、と言われています。




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政治家や企業関係者が利権(業者が公的機関などと結託して得る権益)を守るために汚職が為され、

それによって国民達に本来渡るべきお金が大幅に制限されたり、

適切な企業間競争がされないせいでアフリカの企業の競争力が成長しない、という深刻な弊害が生まれることになります。

 

 

 

 

3「複数の病気のまん延と、不十分な医療」

 

アフリカの国々でまん延している、複数の感染症
  • 「エイズ」「結核」「マラリア(ハマダラカの媒介するマラリア原虫の血球内寄生による感染症)」の3種類の感染症が、特にアフリカの国々でまん延している
  • マラリア以外にも、「黄熱」「デング熱」「フィラリア症」「チクングニア熱」といった、
    蚊(カ)に刺されることで発症する病気も、複数の種類がまん延している
  • 店で購入した食べ物・飲み物を摂取したことで、
    「サルモネラ」「腸炎ビブリオ」「赤痢」「腸チフス」「A型肝炎」「コレラ」「アメーバ赤痢」といったの経口感染症にかかる場合が多い

上記の病気以外にも、

ツェツェバエのような吸血昆虫に血を吸われたことで発症するタイプの病気や、




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湖沼や河川に棲息していて、そこへ入ってきた人間の皮膚から浸入して寄生するメジナ虫(寄生されたことでメジナ虫症という病気を発症)のような寄生虫が複数存在し、

アフリカ大陸の多くの国では、病気になるリスクがかなり高くて危険であると言えます。

 

 

アフリカの国々では医療体制が不十分で、多くの人達が亡くなる
  • アフリカでは、「続出する、大量の感染者・病人(医療体制によるケアが追いつかない)」「医師および看護師のような医療スタッフの、圧倒的な不足」「貧困が原因で医療費が出せず、病院で治療を受けられない」「自宅から行ける距離に、病院が1つも無い場合が多い」
    といったことが原因で、アフリカ以外の地域よりも、病気での死亡率がはるかに高い
  • 特に「幼児」「妊産婦」の死亡率が高く、
    幼児達のうちの13人に1人の割合が、5歳になる前に病気や栄養失調等で死亡してしまう

 

 

 

 

4「清潔な水が、常に不足していること」

  • アフリカの多くの国々では、清潔な水が慢性的に不足しており、
    川・池・底が浅くて砂ほこりが舞い込みやすい井戸などから、にごった水(泥・細菌・寄生虫・動物の糞尿が高確率で混ざっている)を汲んで、飲み水や生活用水にするしかない状況にある




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    • アフリカの多くの国々は発展途上国であり、「水道設備」「浄水施設」などの社会のインフラの整備に手が回らない国が多いことが原因

不衛生な水を飲み水や生活用水に使わざるを得ない状況は、数々の感染症や病気を発症するリスクが非常に高くなります。

この不衛生な水についての問題が、

本記事での「アフリカの国々でまん延している、複数の感染症」という社会問題を引き起こす、大きな原因となります。

 

 

 

 

5「紛争状態・内戦状態にある国が複数あり、その周辺国が悪影響を受ける」

 

アフリカ大陸で、紛争状態・内戦状態にある国・地域
  • リビア
  • マリからナイジェリア北部にかける地域
  • 中央アフリカ共和国
  • コンゴ民主共和国東部
  • 南スーダン
  • ソマリア南部

 

 

アフリカ大陸で、紛争・内戦が起こりやすい理由

植民地時代に引かれた国境が原因であるパターン

アフリカが植民地になっていた時代に、

異なる民族の種類に配慮せずに宗主国によって強引に引かれた国境が原因で、1つの国の中に異なる民族同士が混在する状況になってしまいました。

民族同士で、考え方やライフスタイルなどが異なる場合が多く、そのことで紛争・内戦が起こりやすくなります。

 

 




