韓国における過度の学歴社会や深刻すぎる少子化など、韓国の社会問題について調査したので分かったことを報告します。
韓国における、5つの社会問題
1「あまりにも過酷な、韓国の学歴社会」
- 韓国の有名大学である「ソウル大学」「高麗(コリョ)大学」「延世(ヨンセ)大学」に入学しないことには大企業に入社できないため、
韓国の若者達は大学受験に向けて死にものぐるいで勉強せざるを得ない- 上記の3大学は、英字での頭文字を取って「SKY(スカイ)」と称され、韓国では羨望の対象の大学とされている
- 日本の「東京大学」に相当する、韓国のソウル大学の入試倍率は、約8倍
- 韓国では、小学生の頃から、昼間の学校教育が終わった後に塾通いをすることがなかば当たり前であり、大学受験の時期まで勉強漬けの日々が延々と続く
- 韓国では、大学受験の結果の可否が人生の成否を左右しすぎるため、大学受験に失敗した若者が次々と自殺してしまうことが社会問題になっている
詳細は後述しますが、
韓国では「ソウル大学」「高麗(コリョ)大学」「延世(ヨンセ)大学」の入試に合格しないとろくな就職先が無いと言っても過言では無いため、
大勢の学生がこの三大学の入試に殺到し、入試倍率がすさまじいものになってしまいます。
2「極めて深刻な、韓国の就職難事情」
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- 韓国では、「少数の財閥系の大企業が、国の経済力の大部分を担っている」という一極集中構造を取っており、
中小企業の数が少なくて、若者達の就職が困難、という社会問題がある - 「サムスン電子」「現代自動車(ヒュンダイじどうしゃ)」「SKグループ」「LGグループ」が韓国4大財閥とされ、
2017年度では、韓国の上位10社の売上規模が韓国のGDPの44.3%を占めていた- 韓国では、上記の4大財閥と、その系列企業の、経済市場での存在感が大きすぎて中小企業がすぐに淘汰されてしまう傾向があり、
4大財閥企業とその系列企業に入社しないとまともな額の収入が得られない
- 韓国では、上記の4大財閥と、その系列企業の、経済市場での存在感が大きすぎて中小企業がすぐに淘汰されてしまう傾向があり、
- 2018年度での韓国の青年失業率(15~29歳)は9.5%であり、
フリーター・ニート・就職浪人なども失業者に含めると、15~29歳の若者の20%以上が失業状態になっている
韓国4大財閥企業に入社するためには、
「ソウル大学」「高麗(コリョ)大学」「延世(ヨンセ)大学」といった有名大学を卒業することがなかば必須であると言えます。
そのせいで、
本記事の1「あまりにも過酷な、韓国の学歴社会」で解説したように、韓国の受験戦争が過熱化し、受験をする学生達にひどい負担がかかることになっています。
3「国民間での経済格差が大きくて、幸せになるためのイスの数が少なすぎる」
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- たとえば、韓国での財閥企業の代表格である「サムスン電子」は、入社試験の競争倍率は700倍を超える
- 韓国での最上位レベルの大学である「ソウル大学」「高麗(コリョ)大学」「延世(ヨンセ)大学」を出ていても財閥企業に就職することは困難であり、
高学歴であっても就職できない高学歴ニートが韓国では大勢いる
- 韓国での最上位レベルの大学である「ソウル大学」「高麗(コリョ)大学」「延世(ヨンセ)大学」を出ていても財閥企業に就職することは困難であり、
韓国では、
- 有名大学に合格することが裕福になることの最低条件であるが、当然、有名大学に合格できない若者も大勢出てくる
- 人生の大半を捧げて勉強をして有名大学に合格できても、韓国には「大企業」「中小企業」の数自体が少ないせいで、高学歴であっても企業就職できない若者が大勢出てくる
といった事情により、
「ごく少数の成功できた若者」と、それ以外の「有名大学に合格できなかったり、企業就職ができなかった大多数の若者」という、国民間で二極分化した状況が形成されることになります。
4「男女間での深刻な対立」
- 2020年現在、韓国では女性達によるフェミニズム運動(女性の自己決定権を拡張しようとする運動のこと)が非常にさかんであり、
そのせいで、女性と男性の間のみぞがかつてないほどに深まっている - 韓国の男性側は、
「男性ばかりが兵役を課せられて(韓国では男性には兵役義務がある)、その兵役によるブランク期間のせいで男性が就職活動でいちじるしく不利になること」「女性のフェミニスト達が男女同権を主張しているにもかかわらず、いまだに恋愛などにおいて男性が女性をリードすることを強く求められること」
などを理由にして、フェミニズム運動を行う女性達と対立することが非常に多い
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5「世界最悪レベルの、韓国の少子化現象」
- 2019年度、韓国の合計特殊出生率は0.98であり、世界で初めて合計特殊出生率が1.0を下回った国として話題になった
- 国家の国民数を維持するためには合計特殊出生率が2.08程度必要であるとされ、上記の韓国の数値では未来に向けて国民数が減る一方であることを意味している
- 韓国の出生率が低すぎる原因は、
韓国では若者の男女の雇用状況が不安定で結婚が難しいことや、
80~90年代に韓国で男児至上主義が流行していたせいで女児の堕胎が多かったことや(そのせいで、現代の韓国で女性が少なくなっている)、
本記事の4「男女間での深刻な対立」で解説したように韓国で男女の仲が険悪になっていることなどが挙げられる
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