Z世代(1990年後半頃から2012年頃にかけて生まれた、生まれつきネット・スマートフォンに親しんでいる世代)が、
ネットから影響を受けて形成された価値観について解説します。
「Z世代」の、ネットから影響を受けている価値観
1「日本社会・自身の人生などに悲観してしまう場合が少なくない」
- 日本社会の、少子高齢化や国際競争力の低下などが原因の強い閉塞感
- 「親ガチャ(運による、両親の能力・経済力の善し悪しで、子どもの人生が大きく左右されること)」という現象があること
- たとえば、これらをネット検索を通して知ってしまい、日本社会・自身の人生などに悲観してしまう場合が少なくない
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2「多数の情報にアクセスすることはできるものの、情報の取捨選択能力が追いついていない」
- インフルエンサー(SNSや動画投稿サイトのようなネットの場における、世間に大きな影響力をもつ人のこと)
- ネット上の個人ブログ
- Z世代は上記のような存在が発信する情報を鵜吞みにしてしまう傾向が強く、情報にアクセスする能力は高くても、その能力に取捨選択能力が追いついていない
- ここで言う情報の取捨選択能力とは、与えられた情報群のそれぞれに根拠を求めて検証し、正当・妥当である情報を選別する能力のこと
- 「あれこれの情報に瞬時にアクセスできるようになったこと」で万能感を覚えて、自身の知性・判断能力を過大評価するZ世代の若者が非常に多いため、注意が必要
- Z世代は上記のような存在が発信する情報を鵜吞みにしてしまう傾向が強く、情報にアクセスする能力は高くても、その能力に取捨選択能力が追いついていない
3「まっとうな労働」に拒絶反応を示す場合が少なくない
- ネット上で得た各種情報により、「日本はブラック企業だらけであること」「まっとうに働いたとしても、資本家の収入効率にはおよびも付かないこと」を知ってしまっている
- この事情から、「投資」「法的・倫理的にグレーゾーンなお金儲け(たとえばパパ活など)」などの手段に信頼を置くケースが珍しくない
- 本記事の2「多数の情報にアクセスすることはできるものの、情報の取捨選択能力が追いついていない」の項目のインフルエンサーなどに影響されている場合が多く、
彼らは自身の金銭的利益のために都合の良い発言していることがほとんどであり、盲信することは非常に危険
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4「SNSや動画投稿サイトの大普及により、Z世代同士の一体感が強くなった」
- SNSで拡散される、求心力が高い「投稿メッセージ」「投稿動画・投稿写真」を対象にして、みんなで共感し合う
- YouTubeのような動画投稿サイトで、人気の動画や人気のYouTuber・VTuberなどを対象にして、動画へのコメントを通してみんなで共感し合う
- 上記の状況により、Z世代同士の一体感は強くなったものの、
その代わりに、「自分自身の頭で考えて、意見したり行動すること」は以前の世代よりも困難になっている
- 上記の状況により、Z世代同士の一体感は強くなったものの、
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