日本では一般的な「萌え絵」が、
東アジア圏の国(韓国や中国や台湾など)で流行している理由と、
海外での萌え絵の評価について解説します。
東アジア圏における、萌え絵の事情
『日本的な萌え絵』が得意な国
- 韓国
- 台湾
- 中華人民共和国
韓国出身の、人気イラストレーター
Tiv
CUTEG(カム)
Anmi
スポンサーリンク
台湾出身の、人気イラストレーター
Hiten
中華人民共和国出身の、人気イラストレーター
Saru
黑猫
台湾・韓国・中国で、萌え絵が発展している理由
スポンサーリンク
日本の市場規模が大きいため、日本で流行している絵柄をマネする必要があるから
- 「日本における、漫画やアニメや同人誌などのオタク系コンテンツの市場規模」は、韓国や台湾などのそれよりもずっと大きい
- 上記の事情により、
日本で活躍できれば大金を稼げたり有名になりやすいため、実力があるイラストレーター達が日本で流行している萌え絵を学ぶことが多くなる
- 上記の事情により、
自国ではイラストの法的規制が強すぎるせいで、日本的な萌え系イラストを描きたくなるから
- 中国や韓国では、イラストにおいてエロに関する規制が非常に強く、「キャラの露出度が高いタイプのイラスト」「女性キャラの見た目が、少々幼いイラスト」はすぐに規制されてしまう
- 上記の事情により、
中国や韓国からすれば「ありえないほどに絵の規制が緩い日本」の萌え絵を見習いたくなったり、
pixivなどで「H寄りの萌え絵」を公開して日本人からの人気を獲得したくなる
- 上記の事情により、
海外(主に欧米)では、萌え絵という文化はほとんど浸透していない
海外で、萌え系アニメの人気があまり出ない理由
「イラストにおいて、重要視するもの」が萌え絵の特徴とはかけ離れているから
- 絵柄が、写実的であること
- 絵柄が、西洋画的であること
- 顔のパーツで、「鼻」「くちびる」がはっきりと描かれていること
- キャラの体つきが、セクシーであること(”可愛い”という概念が、あまり理解されない)
- 欧米圏(特に、アメリカ)で、上記のリストのような要素がイラストで重要視されるため、
それらの要素とはかけ離れている萌え絵は、欧米ではあまり支持されない傾向がある
- 欧米圏(特に、アメリカ)で、上記のリストのような要素がイラストで重要視されるため、
海外の動画配信サービスで、日本の萌えアニメが配信されていない場合が多いから
- Amazon Prime Video
- Netflix
- 上記のリストに代表される動画配信サービスで、
その国で高人気を見込める「ドラゴンボール」や「ONE PIECE」などは配信されていても、
それ以外の日本の萌えアニメは海外ではほとんど配信されておらず、海外の人々には萌えアニメにアプローチする手段がほぼ無い状況
- 上記のリストに代表される動画配信サービスで、
スポンサーリンク
萌えアニメのストーリーや作中雰囲気を、退屈に感じてしまうから
- 萌えを売りにした作品は、「日常系」「女の子キャラの魅力をひたすらクローズアップし続け、バトルや事件はほんのスパイス程度」というパターンがかなり多い
- 本記事の海外において、日本のアニメ作品に主に求められている要素の項目の海外での人気要素とは大きくズレているため、退屈に思われて人気が出にくい
欧米圏では、日本の萌えキャラは「児童であり、法的・文化的にアウト」と見なされやすいから
- 欧米圏では「児童の性的搾取」に対する法的規制と、それらを忌避する国民文化が、どちらも非常に強い
- 日本のアニメファン達の基準では全く問題無い容姿の萌えキャラであっても、
欧米圏の判断基準では児童と判定される場合が多々あり、そのせいで、公共の場では日本の萌えアニメの話題が難しい
- 日本のアニメファン達の基準では全く問題無い容姿の萌えキャラであっても、
海外で人気の日本のアニメと、海外の人々にウケる作品要素
海外で特に人気が高い、日本のアニメ作品の一例
- カウボーイビバップ
- 攻殻機動隊
- NARUTO
- BLEACH
- バッカーノ!
- 鋼の錬金術師
- ドラゴンボール
- セーラームーン
- AKIRA
- 新世紀エヴァンゲリオン
- 進撃の巨人
- 僕のヒーローアカデミア
- Dr.STONE
- ワンパンマン
- ヴィンランド・サガ
- ソードアート・オンライン
- DEATH NOTE
- クレヨンしんちゃん
- ポケットモンスター
海外で人気を博す日本のアニメは、上記のリストの作品が常連です。
「萌えを前面に押し出したタイプの、深夜アニメ」が大人気になることは、なかなか無いようです。
スポンサーリンク
海外において、日本のアニメ作品に主に求められている要素
- アクション(格闘・暴力犯罪・追跡劇などの要素)
- ハデな演出や、ハデな画面効果
- ヒーローバトル
- 勧善懲悪のストーリー
- 「もともと、海外ウケする作風」であること(たとえば、カウボーイビバップやHELLSINGや僕のヒーローアカデミアなど)
- 「サムライやニンジャのような、日本の特有の文化」が、その作品に色濃く反映されていること(たとえば、鬼滅の刃やNARUTOなど)
本ブログ推奨の、アニメ見放題サービス
コメント