バブル経済が崩壊した直後に起こることと、この世に存在するバブルの種類について調査したので、分かったことを報告します。
日本でバブルがはじけた直後に起こったこと
バブルに乗じて株式取引や土地転がしをして稼いでいた人達が
とんでもない損害を被った。
とんでもない損害を被った。
株や土地を触っていない一般国民達には
大した変化は起こらなかった。
ニュースで取り上げられても、
「バブル??崩壊???」
みたいな感じ。
日本の世相が徐々に悪くなる90年代後半まではのほほんとしていた。
大した変化は起こらなかった。
ニュースで取り上げられても、
「バブル??崩壊???」
みたいな感じ。
日本の世相が徐々に悪くなる90年代後半まではのほほんとしていた。
日経平均株価が急下降したが、
「まあ、これまで急激に上がりすぎたからね。ちょっとした調整局面だね」
と投資家達や一部の国民は思っていた。
しかしそこから、企業の倒産が増えだし、銀行が大量の不良債権を抱えているという問題まで出始め、
景気が上向くことは無かった。
「まあ、これまで急激に上がりすぎたからね。ちょっとした調整局面だね」
と投資家達や一部の国民は思っていた。
しかしそこから、企業の倒産が増えだし、銀行が大量の不良債権を抱えているという問題まで出始め、
景気が上向くことは無かった。
「夢をあきらめないで」系の歌が大ヒット。
当時の世相・人々の心情を如実に反映していた。
当時の世相・人々の心情を如実に反映していた。
「リストラ」
という言葉が社会でだんだん認知され始め、
ニュース番組や雑誌記事などで多用されるようになった。
という言葉が社会でだんだん認知され始め、
ニュース番組や雑誌記事などで多用されるようになった。
バブル崩壊のダメージを直接的に受ける形になった
証券マンや銀行マンは大規模リストラに遭って路頭に迷うことになった。
証券マンや銀行マンは大規模リストラに遭って路頭に迷うことになった。
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95年にオウム真理教の事件と、阪神淡路大震災が
立て続けに起こった事で、一気に世の中が不穏になり、
バブル崩壊のダメージにみんながだんだん苦しみ始めた。
立て続けに起こった事で、一気に世の中が不穏になり、
バブル崩壊のダメージにみんながだんだん苦しみ始めた。
・山一證券
・北海道拓殖銀行
・三洋証券
このあたりが倒産してから、ようやく世の中が
「もしかして、今の日本ってマズいのでは…」
と危機感を覚え始めた。
・北海道拓殖銀行
・三洋証券
このあたりが倒産してから、ようやく世の中が
「もしかして、今の日本ってマズいのでは…」
と危機感を覚え始めた。
街で景気良く散財する、
という遊び方から、
家族と家の中でささやかな贅沢を楽しむ、
という娯楽の常識へとだんだん移り変わっていった。
という遊び方から、
家族と家の中でささやかな贅沢を楽しむ、
という娯楽の常識へとだんだん移り変わっていった。
企業が新卒採用数を一気に減らし、
そのせいで就職できない高卒・大卒が激増。
これが、第一次就職氷河期世代。
そのせいで就職できない高卒・大卒が激増。
これが、第一次就職氷河期世代。
企業が社員に支給するボーナスが、
半年分→1ヶ月分になったり、ゼロになったりした。
半年分→1ヶ月分になったり、ゼロになったりした。
ボーナスの減少やカット、給与の減額のせいで、
住宅ローンの支払いを続けていた国民は思わぬ減収で返済計画が狂い、非常に困っていた。
住宅ローンの支払いを続けていた国民は思わぬ減収で返済計画が狂い、非常に困っていた。
バブル時だったからこそ上手く行っていた商売のタイプは、
のきなみ悲惨なことになった。
会社が倒産したり、夜逃げする人が続出。
のきなみ悲惨なことになった。
会社が倒産したり、夜逃げする人が続出。
97年に、製造業がのきなみ赤字へ転落。
製造業が日本の景気下落を食い止めていたから、
その支えが無くなってここから一気に落ちていった。
