相場の世界では有名な「靴磨き(くつみがき)の少年」のエピソードと、
現代社会における靴磨きの少年現象について解説します。
「靴磨きの少年」の解説と、現代の靴磨きの少年現象
「靴磨き(くつみがき)の少年」とは、
ジョセフ・P・ケネディ氏(第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの、その父親)が靴磨きの少年に靴を磨いてもらった際に、
「今、株を買えば儲かるらしいですよ」
といった趣旨の話を聞かされ、現状の相場のバブル状態を察知し、ジョセフ氏が保有していた株式銘柄を素早く売ったことで、
1929年夏に話した靴磨きの少年との会話の直後の、1929年10月から始まる世界恐慌を上手く避けることができた、
という有名なエピソードです。
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現代社会における、「靴磨きの少年」に相当する現象
『TV番組』で、資産運用の特集がひんぱんに組まれるようになる
- 本項目が「靴磨きの少年」に相当する現象の中で最たるものであり、投資家達にとっては最も危険な状況
- 資産運用の番組の内容は「トレードで儲かっている人達へのインタビュー」「つい先日、証券口座を開設してトレードを始めて利益を出している人へのインタビュー」「連日、色々な銘柄や株価指数が高騰していること」が典型例
- 本項目は、本記事で解説している各種の靴磨きの少年現象の中で最後発であり、暴落までの時間的猶予が最も短い
『証券会社のCM』が乱発されるようになる
- TVCM、あるいは、ネット上の動画投稿サイトなどで流れるCMで、証券会社の口座開設を促すCMがひんぱんに流れるようになる
- 近年では、ビットコインを始めとした暗号資産のバブルが形成されていた時期に、暗号資産専用の証券会社のCMがTVおよびネット上で乱発されていた
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『ネット上の各所』で、株価高騰・暗号資産の高騰が話題になり続ける
- SNSにおいて、多数のインフルエンサーが株価高騰・暗号資産の高騰をひんぱんに話題にするようになる
- 5ちゃんねるの本家・5ちゃんねるのまとめサイトのそれぞれで、株価高騰・暗号資産の高騰に関するスレッドがひんぱんに立つ・記事がひんぱんに投稿されるようになる
- 個人ブログにおいて、株価高騰・暗号資産の高騰に関する記事がひんぱんに投稿されるようになる
- 本項目は、本記事で解説している各種の靴磨きの少年現象の中で最初期に起こる
- 本項目の現象が現在起きている場合、
数ヶ月~1年以内にバブルの崩壊&暴落が起こる可能性が非常に高いため、いったん手じまいにして数ヶ月様子を見るか、暴落を警戒するタイプのトレード体制へ即刻移行するべき
靴磨きの少年が活発化した後、相場で暴落が起こりやすい理由
株価がバブル状態になっていて、実態の価値とはかけ離れた株価になっているから
- 靴磨きの少年達によって株の購入が相次ぎ、幅広い銘柄の株価や、各種の株価指数が高騰し続ける
- 上記の状況は、実態の株価・株価指数(企業の業績と国の景気状態と照らし合わせて、適正と判断される値)とはかけ離れており、
そのためある時点で「今の株価は不自然・おかしい」と気づく投資家達が増え始めて、売りが相次ぐようになる(株価・株価指数の暴落のスタート)
- 上記の状況は、実態の株価・株価指数(企業の業績と国の景気状態と照らし合わせて、適正と判断される値)とはかけ離れており、
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