「お金」と「幸福度」の関係性・法則性で、特に重要な事実を解説します。
「お金」と「幸福度」のその2つの、関係性・法則性
1「年収7.5万ドル(約800万円)」で、人間の幸福度はほぼ頭打ち状態になる
- 「年収7.5万ドル(約800万円)」以降の年収額では、「金額の上昇」と「幸福度の上昇」の相関関係があまり見られなくなる、という有力な研究結果がある
- アメリカのプリンストン大学の、アンガス・ディートン教授(2015年にノーベル経済学賞を受賞)の研究結果
この研究結果から示唆される、お金と幸福度の関係
- 一般に言われている「お金があれば、幸せになれる」は、厳密な観点からすると不正確
- この研究結果を全面的に信用する場合、
「お金があればあるほど幸せになれる」は間違いであり、「お金が無いと不幸になる」という解釈の方が正しい
- この研究結果を全面的に信用する場合、
スポンサーリンク
「超激務である代わりに、報酬は高額」という仕事は、本項目の幸福度の頭打ち現象のせいで結果的に仕事の辛さの方が意識されやすくなるため、
ある程度の年収(生活が苦しくならない程度)が保証されていて、なおかつ
・自己実現(自己の素質や能力などを発展させ、より完全な自己を実現してゆくこと)が達成できる仕事
・自身が望むライフスタイルを実現しやすい労働形態の仕事
というタイプの仕事を選ぶことが、大きな幸福を実現するうえで重要だと考えられます。
2「幸福の観点」からの、お金の正しい使い方・間違った使い方
正しい使い方は、「快適さ」「安心」「不幸の回避」などの購入
- 自身がひんぱんに使うモノ(道具やサービスなど)をより快適に使えるように、高級品を購入したり、サービスのグレードを上げる
- 安心できるように、「医療費」「保険」などにお金をかけたり、健康を害さないように食費や体調改善の活動にお金をかける
- 「自身がやりたくないこと」を、お金を使うことでやらないで済むようにすること
スポンサーリンク
間違った使い方は、「さらなる幸福」の購入
- 「さらなる幸福」を購入しようとしても、「期待外れ」「お金をかけたのに、幸福度が全然上がらない」という事態になりやすい
- 「その人の性格・好みと相性が悪い分野が必ず存在し、そのような分野に金銭を費やしても幸福にはなれないから」
「その人のキャパシティー(容量)を超える分の娯楽を投入しても、処理できないから(たとえば、お金をかけて3人前の料理を一気に食べようとしてもほとんどの場合で食べ過ぎで気分が悪くなるだけ)」などの理由から - ほとんどの商品・サービスのそのクオリティーは、ある価格帯以上はクオリティーが頭打ち状態になり、そこからはいくらお金をかけたところで幸福度はほとんど上昇しないから
- 「その人の性格・好みと相性が悪い分野が必ず存在し、そのような分野に金銭を費やしても幸福にはなれないから」
本ブログ推奨の、書籍や漫画の読み放題サービス
コメント