若者全体に広がる未婚率の上昇と、離婚率の上昇で、現代の婚活は苦戦必至の状況です。
どうしてこんな状況になってしまったのか?現代の結婚難の原因を調査したので、その結果を解説します。
現代の「婚活」と「結婚成就」が大苦戦する4つの理由
1.価値観が多様化して、結婚が必須の時代ではなくなった
現代社会は、いろいろな形の人生・考え方・価値観が認められています。
そのせいで、「人間は全員結婚して子どもを産むべき!」という考え方は前時代とされるようになり、「べつに結婚する必要はない」と考える男女が増えてきました。
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2.ネットが国民的に普及して、結婚の負の側面が知れ渡った
「いつでもどこでもネットがスムーズに閲覧できるスマフォ」が誰でも持てるようになったことで、これまで各家庭内で封鎖されていた結婚の諸問題が全世界へと暴露されました。
家庭内不和・夫もしくは妻の不倫リスク・離婚したときにうける大きなダメージなどが、スマフォでネット検索すれば手に取るように分かるので、そのせいで結婚を躊躇する男女が増えてきています。
3.非正規雇用の身で働かざるを得ないので結婚が難しい
年収が低くて雇用状態が不安定な非正規の場合、結婚が難しいという現実があります。男性だけの問題ではなく、女性も非正規だと、男性はそのような女性を結婚相手に選びづらくなる傾向が強いです。
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4.女性の社会進出で、男女共に結婚しづらい状況へ
「女性の社会進出」を目指す政的施策が進み、女性が自活するようになったので、女性が男性を頼るために結婚をしたいと考えないようになってきています。
それのみならず、女性が企業で本格的に働くということは、女性がキャリアを優先するせいで初婚年齢が上がったり、結婚相手に自分以上の年収・社会的地位を求めるようになるので、男女共に結婚しづらい状況を招くことになります。
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男女共に結婚相手に求める理想のハードルが上がりすぎた
- テレビや雑誌で見慣れている美男美女でないと満足できない
- 結婚相手には、ある程度以上の年収を求める。女性が男性に高年収を求めるのはもちろん、男性も同じように女性にある程度の稼ぎを求めるようになった
- 男女共に「顔と性格が良くて、経済状態も良い異性と結婚したい!」と、理想の相手以外は受け付けられないような精神状態になってしまっている
大学進学率が上がり、男女共に「大卒以外はお断り!」という考え(高卒の人を結婚対象外にすることで最初から選択の幅を狭めている)や、自分の幸福を大切にする個人主義の浸透が結婚のハードルを上げ続けているように感じられます。
また、ネット上に結婚のリスク・女性叩き・離婚率などの口コミが次々と寄せられていて、それを目にする多くの人達の結婚意欲をそいでいるのが現状です。

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「我慢」をしなくなった現代の男女
- 「恋愛至上主義」のせいで、結婚して数年で恋愛感情が消えれば、男女共に結婚している意味が無いと考えるようになった。
「恋愛至上主義=結婚は恋愛感情によってするべきもの」という考えの悪影響を受けている。 - 昔の結婚目的は「世間体」「親族同士のつながりのため」ということで離婚は容易ではなかった。
しかし、現代では恋愛の延長として結婚するのが主流なので、相手の性格・生活態度・悪い癖に対するちょっとした不満も我慢せずに、容易に離婚する。 - 全体主義よりも、個人の幸福を追求する「個人主義」が現代は主流になりつつあり、嫌な思いをしながら結婚を続けるなら、個人主義を優先して離婚した方が男女のたがいのためと考えるようになった
「生涯未婚率」は確実に上昇中
- 生涯未婚率は男性で23.37%、女性で14.06%
- 2010年の調査時よりも、男性で+3.23ポイント、女性で+3.45ポイントと大きく伸びた
2015年の国勢調査より
平成27年版厚生労働白書より
生涯未婚率の予測推移も、将来はもっと高くなる見込みです。
現代は「初婚の年齢」がぐっと上がってしまっている
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- 男性30.9歳
- 女性29.3歳
平成25年度、厚生労働省調べ
1980年から現在まで、ほぼ一貫して男女共に初婚年齢が上がり続けています。
おまけに「離婚率」も上昇
2019年現在、日本の離婚率は35%程度と考えてさしつかえありません。
「3組に1組は離婚する」ということですが、この離婚率の計算方法は、その年の結婚件数に対して離婚数の割合、というものなので、実際に離婚しているのは熟年夫婦が多くを占めるようです。
2014年度・総務省の「人口動態統計」によると、「30~34歳の女性」が離婚を実行する割合が最も高く、この女性の年代が、妻にとっても夫にとっても離婚が起こりやすくて危険、と言えます。
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