まくらカバーの汚れの種類と、汚れによる健康被害を解説します。
「まくらカバーに付着している汚れ」の、主な種類
1「頭皮からにじみ出す皮脂(ひし)」
- 頭皮には膨大な量の毛穴が存在し、それらの毛穴から多量の皮脂(皮脂腺から分泌される半流動性の脂肪性物質)が分泌され、まくらカバーを汚す
2「フケ」
- 微細なフケ(頭皮の角質細胞に分泌物がまじりあって乾燥し、鱗状となってはがれるもの)がまくらカバーに蓄積されていき、まくらカバーの汚れになる
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3「汗・よだれ」
- 「頭皮」「顔」から分泌された汗
- 睡眠中に、口からこぼれ出たよだれ
- これらは、まくらカバーの直接的な汚れとなる
4「まくらカバー上で増殖した雑菌・ダニ」
- 本記事で前述した「皮脂」「フケ」「汗・よだれ」を養分にして、雑菌がかなりの速度で繁殖してしまう
- 一晩で約4倍の量へ増え、1週間で約11倍〜12倍程度へ増えるという実験結果がある
- 「皮脂」「フケ」はダニのエサになるため、まくらカバーでダニが繁殖してしまう
5「整髪料・化粧品」
- 整髪料・化粧品を落とさずにそのまま就寝すると、それらが油汚れとしてまくらカバーに染みつく
- さらに、まくらカバーに残留している整髪料・化粧品が、次回の睡眠時に顔に付着することで肌荒れを引き起こす
まくらカバーが汚れていることによる、主な健康被害
1「頭皮・顔の、その皮膚と肌が荒れる」
ニキビ・肌荒れが起きやすくなる
- まくらカバーに蓄積しているあれこれの汚れ・繁殖している雑菌が原因で、ニキビ・肌荒れが起こりやすくなる
- ニキビ・肌荒れがずっと続いている人は、まくらカバーの汚れが原因である可能性が高い
- 顔に加えて、
「うなじ」「両肩」といったまくらカバーに接触する部位に長期的にニキビ・肌荒れが起きている場合、
状況から見てまくらカバーの汚れが原因であることがほぼ確定
頭皮が荒れた場合、薄毛・ハゲが引き起こされやすくなる
- 頭皮の炎症
- 頭皮ニキビが多数できること
- これらが原因で薄毛が引き起こされたり、薄毛の進行が加速することが多いため、ハゲやすい中高年男性にとっては特に危険
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2「まくらカバーで繁殖したダニのせいでアレルギー症状が起きる」
- アレルギー性結膜炎
- 鼻炎
- 喘息
- アトピー性皮膚炎
- これらの症状で長期的に苦しんでいる場合、まくらカバーで繁殖しているダニによるアレルギー症状である可能性がある
参考:まくらカバーの洗濯・交換の頻度は1週間に「2回」を強く推奨
- まくらカバーの汚れ方の進行度合いは「下着」と大差無く、しかもニキビ・肌荒れ・アレルギー症状を引き起こしやすくて危険性も高い
- この事情により、1週間に2回洗濯(1週間に1回では不十分)、もしくは、まくらカバーを2つ用意してそれを洗濯をしながら交互に使うことを強く推奨
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