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高学歴という称号が役立つ場面は限定的で、信仰しすぎは禁物

 

高い学歴は、新卒での就活で大企業へ入る時にとても役立ちます。しかし、言ってしまえばそれだけのもの。

高学歴は、無いよりはあった方が良いけれど、自分を一生守ってくれるほどのシロモノではないのです。

「そんなに学歴を信仰しない方がいい」という事を調査したので、分かったことを報告します。

 

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学歴が役立つのは人生の限定的な場面でだけ

 

学歴が役立つ場面

  1. 新卒・まだ若い第二新卒の時期に大企業に就職しやすくなる(無い内定卒業や就職後即辞めなどのトラブルによって高学歴が無意味になる)
  2. 一部の大企業で、学閥に加わることができたり、学歴レベル別の幹部コースに乗ることができる

 

 

もちろん、高学歴の方の優れた知的素養と、並々ならぬ努力は嘘いつわりなしに尊敬します。模試で常に高偏差値をキープし、みんなの憧れの有名大学に見事入学した青春の光景は、ブログ管理人個人としても「凄い!かっこいい!」と心から敬服します。




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しかし、良い大学に入れば後はもう人生はバラ色……という思い込みには「それは違うだろ」と言わざるを得ません。

学歴が役立つのは人生のほんの一場面だけで、生涯自分を完璧に守ってくれる絶対的なお守りのような万能なモノではありません。

 

 

終身雇用制が崩壊し、正社員枠が減って非正規枠が増えていくこれからの日本社会では、複数の会社を転々と渡り歩くことが普通になっていくと考えられます。

これから先の世界で問われるものは、新卒時・第二新卒時にしか効果を発揮しない学歴よりも、「個人のスキル」と「その人が築いてきた職歴」です。

高い学歴にこだわって盲目的に何年も浪人を続けている人はけっこういますが、「たしかに高学歴はあった方が便利だけど、それでもあなたを一生守ってくれるものじゃないよ」とお伝えしておきたいです。




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大学入学後も、学歴にこだわり続けて修士課程・博士課程と学歴を高め続け、自ら就職の幅を狭めていく人も少なくないので、学校という狭い世界への過度な信仰は禁物です。

 




転職・中途採用では、もう学歴はほぼ無意味

 

「中途採用」で重視される基準

  • 職場では即戦力としての活躍が期待されるので「職歴」が重視される
  • 特定のスキルや、高度なコミュニケーション能力が高く評価される
  • 書類選考の段階では「有名大卒」という実績は評価されても、面接の段階では学歴の重要度は一気に下がってしまう

 

 

たとえば、旧帝国大学や、早慶を卒業している高学歴の方が、新卒時に就職せずに何年か後に就職しようとしても、「中途採用」では「職歴」が求められるので就職が難しいという現実があります。

勉強ができることが災いして、公務員試験・司法試験などに傾倒し、それらから撤退した後に就職しようとしても、新卒ではなく既卒でしかも職歴が無いので、どこにも受け入れてもらえないという事態になりがちです。これらの試験へ挑む際には厳重な注意が必要です。

 

学歴の効果についての有効ヒント集

 

「東大を卒業すれば、人生は完全にバラ色になる」
と信じている人ばかり。
学歴コンプレックスをこじらせて人に頭を下げるのが我慢ならずに、東大卒ニートが大勢いるぞ。
なまじ優秀だから超ハードな出世競争&激務の大企業へ行ってしまったがために、うつ病・パニック障害で潰れて、
以後は生涯を廃人として過ごす高学歴も大勢いる。

 

学歴って、優良企業に入るためのツールでしかない。
入社後は、別の能力のブラック耐性とかコミュニケーション能力なんかが求められる。
個人で活躍できて企業に依存しない人にとっては、そもそも学歴は不要。

 

何かしら一芸に秀でた人間・優れた才能をもっている人間は
それで食っていけるから学歴は必要ない。
凡人にとっては、学歴は最後のよすが・最後の砦だが。

 

日本人は
「学歴」と「職歴」の2つが人生全てだと思っている人が多すぎ。視野が狭すぎ。

そのせいで、そのどちらかでつまずきそうになると容易に自殺する。

 

女性の場合、子どもができて出産すると、
それまで築いてきた学歴・キャリアがパーになる。
アメリカなどと違って、日本では転職市場が未発達だから、一度レールから外れたらもう元のようには活躍できない。
以後は、旦那の職業で格付け・○○くん××ちゃんのママ、で周囲と張り合う人生になる。

 

大学と学歴にしがみ続けた人達がたどり着くのが「ポスドク」。
学問に生きる人の人生って、100か0かの人生を地で行く。
そして、9割以上の人は教授にも成功者になれずに底辺へと沈んでいく。

 

実際に面接をすれば分かるけれど、中途採用の場合は
「職歴」
しか見てもらえないよ。9割以上は職歴で可否を判定される。

 

入社後は、それまでの受験戦争とは別の新しい戦いが始まる。
学歴なんて気にする必要が無くなる。
いい年していつまでも学歴に執着している人は、頭が学生時代で止まっているか、会社に所属していない無職なんじゃない?

