アメリカやイタリアなどで問題になっている「不法移民(違法的に他国に住み着いている移民のこと)」について解説します。
「不法移民」についての、主要な問題
「正式な移民」として他国に認めてもらうためには、
・その国の言語能力がある水準以上であることを証明する、公的なテスト結果を保有している
・「特定の有用な技能」「ある一定以上の財産」を有している
・素行が善良であること
・基本的に、国に在留していられる年月に期限があること(永住資格を取得するためには、非常に厳しい条件・審査をクリアしなければならない)
といった風なかなりシビアな条件があり、
この条件を色々な事情でクリアできない人達が「不法移民」として違法に国に滞在することになります。
「不法移民」がよく行う違法行為と、不法移民に関する問題
ビザ(入国を許可する旨の旅券の裏書)が切れても、その国に滞在している
- 観光ビザ
- ビジネスビザ
- これらのビザの、滞在期限が切れても、不法にその国に滞在している
- 不法移民の中には、ビザすら持たずに「徒歩で越境」「小型船などで海岸から入国」などの手段で国に入ってくる者もかなり多い
- これらのビザの、滞在期限が切れても、不法にその国に滞在している
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窃盗・強盗などの、直接的な犯罪
- 移民先の国で、正式な手続きを踏まずに滞在しているため、まともな仕事に就けない
- このせいで生活で困窮し、お金・食べ物を狙って窃盗・強盗などの犯罪をする不法移民が多い
「移民先の国に元から存在する犯罪」を、不法移民が助長させてしまう
- 人身売買
- 違法薬物取引
- 違法な銃火器の、密売・密輸
- 不法移民はまともな仕事に就けないため、上記のリストのような犯罪に低賃金で加担する場合があり、
その国に元々あった犯罪組織・犯罪グループの維持・成長を助長させてしまう
- 不法移民はまともな仕事に就けないため、上記のリストのような犯罪に低賃金で加担する場合があり、
「不法移民」が、不法でもその国に入国・滞在し続ける理由
「安全」「経済的安定」などを求めて、違法でも他国へ移住せざるを得ない
祖国が、内戦・独裁状態などの原因により、住むことが難しい状況にある
- 特に、内戦・他国との戦争状態にある場合、国に留まっていると死の危険性が高いため、不法移民にならざるを得なくなりやすい
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「経済的に豊かな他国」へ移住すれば、自身も豊かになれる可能性が出てくる
- 祖国の経済状態が悪すぎる場合、たいていの先進国はその国よりも数段上の経済状態であるため、危険を冒してでも不法移民として滞在する人が多い
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