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イスラム急進主義の人々の活動が原因であるパターン

  • 北アフリカや、サハラ砂漠南縁部といった地域は、その住民のほとんどがイスラム教徒であり、これらの住民達が、
    イスラム急進主義をかかげるイスラム国(アフリカ大陸に地理的に近い中東地域やリビアなどを拠点にしている)の影響を受けて、紛争・内戦を起こしやすくなる
  • 汚職が横行して腐敗している政権に対して国民達が失望し、
    イスラム急進主義をかかげる武装集団に共感したり救いを求めて、紛争・内戦を起こすようになってしまう

 

 

豊富な天然資源をめぐる争いが原因であるパターン

  • プラチナ
  • クロム
  • チタン
  • コバルト
  • 原油
  • 天然ガス

などが、アフリカの各国で産出する主な天然資源

アフリカ大陸は各種の天然資源を豊富に産出する、世界有数の地域です。

そのため、採取された天然資源や、天然資源を産出する土地をめぐって、紛争・内戦が頻発することになります。

 

 

紛争状態・内戦状態にある国は、当然のことながら政治的にも国民達の生活面でもいちじるしく不安定になります。

さらに、紛争・内戦は国境を越えて隣接する国にも拡大する傾向があり、

結果として、アフリカ大陸にある紛争・内戦状態にある国々と、それらに隣接する国々が、不安定状態になったり国民達の命がおびやかされる事態になっています。

 




アフリカの各国が自立するために必要な、これからの3つの課題

 

 

社会のインフラを整備すること

  • 水道
  • 下水道
  • 道路
  • 電力系統
  • 電話やインターネットなどの通信網
  • 鉄道やバスなどの交通網

アフリカ大陸の多くの国は発展途上国に分類され、上記のような社会のインフラがいまだに不十分な状況にあります。

国民の生活を安定的なものへ変えたり、海外からの投資を増やすため(国が安定していると周りに判断されれば、アフリカの国の企業への投資額が増える)には、




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まずは相当の時間・労力・金銭を投入して社会のインフラを整備することが求められます。

 

 

 

 

子どもの教育体制を整備し、さらに充実させること

  • もしも子ども達に十分な教育がほどこされれば、アフリカの国々の人的資本が充実することへつながり、
    将来的にアフリカの各国の経済力が高まったり政治的に安定したり次の世代の子ども達を教育する大人達の質も向上する
  • もしも子ども達に十分な教育がほどこされれば、衛生意識が向上したり防疫の知識が身につき、アフリカで大きな問題になっている各種の感染症の被害者が大幅に減少する

アフリカの各国で問題になっている「貧困」「常に色々な病気が流行していること」「紛争・内戦」は、国民の無知によるところが大きいと考えられています。

子どもの教育体制を充実させることができれば、上記の問題はだんだん解決へ向かっていきます。

 

 

 

 

「食糧の自給自足体制を確立すること」

  • アフリカの国々では、急増する人口数に食糧の自給が追いつかずに、外国からの食糧輸入に頼っていることが実状
    • 「農作物の種子」「肥料」「農具や、トラクターなどの農業機械」などを購入するためのお金が不足していること
    • 灌漑(かんがい、田畑に水を引いてそそぎ土地をうるおすこと)をするための設備が無いせいで、自然の降雨に頼るしかないこと
    • 農業についてのあれこれの知識がいちじるしく不足していること
      などが主な原因

アフリカの各国で農業が発展し、食糧が自給自足できるようになれば、

アフリカの多くの国が自立するための大きな前進となります。

 

 

 

自給自足が求められている分野は農業に限らず、アフリカの各国の教育・医療・企業による経済活動など、多岐に渡ります。

アフリカの各国は数十年間にかけて、世界各国から金銭の寄付やボランティア活動での支援を受けてきましたが、現状、自立できている国は少数と言わざるを得ない状況です。

アフリカの各国が各方面での自立を果たすためには、

本項目で解説した「社会のインフラ」「子どもの教育体制」「食糧の自給自足体制」を、

アフリカの各国の国民の一人一人が努力して実現に向かわせることが強く求められています。

 




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