出産手当金の増額など、単に補助金・税金を費やしても少子化問題は解決しない理由を解説します。
補助金などのお金の投入では、少子化問題は解決しない理由
そもそも、国が過去最高レベルで豊かだった時期でも少子化傾向だった
- 身近な例として、日本がバブル経済期(だいたい1986年~1990年頃の年代)にあった時期でも、日本における出生数は減少傾向にあり、少子化状態におちいっていた
- 仮に、「少子化の原因=国民に出産・育児・教育のための資金が不足しているため」とするなら、
過去最高レベルで豊かだったバブル経済期に出生数が大幅に増えていなければおかしいということになる
- 仮に、「少子化の原因=国民に出産・育児・教育のための資金が不足しているため」とするなら、
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「国民の価値観」が昔と全く違うため、お金があっても結婚・育児をしたがらない
「人生の価値観」が多様化したせいで、結婚することへの圧力が大幅に低下した
- 自由恋愛が推奨されるようになり、お見合い文化は過去の物になった
- 「独身」というライフスタイルが、現代社会で許容されつつある
- 主にこれらが原因で、「無理してまで結婚する必要は無い」「恋愛適性・結婚適性が高い人達だけが結婚すれば良い」という価値観が定着している
娯楽系コンテンツが充実しているため、結婚・育児の優先度が低下した
- 「恋愛」「結婚」と同等以上に楽しいコンテンツが、現代ではあふれている状況
- 「恋愛」「結婚」には、相応の大きなコスト・不確実性(頑張ったところでハッピーエンドになる保証が無いこと)が必ずともなうため、
低コストで確実に楽しめるタイプのコンテンツの方を選択する人が増えてきている
- 「恋愛」「結婚」には、相応の大きなコスト・不確実性(頑張ったところでハッピーエンドになる保証が無いこと)が必ずともなうため、
「現代の国家が目指している方向」が、少子化を促進させるものになっている
「女性の力」が強くなればなるほど、少子化が加速する
- 「女性の社会進出」という各先進国が目指している状況そのものが、少子化の大きな要因になっている
- 社会進出が実現して女性の経済力が高まった場合、経済的安定を求めて男性と結婚する必要性が低下し、独身を選択する女性が増えていくから
- 女性は「社会でのヒエラルキー上位の男性(だいたい、上位2割~3割の男性)と付き合いたい・結婚したい」「上昇婚(自身よりも上の社会階級・経済力の異性と結婚すること)をしたい」という結婚観を備えている場合が非常に多く、
社会進出によって女性達が上位になればなるほど上位層が多くの女性で占められるようになり、上記の結婚が達成困難になるから- この結婚観は女性の本能的感覚にもとづくものであるため、意思による変更がほぼ不可能
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「危険の無い、安定した世界」では社会は少子化方向へ向かっていく
- 有名な動物実験で、「安定・安全なケースの中でネズミ達を繁殖させると、ある時点から少子化が発動し、最後は絶滅する(25回の同様の実験で、25回とも絶滅した)」という、
少子化の本質的原因を示唆する結果が存在する- 仮に、少子化の大きな原因が「社会に命の危険が無く、生活が安全であること」だとすると、人類の文明は日々どんどん安全・安定なものになっていくため、少子化は必ず起こる運命だと言える
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