日本での生活・人生が、海外の多くの国々の生活よりも、大幅にイージーモード(難易度が低くて簡単なモードであること)である理由について調査したので分かったことを報告します。
日本での生活がイージーモードである、7つの理由
1「日本では、水道の水がちゃんと飲めること」
- 「日本の水道水」が、煮沸消毒などをしなくても、そのまま飲めることは、世界的に見て非常に特殊なこと
- 「水道水が、飲料水としてそのまま飲むことができる品質を保っている国家」は、世界196ヶ国中で日本を含む15ヶ国しかない(2016年時点)
「水道管の敷設と、敷設した水道管の維持」「水の浄水処理」「水質の検査・管理」には多大な人的・金銭的なコストが必要であるため、
ごく限られた豊かな国でしか、水道水をそのまま飲むことができません。
- 道路
- 電車やバスなどの交通機関
- 下水道
- 電力系統
- 電話回線やネット回線などの通信網
といった社会のインフラの整備状況も、世界的に見て日本は非常に高いレベルにあります。
2「日本では、世界最高レベルの治安の良さが社会で維持されている」
- 日本の安全度は、レガタム研究所(イギリスのロンドン拠点)での順位付けでは、世界3位とされている(2017年時点)
- なお、1位は「シンガポール」、2位は「ルクセンブルク」
- 日本では無防備に街中を歩いていてもスリ・ひったくり・恐喝・暴力などの犯罪被害に遭う確率が極端に低く、
夜間でも安全に外出ができるという、世界的にも希有な治安の良さ - 国によっては、市民に多大な悪影響を及ぼしているマフィアのような犯罪組織も、日本ではほぼゼロに近い
3「日本では、学校を卒業すれば、新卒というだけで簡単に企業就職ができる」
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高校・大学などを卒業した後、新卒という状態であるというだけで、就職活動をすれば容易に企業就職ができる。
- 欧米企業ではポジション採用が一般的であるため、就職しようとする学生には「そのポジションをこなす専門技術・専門知識」がはっきりと要求される
- ポジション採用とは、たとえば、「アカウンティング・マネージャー」というポジションの業務を入社当初からそつなくこなせる人材のみを採用する、ということ
- 1年間程度の長期的なインターンシップを、在学中にする必要が出てくることが多い
- 欧米企業では、「過去の就業経験」が企業側から強く求められるため
- アメリカでは、「大学での学業成績」「大学での専攻・副専攻の内容」「修士号や博士号をもっているか否か」ということも、企業就職にあたっていちじるしく重要視される
- 即戦力となる学生の多くが、過酷な業務を行う企業(日本でいうところのブラック企業)の末端ポストに就職せざるを得ない
4「日本では、医療体制と生活のセーフティーネットが充実している」
- 「国民皆保険制度」により、医療費を3割自己負担するだけで、怪我や病気の際に気軽に病院へ行くことができる
- 医療制度や衛生体制が未発達な国では死因の上位である感染症(インフルエンザなど)で日本人が死亡することも、海外と比較すればずっと少ない
- 「生活保護制度」により、失職などで生活が行き詰まった国民は、生活費を国に負担してもらえることが多い
- 子どもが餓死したり、路上生活を強いられることも、日本ではほぼ起こらない
小さな子どもが感染症や飢餓で死亡することが日常、という状況の国も数多くあります。
そんな中で、子どもも大人も感染症・飢餓・高額の医療費によって治療を受けられないことで死亡することが日本ではほぼ起こらないことは、素晴らしい状況であると言えます。
5「相当なミスをしたり、いちじるしい能力不足でない限り、会社を解雇されない」
- 日本企業では、相当な大ミスをした場合や、長期的に何の成果も挙げていない場合を除き、企業側から一方的に解雇されることはまず起こらない
- 欧米企業では、その国での法的な解雇規制が存在しないため、企業の業績悪化やその社員の能力不足を理由にして、即日解雇されることが非常に多い
「ある日突然、会社をクビになって、路頭に迷うこと」がほぼ起こらないというだけでも、日本の社会人の生活の安定度は、アメリカやヨーロッパ圏の国のそれとは雲泥の差です。
6「テロによる被害や、デモ・暴動による被害も、日本ではゼロに近い」
- 「多人種・複数の宗教が混在している国」「国民の気質がアグレッシブな国」では、散発的なテロ・デモ活動・暴動により、大量殺人や店舗や家屋の破壊や商品の略奪が起こり、罪の無い国民達が大きな被害を受ける
- しかし、日本では上記のようなテロ・デモ・暴動とその被害はゼロに近い状況
7「変な国家体制が、日本では敷かれていない」
- 一部の国で現代も施行されつづけている、徴兵制度(大部分の国民に、兵役に服す義務を課す制度)
- 国が一党独裁状態にあり、「政府を批判する者は警察組織によって逮捕される」などのディストピア的な社会体制
- その国に「国教」が存在しているせいで、自身の人生・生活そのものが宗教に振り回されてしまうこと
- イギリスにおける階級社会体制
このような、国民にとって大きな不利益になりうるタイプの国家体制が、日本には無い
日本社会にあるいくつかのマイナス点は、仕方が無い側面がある
一例として、「日本のブラック労働環境」が仕方無いことである理由
- 「日本のほとんどの社会人が会社で働き続けるため」には、企業の業務上での非効率さを、社員達の長時間労働で補うしか方法が無いから
- 企業の業務上での効率性を優先して、能力が不足している社員達を次々と解雇してしまうと、企業で働けずに生活が困窮する日本人が続出してしまう
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日本では、社会の運営方針で重視することが
「貧窮や病気や犯罪の被害で苦しむ日本人の数を、できる限り減らすこと」
「国の治安を良くして、国民が安心して暮らせるようにすること」
などであり、「防御重視の方針」であると言えます。
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(これに対して、医療体制や国民の雇用保障などに力を割かずに、経済成長に大部分の力を注いでいる欧米は「攻撃重視の方針」と言える)
本記事で解説した日本の治安の良さや高レベルなインフラや就職のしやすさなどに加えて、
- 非常に高水準の食文化
- 日本で市販されている日本製品・日本製の消耗品の品質の高さ
- ゲームやアニメや漫画などの趣味文化の完成度の高さ
- 国の経済力が、世界第三位という非常に高い水準にあること
- 海外の国々からすれば病的にも映るほどの、手洗い・うがい・入浴・衣服の洗濯を欠かさない潔癖な生活態度
- 慎み深い国民性のおかげで、人間関係においてお互いに礼儀正しく接し、直接的な暴言や暴力が滅多にないこと
などのような大きな美点がプラスされます。
その美点は、日本人達の絶え間ない勤労の努力によってようやく実現されているものであり、
たとえば「日本のブラック労働環境」は、『あちらを立てればこちらが立たず』といった部類のものであるので、仕方が無いものであると目をつぶるべきかも知れません。
日本の欠点について不満を漏らす方も多いですが、
「仮に恵まれすぎていると、そこで満足しようとせずに、さらに何もかも要求して完全無欠の状態を目指そうとしてしまう」
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という傾向が人間にはあり、日本に不満を漏らす方はその一例だと考えられます。
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