韓国経済が不安定であることが多い現象の、その原因・理由を解説します。
韓国経済がかなり不安定である現象の、主な2つの原因
1「韓国では、少数の大企業によって国が支えられている状況になっている」
2度の通貨危機を経て、韓国では多くの中小企業が倒産してしまった
- 1997年
- 2007年
- 韓国では、上記の2つの年度で通貨危機(ウォン(韓国の通貨単位)の記録的な下落)が起こり、韓国経済が大きな混乱におちいり、この際に体力がとぼしい中小企業が大量に倒産してしまった
- このことが、「韓国における、高い失業率(大企業は競争率が高すぎて、多くの若者達が失業状態を強いられる)」「韓国での名門大学の入試に合格して、将来的に韓国の大企業に就職するための、地獄の受験戦争」の大きな原因になっている
- 韓国では、上記の2つの年度で通貨危機(ウォン(韓国の通貨単位)の記録的な下落)が起こり、韓国経済が大きな混乱におちいり、この際に体力がとぼしい中小企業が大量に倒産してしまった
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「少数の大企業」の調子が良い時はよくても、調子が悪くなると韓国全体が不調になってしまう
- 半導体
- 自動車
- 携帯電話(スマートフォン)
- 家電
- 韓国では上記のリストのような産業が強いが、
これらの産業をになっている少数の大企業が不調になったり、
世界情勢の変化によってこれらの商材の需要が減少すると、韓国経済そのものが大きく傾いてしまう- 韓国経済では「半導体産業」が大きな存在感をもっているが、
半導体は需要の波が非常に大きく、3~4年の周期で好況と不況が循環するため、その影響で韓国の半導体産業も業績に波がある
- 韓国経済では「半導体産業」が大きな存在感をもっているが、
- 韓国では上記のリストのような産業が強いが、
高い失業率のせいで、韓国の家計債務残高がどんどん膨らんでいく
- 韓国では、大企業と、それ以外の中小企業の経済格差が非常に大きく、中小企業で働く場合、満足な収入を得られない
- 中小企業の数自体が少ないせいで、そもそも働くことさえできない若者もかなり多い
- これらの事情のせいで、韓国では生活苦から借金に頼る家庭が非常に多く、韓国の家計債務残高はGDP比で104.2%(2021年6月時点)
2「ドル」と「ウォン(韓国の通貨単位)」の為替レートの影響を大きく受けるから
- 韓国経済の大部分は、「原材料を輸入→韓国内の企業で加工→出来上がった製品を輸出」という加工産業に支えられている
- 輸入する原材料のその価格は、その時々での為替レート(特に、ドルとウォンの為替レート)に左右される
- だいたいの場合において、「1ドル=1200ウォン」という値に近い為替レートが韓国経済にとって望ましく、
これよりウォン高になってもウォン安になっても韓国企業に悪影響が出やすい(許容できる為替レートのレンジが極端に狭く、そのことが韓国経済の大きな弱点)
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