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中世ヨーロッパ風の異世界ファンタジー作品にありがちな設定集

 

異世界ファンタジーは昔から根強い人気を持ち、近年ではライトノベル分野を中心にして異世界ファンタジーもの一強状態を築きつつあります。

正統派の異世界ファンタジーものにありがちな事を調査したので分かったことを報告します。

 

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「魔法」が使える世界

 

色々な異世界ファンタジー作品に共通して見られるお約束の設定である。自分の魔力や、人間よりも上位の神や悪魔から力を借り受けて、破壊や治療や状態変化のような魔法を使うことができる。

魔法に代表される、条理をねじ曲げる不可思議要素が許されているので、死者蘇生や人間をより高位の精神生命体などへ昇華させる展開もよく見られる。

その人に魔法の才能が有るか無いかで、社会での優劣や階級が分けられる事も多い。




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人間以外の「異種族」がいる世界

 

人間よりもはるかに強い身体能力をもつ、巨大で多種多様な「モンスター」や、高い知能と言語と文明をもち、人間と世界を分かち合っている「エルフ」や「ドワーフ」や「オーク」や「ドラゴン」のような異種族がいる。

世界を高みから俯瞰している、神や天使や魔王のような神がかり的な上位存在も当然のように居る。

多くの場合に非力な人間にとっては、侵略されて絶滅させられないか戦々恐々の世界状況。魔法や知恵を使った戦略で、多種族との均衡を保っているようだ。

 

「聖」と「魔」がはっきり区分された世界

 

「聖」の方は神官・聖女・神託を聞き届ける巫女など。「魔」の方は人間を害するモンスター・邪教徒・悪意をもって運用される黒魔法など。

善と悪の二項対立の構造が明確化された世界であり、聖でも魔でもない、その中間…というあいまいな存在はほとんど見受けられない。




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「騎士道精神」という独自の概念

 

不正を許さない騎士道・正々堂々と一対一の勝負など、この高潔な騎士道精神に連なる思想が異世界ファンタジーの随所に盛り込まれている。

異世界ファンタジー作品にとってお約束の、剣や盾や鎧や弓矢のような古典的武具を使って戦う展開も、この騎士道精神に基づいたものだろう。

 

「明るいファンタジー」と「暗いファンタジー」に分かれる

 

明るいファンタジーは、剣と魔法をもって悪を征伐し、世界を平和へと導き、中世ヨーロッパ風な異世界ファンタジー世界の暮らしを楽しむ王道的作品。どちらかというと青少年向け。




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暗いファンタジー=ダークファンタジーは、モンスターの侵略によって人類が滅亡の危機に瀕していたり、非道な魔法実験の犠牲で人間が人ならざる化け物へと変わってゆく過程を描いたりと、凄惨なストーリーの作品。どちらかというと大人や、ゴシックホラー分野が好きな人向け。

 

人々の生活と文化

庶民編

 

中世ヨーロッパを思わせる街並で、それぞれの人達が仕事をして暮らしている。食事はパンやスープや肉料理など。宗教はキリスト教に似たもので、ほとんどの人が入信して心の支えにしている。

剣士や魔法使いを募集して、モンスター討伐や怪事件の調査の仕事を与える「ギルド」も設定として頻出。

税金を搾り上げて良い暮らしをしている貴族や王族への反発心から、庶民が決起して革命が起こったりすることも多い。

国が組織した治安維持部隊は一応あるが、法整備と倫理観が行き届いておらず、盗みや殺しが横行して風紀が乱れた社会が多い。

 

 

王侯貴族編

 

たいてい、どの作品でも腐敗している。彼らがたしなむ豪華な宮廷料理が美味しそう。

うわべだけは上品に付き合いながら、裏では権力争いが理由のドロドロした権謀術数…という政争がらみの展開が多い。




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国王は清廉か屑の二極化、裕福な貴族達は浮世離れして他の貴族の噂に耳ざといなど。ちなみに、現代人は普通程度の年収の人でも、過去の史実の貴族達よりもよほど良い暮らしと食事をしているようです。

平民の主人公が功績により成り上がり、貴族の身分を与えられ、領地や財を手にしてゆく…という異世界ファンタジー流のサクセスストーリーもよくある。

魔王復活計画や、他国を圧倒する新兵器を開発するための人体実験など、金と権力にものを言わせて裏で非道な事をしていることが多く、腐敗した国そのものがラスボス…という作品も少なくない。

 

他の作品分野と異世界ファンタジーの関係性

 

「恋愛・ラブコメ作品」と異世界ファンタジーの関係

人間の男女がいれば恋愛は成立するので、異世界ファンタジーとの親和性は高い。異世界ファンタジー作品の重大なエンタメ要素として、恋愛展開が登場することが多い。

 

 

 

「現代世界の日常作品」と異世界ファンタジーの関係

魔法もモンスターも登場しない平和な日常作品なので、異世界ファンタジーとの親和性は極めて低い。せいぜい、一般人が異世界ファンタジーワールドへ召喚されるための導入部に日常設定が利用されるくらいが限界。

 

 

 

「SF」と異世界ファンタジーの関係

アーサー・C・クラークの「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」との言葉通り、科学技術が高度に発展した未来世界で、異世界ファンタジー作品に登場する不可思議要素がSF流に転用されることはままある。

たとえば、科学技術で人造の天使を創造する実験や、遺伝子操作した動物が突然変異して凶暴化し人間対モンスター群のような構図など。




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現代では、求められる異世界ファンタジーの質が昔と違っている

 

王道的な異世界ファンタジー作品が昔は多かったが、近年では異世界ファンタジー作品の需要が高まりつつ、求められる内容が昔とは違っている。

ゲームのRPGをプレイして育ってきた平成生まれ世代が理解できるように、ネットゲームの仮想空間へ没入して中世ファンタジー世界風のゲーム世界でプレイヤー達が「魔法使い」や「剣士」や「武闘家」のようなジョブになることで、レベルアップやスキル獲得やクエスト達成によって異世界ファンタジーワールドを楽しむような趣旨の作品(いわゆるネトゲもの)や、

平凡な一般人がファンタジー要素がある異世界へと転移・転生し、その世界で、転生時に獲得した特殊能力や現代世界の知識を応用して活躍する、という異世界転生もの、という作品分野が人気を博しています。

 

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