 




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資格なんて、所詮は社会が決めた基準の一つでしかないわ。弱いやつほどそういったものにすがるのよ、資格とか、学歴とかね。

 

高学歴なのに貧困状態である「高学歴ワーキングプア」

「高学歴ワーキングプア」が悲惨な理由

  1. 小さな頃から努力して有名大学へ入学できても、卒業後に仕事が無いので人生が詰む
  2. 修士課程・博士課程へ進んでも低賃金の仕事しか無いので、全然割に合わない
  3. 収入が少ないうえに、場合によっては、何百万円もの奨学金を返済しなくてはならない
  4. 高学歴であるという自負から生じるプライドと、無職・低年収の仕事という現状のギャップが、甚大な精神的苦痛を発生させ続ける

 

 

予備知識:高学歴ワーキングプアとは

有名大学卒・修士課程卒や博士課程卒といった「高学歴」であるのに、高学歴に見合った職に就けずに、任期付きの契約研究員である「ポスドク」・無職・ニート・アルバイトのような非正規雇用の身になってしまった人達を指す。

 

高学歴ワーキングプアが生まれる代表的原因

 

  • 修士課程卒はまだマシだが、企業側は実務経験が無くて賃金も高額な「20代後半の博士課程卒」を拒絶する傾向が強い
  • 博士課程卒の人間の数に比べて、彼らが就きたいと考えがちな大学教員の椅子の数が圧倒的に少ない
  • いくら大学での勉強・研究が得意でも、企業内で上手くやっていく能力や自分の頭で考えて稼いでいく能力は学力とは別物。お勉強しかできない人達は、いざ社会へ放り出されると途方に暮れることもよくある

 

 

高学歴ワーキングプア問題でひんぱんに取り上げられるのが、高学歴な博士課程卒達には社会常識が欠如している傾向がある、ということ。

身だしなみや態度に、社会人としてのマナーが感じられないと評価する面接官が多い。そのせいで、もともと博士課程卒を倦厭する一般企業は、なおさら彼らを採用したがらない。

学歴が高いと、プライドも高くて周囲の人間が扱いづらいという声も頻出する。

 

学部生からアカデミックな世界へ進むと爆死する人の特徴

 
爆死する人の特徴

  • 卒業論文作成の時点ですでに、能力的にも精神的にもいっぱいいっぱいだった
  • 研究室の、独特の無味乾燥とした雰囲気に不安感・緊張感を覚える
  • 教授に怒られまくって、教授という存在にトラウマを抱えている
  • 専攻分野の勉強・研究を面白いと思えず、義務や苦役としか感じられない
  • 「学歴」というものに信仰心を抱いている
  • 無名大学に在籍していて、その無名大学の修士課程・博士課程へそのまま進む
  • 人間関係の構築と運営が下手
  • 多少のコミュ障気質を補って余りある学力・研究心、といった感じの天才ではない

 

「稼ぐ能力」と「学力」は別物

 




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企業に属して稼がせてもらう場合、組織の歯車の1つに徹しきれることや、周囲との協調性が大切となり、これらの能力は学力とは関係が遠い。

組織に属さずに自営業者や企業社長として個人で稼いでいく場合、世の中のニーズを探し出してそれに応える(ありていに言うと大衆に媚びる)必要があり、自身の得意分野に応じてニーズに合うサービス・商品を調整していくことも求められ、学力とは能力の方向性が全然違う。

以上のことから、たとえ有名大学を出ている博士号持ちだからといって、必ずしも企業や商売の世界で上手くいくとは限らないことがいえる。

「有名大卒で、博士号ももっているのに無職なんてもったいない…。頭が良いから起業すれば成功できるのに…」という安易な考えは通用しないと考えられる。

 




博士課程へ進むのは「レールを外れる覚悟」が要る

 

博士課程へ進む人の動機のおおまかなパターンは

  1. 研究が好きで、修士課程だけでは物足りずにとことん極めたい
  2. 博士課程を修了して、その後に大学教員になりたい
  3. 学歴を高めれば高めるほど有利になると考えている
  4. 修士の段階で就活に失敗したりまだ働きたくないので、逃避目的で博士課程へ

 

 

動機はさまざまだが、博士過程へ進んでしまうと、大学卒業→企業就職という一般的なレールから大きく外れることだけはしっかりと覚悟しておくべき。

「大学卒業→企業就職という一般的なレール」は、特殊な才能や際だった志が無い人達がつつがなく人生を送れる救済措置のようなものなので、そのレールから外れた後は完全に個人の力で勝負せざるを得ない。

大学教員になりたい人の根回しの能力や、ちょうどアカポスが空くという運すらその人の実力、という世界。その事実を覚悟しておこう。

就職からの逃避目的で博士課程へ進むのだけは決しておすすめできない。教授からのプレッシャー&放置攻撃、研究しても全然成果が出ないこと、将来への不安などのもろもろと戦い続けることを考えれば、就職して金銭を得て自立した方が断然楽。

数学の公式や、科学分野での発見は、親が資産家で子どもの自分は働く必要の無い賢人達が、サロンに出入りしながら趣味的に発見していったものが多い。本来、学問や研究とはそういうもので、そもそも就職用のツールではないのかもしれない。

 




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