TV放送されるアニメ作品で、
「作画崩壊(アニメーション動画を構成する絵が、部分的におかしくなっていること)」が起こる主な原因を解説します。
アニメで作画崩壊が起こる、主な原因
作画崩壊の、その主要な原因
「時間」「お金」など、良い作画を生み出すために必要な資源が不足している
納期のスケジュールに無理があり、「時間」が足りていない
- 納期(金・注文品などを納める時期・期日)までの日数が短く、そのせいで、「十分なクオリティーのアニメ動画」を用意することができない
- 「時間が、ものすごく不足しているという状況」では、低クオリティーのアニメ動画にリテイク(やり直し)を出すことが不可能になりやすく、そのせいで作画崩壊を誘発しやすい
「原画」と呼ばれるタイプの絵
人物の動作の『起点の絵』『終点の絵』のそれぞれのアニメ画。
原画の重要度は非常に高く、そのおかげで、原画での作画崩壊は起こりにくいと言われている。
「動画」と呼ばれるタイプの絵
上記の原画の起点の絵・終点の絵の、その間のつなぎとなる大量の絵。
パラパラ漫画の絵がアニメーションとして動いて見えるのは、少しずつ違う絵が何枚も連続しているから。
動画は大量の数が求められるので、1枚あたりのクオリティーは低くなりやすく、動画の部分で作画崩壊が起こりやすい。
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「お金(制作予算)」が不足しているせいで、実力がある人材が足りていない
- 「アニメーター」を筆頭にして、アニメ制作に必要な各種スタッフの数が足りなくなる
- 「経験豊富で、実力が十分の作画監督(アニメの担当話の絵柄の品質を統一する役職)」を雇用できずに、作画崩壊を誘発しやすくなる
- 「海外の、作画の下請け会社」が料金が安いので仕事を依頼したら、作画が低クオリティーだった
- 低予算で制作せざるを得ない場合、上記のようなことが起こりやすくなり、結果として作画崩壊を誘発する
作画崩壊につながる場合がある、小さな原因
「高カロリーな構図の場面」で時間・労力が足りなくなり、作画崩壊が起きてしまう
- 大量の人間達が同時に動く、群衆シーン
- その場面に登場するキャラクターの服装や身体の形態がやたらと複雑であり、描くのに時間と手間がかかりすぎる
- たとえば、上記のリストのようなものが、ネット上で俗に「高カロリーな構図」と呼ばれている
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「キャラクターデザインが複雑で、作画が高カロリーな場面」の例
そのアニメ作品の作画が良くなる(人物・物体がぬるぬるとなめらかに動く)ためには、
「その作品は高人気が見込めるので、制作予算が潤沢であり、制作スケジュールの日程も余裕をもって組まれている」
という条件が不可欠になります。
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