正式に、結婚という契約を結んでしまうと、法的に自由が制限されまくったり、義理の親戚が増えたりするのが嫌で、結婚に踏み切れないで居るカップルは相当数に上ります。
そこで、婚姻届を出さずに、結婚生活のような同棲をして自由に子どもを育てる「事実婚(じじつこん)」が増えつつあります。
事実婚の内容について調査したので分かったことを報告します。
「事実婚」とは何なのか
「事実婚」とは、「婚姻届を提出しないで、男女が夫婦的な生活を送ること」です。
法的に入籍していないので、自由かつ気軽に夫婦生活を打ち切ったりすることができるのが魅力的です。
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ただし、法律にもとづいた婚姻関係ではないので、本来の夫婦に適用される優遇措置が受けられなかったり、事実婚で生まれた子どもが「非嫡出子」となって両親との法的結びつきが弱くなる、といったデメリットもあります。
事実婚の3つのメリット
1.結婚よりも、「束縛」が圧倒的に小さい
事実婚ならば、
- 結婚をする際のように、男女のどちらか一方が姓を変更する必要がない
- 結婚生活のように、男女がずっと共同生活をする必要がない
- 仮に事実婚を解消して別れることになっても、戸籍に×がつかない
- 男女それぞれが「良き夫」「良き妻」になる必要が無く、状況に応じて必要な役割を分担すれば良い
このように、事実婚は男女が法律や関係に束縛されにくいのが最大のメリットです。
2.事実婚は理にかなった関係
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結婚してから何年も経ち、とっくに愛は冷めているのに、世間体や離婚手続きの煩雑さから仮面夫婦を続けている家庭は非常にたくさんあります。
事実婚ならば法律に縛られていないので、愛が冷めたら自由に別れることができ、無駄な共同生活をいつまでも続ける必要はありません。
事実婚ならば、結婚に付きものの義父・義母の干渉、新しくできた親戚一同の干渉もほぼゼロなので、事実婚をしている男女同士の気持ちと都合を最優先することができます。
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3.「子どもが欲しい」という願いが叶いやすくなる
自分の血を受け継いだ子どもが欲しいと願っている男女は多いのですが、子どもをもうけるために結婚するとなると、あれこれの法的義務や他者との共同生活を強制されるので、そのせいで子どもを作れない人ばかりなのが実状です。
事実婚ならば法的な婚姻関係にないので、子どもが欲しい男女同士で子どもを作って育てることができます。

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事実婚は結婚と子をもうける事のハードルを大きく下げる
何ヶ月もかけて結婚式の段取りを決めることや、300万円以上もかかる結婚式、家庭内での夫婦の不和や、その後の離婚のリスクなど、事実として結婚のハードルが高すぎる今の日本社会は、非婚化へと進んでいます。
莫大な金銭的・時間的コストをかけて結婚し、何年も夫婦喧嘩で苦しんだ挙げ句、お互いボロボロになった末に結局離婚する…というのは見方によっては一種の茶番劇なので、それを避けるために気軽に結婚・気軽に離婚、という結婚と子育ての大きくハードルを下げる社会的装置がどうしても必要になります。
これまでの形式や、旧い倫理観に縛られていてはただ少子化が進む一方なので、事実婚もこれからは先進国の中で必要性が増してくる見通しです。
事実婚のデメリット
- 確定申告などの税務関係で、「配偶者控除」の優遇を得ることができない
- 子どもが生まれた場合、「非嫡出子」という婚外子扱いになる。
父親が役所で手続きをして「認知」をしないと、「非嫡出子は父親の相続人になれない」「非嫡出子は父親に扶養費を請求できない」「非嫡出子は父親の氏を名乗れない」といった問題が生じる。 - 事実婚では、相手を法定相続人にはできない。
遺言による相続人にすることは可能だが、相続税がかかってしまう。 - 生命保険での保険金の受取人に指定するのが困難であるなど、色々な制度の保障対象外であることが多い
- 男女2人の関係が事実婚であること・事実婚の意味を話相手に説明するのがめんどうで、理解や信用を得られない場合も多い
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