貧乏な人や不幸な人の精神に染みついていることが非常に多い、「負け犬根性」の特徴について調査したので分かったことを報告します。
貧乏な人や不幸な人に染みついている、負け犬根性の特徴
予備知識:「負け犬根性」とは
勝負や挑戦をする前の段階から、「どうせ自分は負けたり失敗するだろう」と卑屈な考え方をするようになっている精神状態を、負け犬根性と呼びます。
その人の性根・根性が、負け犬(競争に敗れてすごすごと引き下がる人のこと)のそれになっていることから、負け犬根性というネーミングになっています。
「貧乏な人」の負け犬根性の特徴
- 「自信」を、ほぼ完全に喪失している
- 自分と他者を、生活面や収入面で比較することが多く、比較するたびに強い劣等感を感じている
- 無気力
- 「困難と向き合うこと」「挑戦すること」について、まず真っ先に「逃げたい」という気持ちがわき上がって来る
- 自身や、自身の親族が置かれている劣悪な環境から、もはや一生抜け出せないと考えていて、環境からの脱出を諦めている
- 経済的にも精神的にも余裕が無いせいで、他者への態度が攻撃的なものになっている
- 「どうせ自分は、貧乏人で負け犬」という考えが骨の髄まで染みついているせいで、
勉強や節制やもっと働くといった手段で貧乏状態から脱出することをしようとしない
「不幸でいる人」の負け犬根性の特徴
- 「自信」を、ほぼ完全に喪失している
- ひんぱんに愚痴(ぐち)を口にしている
- 「自分は一生、幸せになれない」という、諦観や確信をもっている
- 目の前のチャンスや挑戦事を前にしても、「できるはずがない」「上手く行くはずがない」と強く思ってしまう
- 「どうせ自分は、ダメな人間」「自分は、無力な人間」という考え方や感覚が、自身の精神に強く染みついている
- 口癖が「だって」「どうせ」「でも」など
- 「自分は『不幸体質』だから、常に不幸を引き寄せてしまうし、何をしたところで体質の問題だから不幸からは抜け出せない」
というオカルトめいた考え方をもっている - また不幸な出来事が起きても、怒りや悔しさなどが起こらず、納得感や諦観しか起こらないようになっている
- 自分という人間が大嫌いだったり、自分という人間に自分自身が愛着を抱けない
- 「頑張って、今の不幸な状況を打破すること」よりも「何も行動を起こさずに、ひたすら耐え続けること」の方を選択している
その人に負け犬根性が染みついてしまう、3つの原因
1「負けすぎているせいで、自信がゼロやマイナスの状態になっている」
本項目が、負け犬根性が染みつく原因の中で最大のものであり、同時に、負け犬根性が発生することの根本的原因です。
- たてつづけに失敗する・負ける↓
- 自信がゼロやマイナスの状態になり、強度の無力感を抱くようになる↓
- 強度の無力感のせいで、「自分は何をしても上手く行かないし、何をしても救われない」と確信するようになる(この状況が、負け犬根性が染みついた状況)
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Step1.失敗して、自信を無くす
Step2.自信のなさから守勢に入る
Step3.勝負所で思い切りや踏ん張りが効かなくなり、更に失敗しやすくなる
Step4.八方塞がりなので思考停止の無謀な大博打/一発逆転を試みて大失敗する
Step5.自分は敗北者側だという意識が骨の髄まで染み渡る
2「色々な理由から、状況を変えるための行動を起こせないでいる」
- 変化することを強く恐れているなど、勇気が無い性格
- 面倒くさがりな性格
- 能力不足のせいで、どうすれば状況を好転できるかが思いつけなかったり考えつけない
- もともと生まれつきネガティブな性格であり、現在の不幸な状況に納得して、その状況に安住してしまっている
などが、主な理由
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3「その人が置かれている状況が、あまりにも悪すぎる」
- 貧困家庭育ち
- 生まれつきの性格があまりにもネガティブだったり、性格が悪すぎて自分のそばに人が寄りつかない
- 何かしらの身体障害・精神障害、あるいは発達障害を抱えている
- 能力(学力・精神力・体力など)が低すぎて、挑戦事で勝ったり成功することがほぼ不可能
などが例
置かれている状況が悪すぎるせいで、
平素の出来事から、自身が成功したり底から這い上がることができるイメージがいっさい浮かばず、そのせいで負け犬根性が染みつく、というパターンも多いようです。
「負け犬根性」と「学習性無力感」の関係
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- 症状:強度のストレスを受け続ける環境・状況にいても、その状況から抜け出せる可能性すら考えず、無力感・絶望感・焦燥感といった情緒的混乱に至る
- 原因:過去に自身がしてきた経験から、「自分が何をやっても、状況は何も変わらない」と脳が学習をしてしまったことで、劣悪な環境から抜け出そうという行動を起こさなくなるから
「負け犬根性が染みついて、自身が置かれている状況を好転させる行動を起こさなくなる」という状況は、
「学習性無力感」が発症している状況と酷似しています。
したがって、負け犬根性が染みついている人達は、学習性無力感が発症していることが原因である可能性がかなり高い、と考えられます。
- 精神科医によるカウンセリング治療や、もしも患者がうつ状態を呈している場合は投薬治療を行う
- 日常の中で、「小さな成功体験」を少しずつ積み上げていき、そのことで、挑戦・成功・失敗などに関する自身の認識を矯正していく
などが、学習性無力感の主な治療方法
精神科を受診して精神科医の助力を乞うことも、治療のための1つの手ですが、
「負け犬根性を直すこと」「学習性無力感を治すこと」に共通している根本的な治療方法は、
「小さな成功体験をコツコツと積み上げていくことで、自信を築いていくこと」
です。
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