「女性向けの、正統派百合漫画」で、主に扱われるテーマを解説します。
「正統派の女性向け百合漫画」でよく扱われる6つのテーマ
1「ただの友情」から「友情以上の何か」への変遷の過程
- 2人のうちの片方が、もう片方へ「友情以上の、正体不明の感情」を抱いていることを自覚し、その謎の感情の内容・本質を探っていく
- ストーリーの流れを通して、
その謎の感情が恋愛感情である可能性が高いことを知り、苦悩したり、苦悩の末に付き合うことを決断する、という感情の変遷に焦点を当てた描写が多い
- ストーリーの流れを通して、
- 本項目が、正統派百合漫画のテーマとして最頻出のもの
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2「2人の恋愛にともなう、あれこれの障害」
- 「同性同士での恋愛」が、世間で冷たい目で見られやすかったり、本人達にどこか負い目があること
- 「女性アイドルと一般人女性の恋愛」「女性教師と教え子の女生徒の恋愛」といった、色々な点で非常にマズい関係
- 女性同士の人間関係にほぼ確実にともなう「嫉妬や見下しのようなドロドロした感情」が邪魔するせいで、自分の気持ちに素直になれない
- 百合漫画では、上記のリストの「2人の恋愛にともなう、あれこれの障害」をテーマにすることが非常に多い
- 本記事の「ただの友情」から「友情以上の何か」への変遷の過程の項目ほどではないにせよ、この項目もかなりの頻出テーマ
3「恋をしている相手の『意外な一面』を知ってしまうこと」
- 王子系キャラとして女の子達に大人気だった女性が、かっこいい見た目に反する内面(実はメンタルが弱かったり乙女チックな趣味があったり)を備えていたこと
- 育ちが良いお嬢様なのに、内面にちょっとした問題がある(サディスティックだったり、反社会的な気質を備えている、など)
- 一見すると幸福そうに見えるものの、実は内面に独特の虚無・満たされない願望などを抱えている
- 一例として、上記のリストのようなストーリー展開が多い
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4「年上の素敵なお姉様と恋人関係」
- 年上で、なおかつ、美人・聡明・高度のカリスマ性などを備えたお姉様キャラと、年下の主人公が恋人関係になり、お姉様キャラに庇護してもらったり主人公が相手を支える役目を果たす
- 百合小説として有名な「マリア様がみてる」における、上級生と下級生が姉妹の契りを結ぶ『スール制度』に似た性質の恋人関係
5「モテて、ちょっと悪い女の子」に翻弄される
- 女の子達にモテまくり、同時に複数の女の子達と付き合っている
- ちょっと意地悪な性格で、相手の女の子をもてあそぶような言動が多い
- 上記のリストのような特徴を備えた「モテて、ちょっと悪い女の子」に、主人公の女の子が振り回されたりもてあそばれたりするストーリー
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6「社会人同士での恋愛関係」
- 親・周囲の人間達からの「(男性と)結婚して身を固めることを要求するプレッシャー」に、2人がどう立ち向かうか
- 2人のうちの片方が、「世間体」「経済的な安定」を優先して不本意ながら男性と結婚しようとしていて、2人の恋人関係を解消する意向
- これらのようなテーマのストーリーが多い
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