非常に稀少な、「魅力的な、クズ・外道・ゲスキャラ」の主な特徴を解説します。
かなりレアな、魅力的なクズ・外道キャラの特徴
1「憎めない・愛嬌がある悪党キャラ」
- 犯罪の内容が、かなりせこい
- 作中で複数回登場するが、毎回、自業自得的な結末になる
- 上記のリストのような「強い小物感」「小悪党」といった特徴を備えた悪役キャラ
本項目の具体例:アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の、ねずみ男

・強欲であり、とにかく意地汚い性格
・悪事の内容が、主に詐欺(さぎ)であるなど、悪役としてはかなりしょぼい
・直接的な戦闘能力は、ほぼゼロ
・言動が下品であり、しかも不潔
・すぐに裏切り、仲間達からも信用されていない
・強者・権力者に媚びへつらい、そのせいでかっこ悪い
このような、『人間が共通して持つ、なさけない部分』を思いっきり強調したような悪役キャラであり、毎回せこい悪事を働くものの、
結局は自業自得・墓穴を掘るなどの経緯で痛い目に遭ったり、猫娘(鬼太郎サイドに付いている妖怪)にキツいお仕置きをされたりと、
毎回きっちりと報いを受けるため、視聴者からはあまり嫌われない。
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2「複数の難しい条件を満たした、小悪党キャラ」
- ストーリーの最初から最後まで、一貫してクズ・外道であること
- 「魅力的な悪役キャラ」というカテゴリー内において、クズ・外道タイプ(やっている悪事の内容が非常にえげつないタイプ)であること
- クズ・外道キャラであるため、「自身の信念・大きな野望のために、必要な行為として悪行をしている、大物の悪役キャラ」とは全く違っている
- クズ・外道の悪役キャラではあるが、多くの人々が共感する悩み・小市民的感覚を備えていて、悪役なのにどこか身近な存在であるように感じられる
本項目の具体例:ゲーム「ペルソナ4」の、足立透(あだち とおる)

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警察官としてエリートの経歴があったものの、中央署から地方の警察署へと左遷されてしまい、
都会で出世することを目標にしていた足立は、自身の人生に対してやる気を失う。
能力自体は優秀であるが、根気に欠ける性格でプライドが高く、
そのせいで次第に足立の目的は、努力し続けて中央署へ返り咲くことではなく、世の中への恨み・不満をつのらせる方向へ進んでいく。
テレビのディスプレーの中に広がる異空間(多数の怪物が徘徊している)に出入りできる特殊能力に目覚めた足立は、
自身が好意を抱いていた女性に拒絶された恨みから、女性を2人も異空間の中へ突き落として殺し、
自身の灰色化した人生に刺激をもたらすために、一連の殺人事件を裏側から操るようになる。
ゲスな殺人犯・犯罪者ではあるものの、そのリアルなみじめさと小物感がプレイヤー達に好感され、
味のある悪役としてそれなりに有名。
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