製造業が日本の景気下落を食い止めていたから、
その支えが無くなってここから一気に落ちていった。
バブルによる経済過熱によって、
株式投資や土地の転売で大儲けしていた小金持ち達がバブル崩壊でまっさきに焼かれた。
こいつらがバブルの恩恵を最も受けていたわけだから、転落も最も早い。
そこから時間差を経て、企業が苦しみだし、その後に企業に勤める社員とその家族がじわじわ苦しむ、
という流れ。
株式投資や土地の転売で大儲けしていた小金持ち達がバブル崩壊でまっさきに焼かれた。
こいつらがバブルの恩恵を最も受けていたわけだから、転落も最も早い。
そこから時間差を経て、企業が苦しみだし、その後に企業に勤める社員とその家族がじわじわ苦しむ、
という流れ。
90年代前半までは、バブルの余熱によって
「まあ、そのうち元に戻るだろ」と国民は楽観していた。
95年のサリン事件と大震災というショッキングな事件を境界線にして一気に国の空気と景気が悪化した。
「まあ、そのうち元に戻るだろ」と国民は楽観していた。
95年のサリン事件と大震災というショッキングな事件を境界線にして一気に国の空気と景気が悪化した。
いろいろあるバブル崩壊1「住宅・不動産バブルの崩壊」
アメリカにおいて2001年から2006年にかけて住宅価格が高騰したことを受けて、サブプライム層(過去5年以内に破産した者や、過去1年間で返済の30日間の延滞が2回あった、など、信用度の低い顧客のこと)向けのローン「サブプライムローン」が人気を博しました。
「サブプライムローンを利用して多額のお金を借り入れ、住宅を購入し、購入時よりも住宅価格が上がっていれば大きな利益が出る」という思惑のもと、多くのサブプライム層が住宅を購入しました。
しかし、2007年夏から住宅価格が下落し始め(住宅・不動産バブルの崩壊の始まり)、そのことによって
- 当初に見込んでいた利回りが得られなくなったことで、サブプライムローンの返済延滞が続出するようになった↓
- そのことを受けて、金融商品化されていたサブプライムローンの証券の信用度が急激に下がり、株式市場で証券が投げ売りされるようになった↓
- サブプライムローンに関する債権が複数の金融商品にも組み込まれていたため、株式市場で金融商品の投げ売りが続出し、金融市場が混乱することになってしまった↓
- このことが悪影響を及ぼし、2008年末にリーマン・ブラザーズが倒産し、リーマン・ショックが起こり、世界的な金融危機が起こった
いろいろあるバブル崩壊2「ITバブルの崩壊」
「ITバブル」とは、インターネット関係の先進的な事業への期待感から、その事業を行う企業群の株価が病的に過熱することを意味します。
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アメリカでのITバブル崩壊
- 1999年から2000年にかけて数多くのITベンチャー企業が立ち上げられ、IT関連企業の株価が異常に高騰した↓
- 2001年にITバブルが崩壊し、多くのITベンチャー企業が倒産した↓
- 2002年のアメリカのIT企業関連の失業者数は56万人に達した
日本のITバブル崩壊の一種「ライブドアショック」
「ライブドアショック」とは、IT関連の事業を展開していた新興企業・ライブドアが、2006年1月16日に証券取引法違反容疑で強制捜査を受けた事件です。
この日を境に、急騰していたライブドア株はストップ安を繰り返して大幅に株価が下落し、それにつられて数日間の間、日本の株式市場も日経平均株価が大きく下落しました。
その他の種類のバブル
- 原油・石油等の資源の価格バブル
- 仮想通貨の価格バブル
- 社会に株投資のブームが起きることでの株価バブル
- 急速に経済成長している国の経済バブル
- たとえば、中国がそう遠くないうちに経済バブルが崩壊すると言われている
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