ニート達が抱きがちな、「投資で楽して大儲け!」の夢は、実際のところは実現困難…ということを解説します。
ニートや無職が株&FXで稼ぐのが無理な3つの理由
1「投資で勝つためには多額の種銭が必要だが、多くの場合にニートはそれを持ち合わせていない」
同じ1%アップでも、種銭が1000万円ならばプラス10万円、種銭が10万円ならプラス1000円と大差がある。株式取引では苦労して1ヶ月でプラス5%いけば御の字…というのが現実的で、「買った銘柄が一ヶ月後に10倍!」というような奇跡はまず起こらない。
種銭の額が大きければ専業トレーダーとして生活していくのも夢ではないが、多くの場合に、ニートや無職には1000万円近くの種銭を用意するのが不可能。
2「待つこと」がトレードで勝つ秘訣。そのため、1年のうちの大半はトレード非推奨
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その日のうちに売り買いを完結させる「デイトレード」では、1度の売買ごとに500円、1000円ほどの手数料が毎回かかるためにコストがかかりすぎ、しかもその日の急上昇の銘柄に飛びついて高値掴みをして含み損が増える一方…ということになりがち。つまり、トレードに抱きがちな幻想の「毎日株取引で○万円ゲット!」という事は、素人にはまず無理。
上昇トレンドか下降トレンドかを見極めた上で底値になるまで何ヶ月ものんびり待つとか、震災のようなアクシデントの影響で一時的に株価が下がった銘柄をすかさず買うとか、確実に勝つためにはどうしても「長期間待つ」ことが必要となる。そこまでやっても、1年で種銭がプラス20%もいけば十分…という世界。
仕事をしていて定期収入があり、片手間に日経平均株価や狙いの銘柄の株価を適当にチェックしつつ、頃合いを見計らって余剰資金で年に2~3回だけ売買をする…というスタイルが理想。リアルタイムで株価の上下を見つめるのは異常なストレス負荷となるため、それを避ける意味合いでも普段はなるべく株式市場から遠ざかっておいた方が精神衛生上、楽。
3「短期間でがっつり稼ぐ!のような方針だと本当に大変なことになる」
上記の通り、トレードは待ちと忍耐が要訣。それなのに、欲に駆られて短期間で一気に資産を殖やそうとすると、どうしても無茶をしがちになってしまい、それらは命取りになる。
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具体的には急上昇の銘柄に飛びついて高値掴みで含み損が膨らみまくったり、FXでハイレバレッジトレードで原資がすぐに吹っ飛んで種銭を失い再起不能、さらには追証金(借金)を背負うことになる。
投資は楽して儲かることはない、という冷徹な事実をどこまでしっかり認識できるかが生死を左右する。
株やFXについての、ネット民の至言
「長期保有していれば配当金とか株主優待が入ってきて、銀行預金金利より割が良い」
くらいの考えでのんびりやっていくべき。
短期的な上下におたおたして、いちいち売り買いしていたら、証券会社に手数料を取られ続けるだけ。
その店で、株主優待の券を使ってタダで食事ができるようになる。
全国チェーンの外食店をよく使うなら、株主優待狙いで買ってみると良い。
安定して利益を出せなかったり、相場を読み違えて破産することが当たり前。
株やFX一本で食っていこうなんて、底なしのバカ。
大金を借金しているんだから、リスクは非常に大きい。
FXで失敗して数百万円の追証金を食らっても、法的に自己破産が認められない。
季節ごとに株価の上がり下がりが明確だから株素人におすすめ。
「投資の方が、労働よりも利益効率が上」だと言っている。
現在、世界的な経済格差が起きている原因は、資本家・投資家が、労働者よりもはるかに儲けているのが原因。
向いていない人とは「簡単に儲かるんでしょ?」って考えの人。
向いている人は「投資行為が楽しくて、暇さえあればチャートや四季報や会社のホームページを見ている、投資オタク」。
元手がたったの100万円じゃ、生活費すら稼げない。
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トレードがどういうものかが痛いほど分かる。
月曜日6時~土曜日6時までぶっ通しで取引したりチェックしたり。
FXに手を出したら生活リズムが完全崩壊する。
毎日がものすごいストレスと不安で、夜は2時間おきに目が覚めて為替レートのチェック。
才能が無いと、社畜をやる以外に道が無いし。
と池上彰さんが言っていた。
結果、ずーっと銀行預金をしてせっかくのお金を腐らせ続けたり、銀行が勧めるぼったくり投資信託を買うハメになる。
1年半後に1.5倍になった。
株をやるうえで、1年で+20%を叩き出すのが、どれだけの神業が分かった?
株ができる人はすごいよ。
と言い出すところまで落ちぶれてからが、ニート生活の本番。
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